
ボブ・ディランの「ロング・アゴー」を聞くと、
友人の長いアゴを思い出すdapandaです。
披露宴などで記念写真を撮っていると「私のカメラでも撮って下さい」
とゲストの方にカメラを渡されることもあります。
1台受け取ると「私も私も」となり、
最終的には10台ぐらい渡されることもしばしば。
やはりゲストの皆様も新郎新婦のお二人と一緒に、
写真をたくさん残したいですもんね。
でも最近会場によっては、
そういったゲストのカメラ使用しての撮影は一切していないところがあるのです。
なぜなら、ゲストのカメラで撮影した際に運悪くそのカメラが故障し、
その責任をカメラマンや介添えさんの責任を追求され、
弁償をさせられるケースが増えたためだそうです。
ゲストが渡す際に適当に渡して、
うけ取り損ねて破損、そして全額弁償というケースもあるようです。
「適当に渡されて、受け取れなかったら弁償」
なんともこわいゲームです。
カメラなんて安いものではありませんから、そういったケースが増えれば、
「撮影はしない」というスタンスはある意味仕方ないかもしれませんよね。
僕も実際何回かそういったことがありました。
カメラを受け取るときは両手を出して受け取るのですが、
そのゲストは誰かと話しながら、よそ見をしてカメラを放り投げてきました。
よく広場などでイヌに「ほらとってこい!」
と飼い主が投げる棒のようにカメラを投げていました。
まあ、あいにく僕はイヌではなくパンダですのでそんな遊びはいたしません(笑)
幸い床はじゅうたんだったので何事もなかったのですが、
石とかタイルとかだったらと思うと肝が冷えますよね。
でもそのゲストは「何で受け取らないんだ」という顔を僕にしてましたけどね。
あれではイチローでも取れないですよ。
あとは結婚式が始まる前でのゲストの控え室でのことです。
控え室でニコニコしている新郎新婦と写真を撮りたいと、
カメラを渡される際にゲストの方が電源を入れながら僕に渡してきました。
僕の手元に渡った時点でポケットカメラ背面の液晶表示がつきました。
その画像をみてみると、なんだか画面が真っ赤なのです。
少しアングルを変えると真っ青になったりと、どこかの政治家のように玉虫色です。
「これは…カメラ壊れているんですか?」と聞くと、その画面を見て驚いたように
「人のカメラを壊しといてそんな言い方はないんじゃないですか!」と( ゚д゚ )
僕は控室での視線の的( ´д)ヒソ(´д`)ヒソ(д` )
帯電とかしていてそういうことになるケースもあるのですが、
僕はすでに2台カメラを担いでいるわけで、
帯電していたらこちらのカメラすでにおかしくなってないとおかしいわけです。
まあ渡した時点ですでに壊れていたと考えるのが妥当ですね。
「これから結婚式なのに…」怒りと悲しみを僕にぶつけるゲスト。
ここで謝罪してしまうと壊したことを認めることになってしまうので、
カメラをいじって色々と復旧をしてみますが、何にも変わりません。
もう一度カード等抜き差ししてみます。
すると、正常に表示されました。とりあえず一安心。
念のためにもう一度カードを抜き差しすると、エラー表示。
単純な接触不良の様です。
そしてそのカードをよく見てみると、歯形がついているのです。
きっとお子さんか犬などが遊んで噛んでしまったのでしょう。
超精密機器のメディアを噛んでしまったら、不具合は出るに決まっています。
「この歯形が原因だと思いますけどね…」というと、
「あなたが抜き差しの時つけたんでしょ! 弁償しなさいよ!」と言われました。
( ゚д゚ )ハー…
一部始終を聞いていた他のご親族が「もう写ったからいいじゃない」とそのゲストに、
そして僕に「治してくれてありがとうね、ごめんね」
と言ってくださって事態は収拾されましたけどね。
噂を目の当たりにした出来事でしたね。
きっと会場では日々こういったことが繰り返されているのかも知れません。
"ゲストのカメラで新郎新婦との笑顔を撮影してあげたい"
でもこの心がこういったことを招いてしまうなら、
そういった事態が起こらないために、
ゲストのカメラでの撮影はお断りの会場が増えてもおかしくありません。
良かれと思ってしたことが、結果的に仇になる。
世の中の不条理は色々なところに潜んでいるものですね。