
中華料理のぐるぐる回るテーブルを回すのが好きなdapandaです。
さて問題です。
結婚式の披露宴にある甘くておいしいのだけど、
後で切られてしまうものといったらなんでしょう?
簡単でしたね、答えはウエディングケーキです。
けして新郎新婦の愛ではありませんよ('A`)
先日撮影させていただいた披露宴のウエディングケーキ、
ある意味とても"おいしい"ウエディングケーキでした。
そのウエディングケーキは生ケーキではなく、
最近ではあまり見ることの少なくなった、
高さ2m程度のタワー型のケーキでした。
ケーキの一部だけに生クリームが搭載されていて、
後はスチロール製のあのケーキです。
このタワー型のケーキは、巨大なのでケーキ入刀時にアングルを選ばないと、
ケーキを入刀している新郎新婦が全く見えなくなってしまうというケーキなのです。
開演前の披露宴会場でどこで撮ろうかと考えていると、
キャプテンがニコニコと近づいてきました。
「このケーキ回るんですよ(^^)」その表情は結構自慢げです。
この回転ケーキは綿密に新郎新婦と打ち合わせをしてきましたが、初耳です。
ひょっとして新郎新婦も知らないのかも知れません。
もしくは回るのが普通と思っているかどちらかでしょう。
どうやらケーキの下に2m程度の円形状の回転する台座がついていて、
リモコンで台座ごとケーキと新郎新婦が回るようになっているのだそうです。
「ん? 何で回る必要があるの?」という疑問がわくと思います。
こういった2mある大きいケーキの真っ正面は、
ケーキを入刀している新郎新婦は隠れてしまって見えません。
その姿をゲストに360度隠すことなく…じゃなくて、お披露目する装置のようです。
自慢げにリモコンを押してみるキャプテン。
するとオーストリアでもないのに、ウィーンと台座が回り始めました('A`)
まあそんな冗談はさておき、意外とその台座の回転が速いのです。
その回転のスピードといえば、陶芸で使うロクロのようなスピード。
この業界の仕事も10年ぐらいやっていますが、
あんなに素早いウエディングケーキを見たのは初めてです。
!!!!!!!!(((( ;゚Д゚))つ■ 慌てて回転を止めるキャプテン。
浅田真央ちゃんのスピンより、心を奪われるスピンだったんですけどね('A`)
どうやら一度ケーキをはずし台座の再調整をするようです。
本番の入刀でこのスピードで回ったら、
それは楽しい…じゃなかった大変なことになってしまいますからね。
さてさて披露宴も開宴の時間になりました、ゲストも続々と着席されています。
先ほどの回転装置も再調整が出来たのか、
回転装置の上には大きなケーキが載っています。
プロフィール紹介も完了し、いよいよそのケーキに入刀の時間になりました。
司会者さんの合図と共にケーキに入刀、そして回転開始!
「すごーい」と言う声と色々な意味の歓喜の声が起こっています、
台座はどうやら再調整したおかげでゆっくりと回転しています。
1回転回って元の位置で静止する予定のようですが、
その予定はあくまで予定だったようで、そのままケーキと新郎新婦は回り続けます。
奥の方でスイッチを一生懸命押して止めようとしているキャプテン。
電源を抜こうとしている慌てているスタッフ。
でも一向に回り続けるケーキと新郎新婦。
まるでメリーゴーランドを眺めている様なキモチです。
でもこのまま回り続けると、溶けてバターになってしまうと思ったのか、
新郎新婦はその回転板から飛び降りていました。
そんな決死のケーキ入刀も執り行われ、
主賓のご挨拶が何事もなかったのように始まりました。
すると先ほどの回転ケーキが、まだ周り足りなかったのかウィンと少し回ったのです。
真面目な主賓のご挨拶をしているときに主賓の後ろでちょろっと回るケーキ。
会場の一部ではその動きを見て顔を伏せている人もいらっしゃいます。
まあある意味おいしい雰囲気ですからね。
おいしいのはまだしもオイルの焦げた匂いもしてきました…。
まあ再調整する必要があるぐらいですので、
きっと根本的に不安定な装置なのでしょうね。
その後は乾杯の際にも、飲みたかったのか不規則に動いたり、
ブーケプルズの際にも、参加したかったのかグイングイン動き出したり、
涙溢れるご新婦友人からのスピーチの際にもウネウネ、
そして謝辞の際にも、ウィンウィンと回っていました。
これはもしやケーキからのお祝いのメッセージなのでしょうかね。
ケーキも粋な計らいをするようになったものです(ノ∀`)