こちらの新郎は心温まるスピーチをされていました

アタマの中はいつでも春色のdapandaです。

世間では統一地方選挙の選挙戦が繰り広げられています。
先日テレビで東京都知事選候補者の討論会が行われていましたが、
政策ではなく、対立候補のマイナス面をつつくだけの、
ネガティブキャンペーンな候補者もいて、
人としての器を見られた様な気がしました。

このネガティブキャンペーンとは、
相手のマイナス面をつつくという負の力を利用して自分を優位に立たせるという戦術。
負のパワーを利用するわけですから、
作戦を仕掛ける側にもやけどをする可能性がある諸刃の戦術のようです。

とある披露宴、開宴の新郎の挨拶のスピーチにて、
「本来こういった結婚式を挙げるつもりはなかったのですが、
あえてブライダル業界の策略にのって結婚式をあげることになりました」
とご挨拶された新郎がいらっしゃいました。

その後もプロフィールのご紹介時にも、
「こんなことはあまり言いたくないのですが、
今のブライダル業界では言うのが普通らしいので、
あえて右にならえと言うことで、プロフィール紹介をさせていただきます」

最初はスピーチをするのに照れ隠しで「ブライダル業界の策略」等を、
スピーチにいれているのかなと思ったのですが、
いくつかのスピーチを聴いていると、そうでもないように聞こえます。
むしろ「ブライダル業界の…」は主語のようにも聞こえます。

まあ言っている本人にとっては良いのかもしれませんが、
聞いているゲストにとっては心地よいとはけして感じないでしょうね。

メインテーブルに集まるご友人との記念写真を撮った後、
僕に向かって「ホントはこんな写真撮られるのは嫌なんだけど、
ブライダル業界決まりにのっとって仕方なくさ~'`,、('∀`)'`,、」
なんて鼻高々にご友人に話しています。
ケーキの入刀の際に「こちらに目線お願いしまーす」と、
至近距離で大声で身振り手振り付きで言ってもなかなか目線をもらえず、
最後に仕方なく向けた表情には「めんどくさいな」という顔。
でも友人のカメラには満面の笑顔(´・ω・`)

なんとなく僕に向けた表情の理由がわかったような気がしました。
でもそれではとなりで満面の笑みを浮かべている新婦に失礼ですよ新郎(´・ω・`)

なんでも新郎も写真を趣味で撮っているらしいので、
もしかしたらそういう対抗意識もあるのかもなんて思われる感もありました。
僕のカメラを見るなりうんちくを語って、
「やっぱりレンズは○○○○○でしょ、キヤノンのレンズなんて…」とか。
まあ機材選択は撮る物によるのでどれが良いと言うのはありません、
でも写真を撮るには機材以上に大切なものがあるんですけどね(^_^;

まあそんな一連のことをつなぎ合わせると、
けして照れ隠しではなく意図的に話されているようです。
きっと普段の生活からこういった否定から入る方なんでしょうね。

ところで新郎が言う「ブライダル業界の策略」とは…。
結婚式を挙げる会場は閉鎖的な部分もあるので、そういった紆余曲折があって、
ブライダル業界に負のイメージを持たれたのかなと思ったのですが、
ご結婚式をされた会場は比較的自由度の高い会場なんです。
スタッフも親身に応対してくれるプランナーさんばかりです。

お二人の意志で色々な演出や装花や衣装、そして写真などにこだわっていたようです。
そういったこだわったものを積み重ねていくと当たり前ですが高額になります。
色んな断片をつなぎ合わせていくと、
「ブライダル業界の策略」とはそのことを言っているようでした。
値段のことはしきりに披露宴中にもぼやいていましたし。
でも焼き肉屋で自分で上ロースとか上カルビなど高いお肉を頼んで、
おいしいお酒が進んでもお会計の時に、
「牛たちの策略」と僕は言いません('A`)
実はうっしっしと企んでるかも知れませんけどね('A`)

そして楽しみな新郎の謝辞の時間がやってきました('A`)
でもさすがにもう言い尽くしたから出てこないでしょう。
と思いきやある意味期待に答えてくれました。

「今日はお忙しいところありがとうございました、
時間に追われ慌ただしい食事や、僕らは着せ替え人形になってしまいましたが、
これも時間に追われる披露宴を組んでいるブライダル業界の経営方針です」

感謝の念やご両親へのメッセージはほとんどなく、
あくまで「ブライダル業界批判」主語の謝辞は続きました。
ゲストの静まりかえる静粛に新郎は何を感じたか知りたいところでしたね。

結婚式とは新郎新婦がホストになり今までお世話になった方へのお礼と、
「これからもよろしく」という思いを伝える場です。
お二人もそんな思いの上で結婚式を執り行うようにされたのでしょうから、
その感謝の念を"結婚式の主語"にしてほしかったな、と思いました。
そして違う意味でもっと楽しんでほしかったですね。
なんといっても人生で一度きりの結婚式なんですから。