
架空請求のハガキが来たので、架空に振り込んでおいたdapandaです。
結婚式では打ち合わせや撮影ももちろん重要なのですが、
その写真を掲載するアルバムも大切です。
たくさんの想い出を気に入ったアルバム、
変わらないカタチで残すことってとても大事なことです。
うちの事務所は時期ごとにアルバムを追加したりリニューアルしています、
今も春シーズン向けに新しいデジタルアルバムを制作していたりしているのですが、
このアルバムにも色々なハプニングがあったりします。
それは手焼きプリント用のアルバムを探していたときのお話しです。
手焼きプリントを数多く入れられるアルバムを探していたところ、
希望に合いそうなアルバムを輸入販売しているお店を発見。
そのアルバムはイタリア製の本革アルバムで、
表紙に1枚の実際の葉(リーフ)を本革の下に挟み込み、
エンボス加工をしたオシャレなアルバム。
サンプルを見せてもらったところ、感触も色合いも良い感じだったので、
まずは色々な様子見で、サンプルアルバム分での少量の仕入れを決定しました。
いつくるかと楽しみに待っていると、ある日販売店から連絡がありました、
「そ、それが…。」どうやら、何か不具合があったようです。
その販売店がサンプル分の少量の仕入れをイタリアのエージェントにして、
販売店がこちらに発送しようと検品したところ、
すべてのアルバムの本革に挟まれているリーフからじわーっと液体がしみ出し、
本革にシミが出来てとても出荷できない状態とのこと。
そのリーフを挟み込む際のリーフの加工がいけなかったのか、
湿気の多い日本の環境がそうさせたのかはわかりませんが、
どちらにしてもこのままではとても商品化できません。
でも問題はそのリーフなので「リーフを抜いて制作は出来ないでしょうか?」
言うところの"メガマックのピクルス抜き"のような感覚で販売店に相談したところ、
イタリアのエージェントと相談するとの回答。
その答えを待っていたところエージェントは、
「リーフが売りなので省いて制作することは出来ない」
「仮にしたとしても100単位の販売でならOK」
と回答してきたそうです。
きっとエージェントさんは"メガマックのハンバーグ抜き"的な、
要求として捉えられてしまったのかも知れません。
そして「リーフはいらないから安くしろ」的にも捉えたのでしょうね。
でもどう考えてもリーフから汁が滲み出てしまう事が売りの"つゆだくアルバム"
なんていらないので、このアルバムの仕入れは断念せざるを得なくなりました。
まあでもサンプルアルバムを作ってお客様に見せているときではなく、
サンプルになる以前にこの問題が発覚して何よりでした。
でも後々このタイプと同じアルバムを調べてみたら、
結構日本に輸入されていたのには驚きました。
実際に納品されている方も少なくないと思います。
そんなアルバムを知らないでもっていて、
ある日見てみたら"つゆだく"になっていないかなと心配になってしまいます。
結婚式のアルバムは週刊誌とは違い何十年も保管するものなので、
見た目の写真の美しさやデザインももちろん重要なのですが、
耐久性もかなり重要なんです。
大切な想い出が色褪せてしまったり、変形してしまったりしないように、
うちのアルバムも何十年後の品質を考え、
紙質や耐久性、耐光性に強い素材を使用しています。
しかしながら世間ではそういう耐久性を想定されていないアルバムも多いらしく、
たった数年で「ホテルの写真室に依頼したアルバムなのですが、
ページ同士がくっついてしまいましたどうしたらよいでしょう?」
とか「デジタルアルバムを綴じている接着剤が溶けてアルバムが崩壊しました…」
「デジタルアルバムの色が褪せて変色してしまいました」
なんて他社さんのアルバムの相談メールをいただくこともあります。
ウエディング写真業界が行っている仕事とは、
"写真を撮ってアルバムを納品したら終わり"の仕事ではなく、
結婚式の想い出をカタチにしている仕事だと思うんですけどね。
そんな事例があると思うとなんとも悲しくなります。
まあ今回の"つゆだく事件"は良いアルバムに出会うための試練と考えて、
またアンテナをはってアルバムを探したいと思っています。
ステキな半目セレクションアルバムを制作するためにも頑張らないとですね('A`)