中学生の時の同級生だった「アンダーソン君」、
とても呼びづらかったので半分和訳して「下村君」と勝手に呼んでいたdapandaです。
今でも会社でそう呼ばれているそうです。
たくさんの結婚式を見ていると、
お客様のこだわりどころに個性を感じます。
そのこだわりのキーワードは嗜好であったり、コンセプトであったりと様々です。
最近では料理メニューであったり、ゲストとのお話だったり、
進行内容にお二人が積極的に参加して決まられている方もいらっしゃいます。
過去の記事を読んでいただいた方はご存じだと思いますが、
写真に関してもこだわりを持った方がたくさんいらっしゃいます。
大切な想い出ですし、けして安い買い物ではありませんので、
可能な限りご希望の実現はさせていただいているんですけどね。
●半目だらけのアルバムがほしい
●お二人が等身大のアルバムがほしい
●念写アルバムがほしい
おっとそれは僕の希望でした、スミマセン('A`)
過去の記事で撮影内容にこだわる方はよく書いたのですが、
最近ではアルバム内容にもかなりこだわる方もいらしたりします。
今回はそんな方のあるお話しをしようかと思います。
それはデジタル編集の写真集タイプのお打ち合わせの時のことです。
僕「アルバムの中にお二人が手書きで書いた文字とか、
イラストとか入れることが出来ますけど、どうなさいますか?」
新婦「文字とか、イラストとかはないのですがある天使を入れて下さい」
僕「天使ですか? ではご自身で書いたイラストとかデータをいただければ」
新婦「この絵をアルバムの表紙にしていただきたいんですよ」
新婦が見せてくれた雑誌の切れ端の天使の絵は、
某大聖堂とかに書かれている、有名な画家が書かれた天使です。
僕「( ゚д゚)ここここのイラストを入れるんですか?」
新婦「テーマが天使なので絶対入れてほしいんです」
印刷物からなので印刷ノイズ等多少が出ますが、
スキャンして入れるのは簡単です。
でもそれはおいそれと簡単にはできません、
その絵にはもちろん著作権や版権という法的な権利があるわけです。
これは商用だろうが私用だろうが関係ありません。
その権利という橋を無視して渡れば、大きな罰を与えられることになります。
天使から大きな罰なんて誰でも受けたくないですよね。
というのをご新婦に説明したところ、
新婦「じゃあ、あなたからその画家に許可とってくださいよ」
(その画家は500年ぐらい前に逝去されているので、
僕がイタコにならないと許可は…('A`))
「版権を持っているところに、希望者が許可とらないと難しいですよ。
それに安くないと思いますよ。」
と新婦に話したところ、
新婦「無断で使っちゃいましょうよ、ね!」
((((( ;゚Д゚))))
天使だけにそんな天真爛漫な決断で良いのでしょうか?
まあ個人のアルバムですから、版元もそうはうるさくないと思いますが、
自分の結婚式のアルバムに法を犯したものを入れるって、
それはどうなんでしょうかね…。
そんな偽りの天使を本当にいれていいのでしょうか…。
「偽りの天使」なんてまるでサスペンスドラマの様ですもんね('A`)
まあそんな偽りの天使なんてお二人のためにならないでしょうし、
法を犯してまで、誰のためにもならない橋を無理して渡るのはどうかと思うので、
その天使の切り抜きをスキャンして、
アルバム内に掲載についてはお断りさせていただきました。
どうしても入れたければ、公式で販売しているシールとかを買って、
ご自身で貼ったりしてみてはいかがですか? と提案させていただきました。
それなら天使の心も痛まないでしょうしね。
お気に入りのテーマをアルバムにも取り入れたい気持ちはよくわかります。
コンセプトをアルバムに反映したい気持ちもよくわかります。
でも、結婚式の想い出のアルバムでの偽りはさらなる意味で疑問が残ります。
そこで「偽りの天使」を強行するのは簡単ですが、
最初に思い描いていた「天使」にする発想の努力の方が大事ですよね。
それにその努力は今後の結婚生活にもいかせると思いますしね。
そんな気持ちを感じて、
ご新婦の中の天使が目覚めてくれればいいなー、なんて思っています。
でもそんなに天使のイラストがほしいなら、
僕の怪しい手書きの天使ならいくらでも書いたんですけどね。
心の目で天使と見られればの話ですけど('A`)