本文のお料理ではありませんよ

お正月に「おめでとうございます」と言われて「ありがとうございます」
と返答したことのあるdapandaです。

結婚式にはお金がかかりますよね、
"お金のかかった結婚式=良い結婚式"ではありませんが、
自分たちのためにコストカットした結婚式。
今回はそんなコンセプトで結婚式をされた方のお話しです。

サンプルアルバムを見せて色々とお話しをしていると、
突然新郎が「あのーご相談があるんですけれども…」
僕「は、はい( ゚д゚)」
新郎「ぜひとも値引きをしてほしいんですよ」
僕「商品の内容変更したりカット数の変更すれば、
ある程度は下げられますけど、具体的にご予算はどれぐらいですか?」
新郎「内容は変わらずに、安ければ安いほどいいのですが!」
僕「内容は変わらずにですか?」
新郎「もちろんです」

( ゚д゚)…ソクトウデスカ

提携会場なので、僕の一存では決められないので一時席を離れて、
プランナーに相談することに。
するとプランナー「やっぱり写真も値切りにかかったのね…」

どうやらすべてに関して値切りを実行している様子。
挙式料、会場使用料、料理、装花、引き出物などなどすべてです。

僕「本当に予算がない方なんですか?」
プランナー「いやいや仕事柄、お金はあるはず」
たしかにそばにあったバッグや時計も高級ブランドものでした。
僕「なんでまたむやみに値切ってるんですか? 八百屋と勘違いしてるとか?」
プランナー「(メ-_-)……はっきりとしたことはわからないのだけど、
結婚式で利益をだしたいらしいのよ。原価ってしきりにいっているし。」

僕「原価?」
プランナー「ご祝儀と結婚式費用の差額で利益を出したいみたいよ」

つまりはゲストからご祝儀はもらって、料理や装花引き出物のコストを削って、
その差額を自らの利益にしようとする目論みでしょうか。
またお二人の近くに戻ることにしました。

僕「安くしようとするとなると、
やはりカット数とかアルバムとか考えなければなりませんよ」
新郎「もう1回いいますけど、同じ内容で価格だけさげてほしいんですよ」
僕「安くしようとするとなると、
やはりカット数とかアルバムとか考えなければなりませんよ」
僕も壊れたレコードプレーヤー状態で対応です。
新婦「ならこの会場でもう結婚式しない!」
新郎「そんなこと言わないで…、ってお客を怒らせるってのはどういうことだ!」ヽ(`Д´)ノ

( ・ω・)

どうやらすべての値引きをこの手でやっているようです、
ホントはそんな夫婦漫才にお付き合いしたいところですが、
若干絡みずらそうなので真面目に返答することにしました。

僕「では、ご予算の設定をしてください、その範囲内で出来る限り対処します。」
新郎「5000円」
僕「( ・ω・)??? すいません、聞き取れなかったのでもう一度お願いします」
新郎「ごせんえん!!ヽ(`Д´)ノ」
僕「…それではフィルム代にもなりませんので難しいですよ」
新婦「じゃあ聞くけど、芸能人の写真集だって数千円で売ってるのに、
なんで私たちは十数万円も出さないといけないの?」

僕「(そこからですか( ・ω・))」
まあ説明するも理解してくれるわけもなく、
その次に出てきた言葉が、

新郎「簡単に言うと、安くあげてその金で旅行に行きたいんですよ、協力してくださいよ」

そんな刑事ドラマの泣き落としのような手には乗りたくても乗れません。
世の中には聞けるわがままと、聞けないわがままがありますので、
今回は丁重にお断りさせていただくことに。
でも結婚式はされたそうです。
ただあたり前ですが「同じ内容」でではなかったようですけどね。
色々な意味で心配であり興味深い結婚式だったので、
こっそり見に行こうかと思ったのですが、
別に撮影が入っていたので、プランナーにその様子を聞いたところ。

料理は一人3000円でドリンク付きのブッフェ(料理はパスタ+αのみ)
装花は各テーブルに小さいガーベラ一輪挿し。
引き出物は1000円ぐらいのお菓子。
間延びした時間は突撃スピーチで埋めた様子です、
プランナー曰く、笑顔どころか殺伐とした披露宴だったとか。
そんな披露宴に呼ばれたゲストは正直気の毒です。

会社の方やご友人がお二人のお祝いにとお渡ししたご祝儀、
どんな使途に使おうが本人の自由かとは思いますが、
忙しい中来てお祝いをしてくれるゲストに、
大人としてのおもてなしはしないといけませんね。

結婚式は数時間で何百万円と費用がかかる一大イベント。
見積もりなどの金額をみて卒倒された方も多いと思います。
費用の捻出も難しいところですが、
お金をかけないステキな結婚式も、
お二人の努力次第ではそんなに難しいことではありません。
ただその努力を惜しみ、ゲストへのおもてなしが欠如した結婚式。
そんな結婚式を見ると、お二人の行く末を案じてしまいます。

良い披露宴をするとしても、
ケチった披露宴をするとしても、どちらも実現するには力が必要です。
これからのお二人にとって何が大切なのかがわかっていれば、
進むべき所は自ずと見えてくるはずなんです。
今回のお二人にはお金ではない大切なものも、
早く見つけてほしいと願っています。