
「プロの結婚式のカメラマンって、
どうしてうまい人と下手な人の差が大きいんですか?」
「ある友人の結婚式の写真はとっても素敵に撮れていたのに、
もう一人の友人の写真は、見るに堪えない素人写真ばかり。
価格はほとんど一緒なのに何でこんな差が出来るのでしょうか?」
というご質問をいただいたので回答してみたいと思います。
私のブログを読んで頂いた方には、
結婚式の撮影のそれなりの大変さとか楽しさとかおわかりいただいたかと思います。
「幸せの記念日、限りある瞬間をベストショットにしてたくさん残す」
そして「お二人の夢を撮影する」
それがウエディングカメラマンの使命です。
当たり前の話ですが、失敗など許されません。
そういったトラブルがないよう、
常日頃、機材を点検したりテスト撮影しています。
最近のカメラでは故障がなければよほどのことがない限り、
撮影が出来ていない等の失敗はありません。
結婚式の写真でのトラブルは、メカによるトラブルではなく、
ご質問にあったような、ほとんどは未熟な技術による人為的なもの。
簡単に言えば、「お願いしたカットが撮れていない」
「とても、プロといえない作品ばかり」
以前記事で紹介した、良い想い出になりますように
に象徴されるようなトラブルです。
ちゃんとしたカメラマンなら正直そんなことありえません。
ではなぜそういうことが起きるの? かといえば。
「カメラマンとしての色々な技術が未熟だから」
他のジャンルのカメラマンとは違い、
誰でもカメラを持てば即席で「結婚式のカメラマン」と呼べてしまうのも、
こういう事例を生んでしまう一つの要素です。
所属する会社のカメラを借りて、
研修で実際の結婚式を2回ぐらい撮らせてもらって、次は本番。
悲しいですが、この業界ではそう珍しいことではありません。
結婚式の撮影って、撮るだけじゃないんですよね。
緊張している新郎新婦に冗談言って(「布団がふっとんだ系」ですが('A`))
緊張ほぐしたりとか、
バックヤードで撮影時間作るためにプランナーとケンカしてたりね。
結婚式撮影は他のジャンルのカメラマンからみると、
簡単と思われて敷居が低く見られがちですが、
ちゃんと撮ろうとしたらそうは簡単なものではありません。
「限られた時間、限られた環境」
その中でベストの撮影するには、一朝一夕ではとても無理なこと。
そういう私もウエディング写真を撮り始めて8年ぐらい経ちますが、
さらに素敵な写真を撮れるよう、初心を忘れずに日々鍛錬なんですよね。
これから結婚式をしようとしている方に、
そういった疑問がわいてきてしまうとは、同業としてとても恥ずべきこと。
結婚写真業界も今の政界と一緒で、改変の時期に入ったのかもしれませんね。
パフォーマンスだけのカメラマンは淘汰される時代になったのかもしれません。