気持ちはとってもわかるんですけどね。。。
結婚式当日はお二人に密着して撮影をしています、
お二人から撮影のリクエストをお伺いしてます。
「こだわりのアイテムや、
これは必ず撮っておいてほしいというものを教えて下さい。」
そう言うとたいていの方は、
4~5個程度アイテムなどのリクエストをし、
他はカメラマン任せという場合が多いです。
しかしながら、あるお客さまから「撮影リクエスト」ではなく、
「必ず撮影してほしいもの」という表題で、
約120項目にわたる箇条書きになったメールが到着。
その中の一部をご紹介します。
●受付のカットは右、左、正面の3方向(一人につき)から来た人全員撮影!
(受付のカットだけでアルバムつくることになりますけど.....)
●ブーケにどんな花が入っているかわかる写真。
一つ一つ撮って下さい、終わったら元に戻して下さい。
(何か分解すると、組み立てた後ネジが余る派ですけどいいですか?)
●結婚指輪を買った店内の写真&本社の外観写真
( ( ゚Д゚) 本社ってフランスですよね? )
●ゼクシィに載っている外観と料理の写真は同じに!(切り抜き付き)
(広告写真は撮り方も時間のかけ方も違うからまず無理)
●緑あふれる庭でおしゃれな後ろ姿の切り抜きに「同じ感じで!」
(あなたが結婚式を行う会場には庭はありません)
●自然光を使った写真を多めに!
(あなたが結婚式を行う会場には自然光が入っていません)
●新婦は必ず右後ろ35度から、新郎は左前30度からのそれぞれのカット
(そんな大きい分度器もってないので多少ずれます)
●花束贈呈時は会場全体を真俯瞰(衛星写真みたいなアングル)から撮影して下さい。
(可能ですがまずは会場の屋根をはずして、ヘリを用意してください)
多くや細かくリクエストされてももちろん構わないのですが、
過度のリクエストされると、
そればかりにとらわれて、他のカットを撮れない場合があるからです。
受付をたくさん撮れば、会場のアイテムの写真とか撮れませんし、
二人が和んでいる所も撮れません。
それに結婚式ってライブですから、
その場その場で感じることが多いんですよ。
先日のBlogにも書きましたけど、目線を外したイメージカットや
ふと見つけたアングルが良かったのでそこから多く撮ったり、
新婦のドレスの横のラインがとても素敵だなと、
色々な角度から撮ってみたり。
お客さんからもそんなカットがウケが良かったりします。
「必ず撮影してほしいもの」の内容は
7割は物理的に実現不可能、2割は可能だけど本当にいいんですか?
0.5割はそれを行うためには多くの犠牲が伴います。
残った6個ぐらいは可能といった感じでした。
「結婚式に対するお気持ちはよくわかりました。
お二人にとって素敵な想い出を残すのが僕の仕事ですから、
たくさん撮影させてもらいます。」
ということを僕に感じてほしく、約120項目書いたのかな?
と勘ぐってみましたがどうやら本気の様子。
「絶対全項目撮って下さい! どうかどうかどうかよろしくお願いします」
どうかを3回も言われて懇願されても僕はまだ空を飛べません。
まあこれから順序たてて撮れない理由を説明しようかと思ってます。
説明っていうかカウンセリングも必要ですね。
きっと写真にもカメラマンにも、
何か抵抗というかトラウマがあるんでしょう。
結婚式までに、ひとつひとつ組みほどいてあげねばですね。
