誰しもキレイに見られたい!キレイに撮って欲しい!
こんな願望はあります。
でも自分が思うキレイと、人があなたを見て思うキレイは必ずしも一致しません。
ここが写真の難しい所なんです。
なので目線が合っている写真ではなく、
自然なお二人が素敵だったりする場合もあります。
結婚式の写真は確かに記念の写真ではありますが、
カメラにぴったり目線の合った写真やポーズ取ってます写真ばかりだと
後々見ると想い出が薄かったりします。
自分達の知らないところでゲストがどんな表情をしていたのか
新郎がどんな顔で新婦の後姿を見ていたのか。
そして会場の後ろの席から、
両親はどんな風に新郎新婦を見守っていたのか。
そんな自然なライブ感もおり混ぜるとステキなアルバムが出来たりします。
それに当日は何かと慌しく、
きちんと覚えているつもりが実は意外と覚えていません。
写真を見て「あ~こんなだったんだ」と二人で話しながら、
あの日を思い出して欲しいのです。
自分が知らなかった素敵な表情にも気付いて欲しい、
そんな気持ちからライブ感優先の撮影をしています。
先日けじめの結婚式を挙げた例の夫婦、
実は奥さんも相当強者です。
彼女はとにかく撮られるのも写るのも大好き。
例えば急にカメラを向ける。
大概の人はびっくりして、思わず顔を隠すか背けるかするでしょう。
しかし、恐ろしいことに彼女の場合笑顔を向けるのです。
更に調子がいいと、手も添えられています(-_-;)
僕の中で彼女たちの結婚式の撮影の一番の課題は
「いかに彼女の目線をはずした写真を撮るか」
という1点に絞られました。
まず妻を話し相手に楽しくおしゃべりをさせ、
その隙に何枚か撮ってやろうと企てましたが、
何故かシャッターを押す瞬間に目が合ってしまいます(*'A`*)
私の姿が視界に入っているのがいけないのかと思い
今度は望遠レンズで距離を取って狙います。
|Д‘)コソーリ 「よし今だ!」
と思った瞬間 花嫁はくるっと回り やっぱり笑顔です。
「( ゚д゚)!!!」
いつになく動き回り、清々しい9月の北海道にいるのに
8月の東京で味噌煮込みうどんを食べているかのような
(;´Д`)ハァハァ汗だくな状態になってしまった私。
数週間後、苦労して完成したアルバムを彼女に見せると
予想以上に彼女は喜んでくれました。
その中のバッチリ目線の写真を見て彼女が一言。
「わ~ この角度いいわぁ!松嶋菜々子みたい♪」
こちらが良いと思って撮っている写真と、
モデルが良いと思って見ている写真って。
やっぱり違うのねと写真の難しさを改めて実感した日でした。
