よくお客様に質問されるのですが、
エンジンオイルを交換しないとどうなるか?
エンジンオイルの働きは主に
・潤滑
・ゴミ取り&掃除(そのためのフィルター)
・エンジンの冷却
などが上げられます。
(他にも防錆や気密などいろいろあるのですが割愛!)
「趣味性」の強い車になればなるほど、
わりとまめに交換されていることが多いのですが、
日本車のような「足」系の車になればなるほど、
全くといっていいほど気を使われていません。
オイルって、いわゆる「油」。
空気に触れれば酸化もしますし、
熱を加えればもっと酸化します。
エンジンオイルに至っては
ガソリンも少しずつですが混ざってきます。
もちろん削りカスなどのゴミも増えていきます。
このゴミ(不純物)はオイルに溶けこんで
ちょうど塗料の顔料みたいになります。
こうなれば当然「劣化」するわけで、
潤滑のための粘度や油膜の性能も落ちてきてしまうので
定期的な交換が必要になってくるワケです。
分りやすく言えば、
「てんぷら油」って、
新しいうちはカラっとあがってサクサクっておいしいですよね?
でも何回も何回も使うと、以前のころもゴミはくっ付いてくるし
ドロンとして胸につっかえるくらいマズイですよね?
それと同じで、
エンジンにとっては美味しくないわけです。
たまたまオイル漏れの修理で開けたエンジン。
10年前の車の走行6万kmのエンジンです。
見ての通り、「ガビガビ」・「キズキズ」です(笑)
タペットカバーの裏も
スラッジ(ゴミ)がヘドロのようにこびりついて
「デロンデロン」になっちゃっています (ToT)
不純物いっぱいの美味しくないオイルのまんまだと
その不純物がコレステロールのように内部にベッタリ
張り付いてしまいます。
オイルは絶えず循環しているわけだから、
不純物はどんどん濃縮果汁になっちゃいます。
こうなっちゃったら、寿命は見えたようなもの。
排気ガスも汚れますし、
燃費にも悪影響です。
88年くらいのベンツのV8。
ピッカピカでしょ?
その差は一目瞭然です。
じゃあ交換サイクルは?
ということになります。
乗り方にもよりますが、
一般的には3ヶ月または3000kmって言われています。
3ヶ月って、日本では「春夏秋冬」にあたります。
季節の変わり目ってカゼをひきやすいでしょ?
車もそれと同じです。
3000kmって、一般的な年間走行距離が12,000kmって
言われていますので1ヶ月で1000km、
3ヶ月で3000kmなんですね。
新車の場合はエンジンのあたりがついてくるまで
10,000kmまでは1,000kmごとがベスト。
最近のエンジンは精度が良いとは言っても
結構な量の金属粉がでますので
調子良く長持ちさせたいのならこれがベストでしょう。
もひとつオマケに、
今のエンジンは「油圧自動調整タペット」ってものが使われています。
エンジンオイルの油圧でクリアランスをとっている物です。
ところがこの油圧ライン、とっても小っちゃいんです。
そんなところにコレステロールみたいにへばりついていくのが
好きなんですね、この不純物ってものは。
当然オイルの流れも悪くなる→指定の油圧が上がらない、
ってなるわけで、
そうすると自動調整の働きがしなくなって、
微妙なクリアランスがとれなくなって、
カチャカチャとタペットの音がにぎやかになって、
カムにキズが出来て、
さらににぎやかになっていくわけです。
こうなってしまったら何十諭吉が必要になることやら・・・
人間も新鮮でおいしいもの食べるんですもん。
車にも新鮮なオイルを入れましょうヨ!
よくオイルフィルターって言うけれども
オイルフィルターって何?
ってお話は次回・・・・・
・・・・・
・・・・・
・・・・・の予定 (^o^)/

