日本にも昔あったそうです。インドやネパールなどでは今でもあるそうで、時々、女性が劣悪な環境で月経期間を過ごしているという記事をネットで見たことがあります(どれぐらい広く行われているのかは知りません)。
月経中は体を休められるように、という意味があった、という話も聞いたことがありますが、とりあえず映画の中では、月経を忌むものとしてその風習がある、というように描かれていました。家事労働を免除されるわけではないようです。
妻は、夫から月経のことに触れられるのをいやがっていました。ひたすら放っておいて、という反応です。恥ずかしいし、タブーだからです。
一方で、初潮を迎えた女の子のお祝いの行事のシーンもしっかりあって、おめでたいことではあるけど、その後の女性としての人生の苦難を思うと…という気持ちでつい見てしまい、そのシーンの華やかさが人々のタブー観の闇と鮮やかなコントラストのように感じられました。
まあ私を含む東京の映画館の観衆だって、その気持ちは(程度は違うけど)分かります。だから、男性の主人公が生理用ナプキンをつけてみるシーンに笑えるのだろうし、だからこそ、あえて男性がここに挑むのはすごいと感じられるのでしょう。
主人公が国連でのスピーチで「私の心は白紙」と話すシーンがありました。彼の発明や活動は常識に染まっていなかったからこそ生まれたものでもありました。私も「常識」という名の偏見に染まらない心でありたい、と思います。
映画の一番最後に、アルナチャラム・ムルガナンサム氏の写真と共に「最敬礼!」という言葉が映し出されて、「本当そのとおりだー!!」と思って泣きながら最敬礼しました(心の中で)。
監督のインタビューのリンク貼っておきます。
この人がプロデュース(そして奥さんが監督)した邦題『マダム・イン・ニューヨーク』(原題『English vinglish』)も私ブログ書いてました(笑)そして、主演のシュリーデーヴィー、今年54歳の若さで亡くなりましたね…合掌。