先日ちょっとモヤモヤとする事がありました。

その子は、息子と同年代の男の子。

 

お母さんとは、顔を合わす事が少ないから

距離があんまり近くならないのよね。

良い関係である事はあるんだけど。

なので、息子さんに関してはどこまでどう接してるか

ちょっとわからないんです。

だから、求めている物がわからないのでうかつに言えないの。

良かれと思っても、それは良かれじゃない時があるから。

 

その子はあまり、しゃべらない子だったんですよ。

そして、息子さんはあまり他人に接しない子だった。

 

でもね、学校に通うようになったら

とても交友的になっていって、変わりました。

昔は、癇癪したり物を投げるのが多かったんだよね。

こういう行動って、大人からみたら問題行動かもしれないけど

同じような子供を育てている親からしたら問題行動に全く見えなかった。

 

その子の、物を投げるような行動は

自閉クラスの子たちから見える景色も

クラスの親御さん達からみてるように

問題行動には見えなかったんだと思う。

 

 

しかし、別クラスの親御さんや

支援の先生方や療育施設の先生方からは問題行動だったんだと思う。

仕方ないですよね。

 

別クラスの親御さん達は第三者でしかない。

支援側は責任という物があるから、

当事者の中に入りたくとも、入れないんだと思う。

 

 

なぜ、その子の物を投げる行動が

問題行動に見えるようで、

実は問題行動ではないという事が言えるのか?

 

それは、

彼の物を投げる行動がフェイドアウトしてしまったからです。

今でも、彼は物を投げる事や癇癪もあるかもしれない。

でも、それは当時の姿と同じく

彼のアクションはシャウトの一つでしかないからなんです。

 

小さな声が今は出せないから、普通の声が大きくなる。

普通の声が出せないから、甲高い声や大きな声となる。

甲高い声や大きな声が出せないから、その子が発しようとすると

他人から奇声と言われてしまうように。

 

彼のアクションも非言語でしかない。

自閉のクラスメイト達だからこそ声として届いてたんだろうと思う。

 

クラスの空間は、余計な大人(自分達の親等)がいないから

更に、彼等からしたらリラックスできる空間で

その男の子の非言語は見事にスピーカーなってたんだと思うわ。

 

 

今の彼は、とてもおっとりと交友的でね。

お友達のママにも声かけてきたり、

話しかけてくれるようになりました。

 

先日、相変わらず声かけてきてくれたんだけどね。

言葉がスタッカート音みたいだったんだよね。

 

なので、そろそろエコラリアが減ってくるんだなと思った。

今の彼の脳内は、ブローカー中枢とウェルニッケ中枢に

虹の橋をかけるかの如く

互いにロープを投げあってる様なそんな光景が見えてきて

物凄くワクワクしてしまったのん。

 

こういうしゃべり方の時はどうすればいいか?

 

迷わず、同じくスタッカート音のしゃべりを

大人はするべきなんです。

 

ゆっくりと教えるように代用する必要も無いし

あえてゆっくりとしゃべり直してティーチングする段階も

しなくていい。

彼に対して、走りたい子供に何時間も準備体操を

させるような行為になるからね(笑)

 

 

こういう時は、彼とまったく同じしゃべり方を

マネするようにしてあげる。

そのうちに、彼も理解していって

また段階を踏んでいくようになります。

 

子供のしゃべり方をマネするのって、

失礼になったり冷やかしたりしているように

見えるかもしれないけど、

言語の難しい子にとっては違うんです。

 

 

うちの子のクラス、不器用な子たちが多くてね。

みんながそれぞれをマネしあってるんですよね。

 

簡単にみると、

彼等にとって、その子の癖やしゃべりやエコラリアが

何らかのツボにはまったり、

距離感が無い子達だとそれをマネする事で

相手との共有になるんだと思うんだ。

 

それで、理解しあってる相手からの自分のモノマネは

そんな嫌な物ではないらしく

マネされる側も、共感や承認という物に変換され

それに心の安定となっていく。

 

 

何年か前、自閉症の子供達との間に友情が芽生えるという話題が

出たと思うのですが。

自閉症の子供は、自閉症の子供達によって

集団生活で必要な物の成長をさせていくというのがここで実証。

 

9歳でも脳は成長するんだろうか?と思ってた数年前。

そんな数年前の私にもっと勉強しておけよと言いたい。

 

頑張れ、子供達。