小川由佳 / コーチング 「仕事に人生に。自分らしいリーダーシップの育て方」 -4ページ目

小川由佳 / コーチング 「仕事に人生に。自分らしいリーダーシップの育て方」

自分らしいリーダーシップを育てていくためのヒントを綴っています

こんにちは!小川由佳です。

Aさんとのセッションでの出来事。

Aさんの話を聞いていて、私が

「私には、Aさんは『〇〇したい』って思っていらっしゃるように感じられたのですが、いかがでしょうか?」

と聞いたら、Aさんは、ちょっと考えてから、

「いいえ、私はむしろ、〇〇したいって思っているんです」

と答えました。

そのとき、Aさんが続けておっしゃったことがとても印象的でした。

Aさんは、こうおっしゃったんです:

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「人っておもしろいですね。

自分がどうしたいのか、自分がどういう状況にいるのか。

何もないところで考えても答えが出てこないのに、

人から「〇〇ですか?」って聞かれると、『いやいや、それは私の思っていることとは違う』ということがわかる。

何かを基準にすると、それとの比較で、自分のことがわかったりするものなんですね。」

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そうなんです。

自分の気持ちや考えをはっきりさせるのに、何かしらの基準に照らし合わせてみるって有効です。

例えば、「自分がなりたい姿がわからない」っていうときは、まずは、少しでも「この人、いいかも」と思える人を見つけて、観察してみる。

すると、「ここはいいな」とか、「ここはちょっと違和感あるな」とか、いうことが出てくるので、それに従って、自分の理想像(なりたい姿)を精緻化していくことができます。



Aさんは、上述のコメントに続けて、こうもおっしゃっていました:

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「何かの基準に照らし合わせることで、より考えが明確になるってことを考えると、会議とかで、別に『いい意見、正しい意見を言わなきゃ』って思わなくてもいいのかなって。

意見を言うこと自体に意味があるのかなって。

だって、何かしら意見が挙がることで、それを1つの基準として、会議において更にいい発想が出てくる可能性が広がるわけだから。」

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これもそうですね。

何かしらの基準があることによって、クリアになる。
知っておくといいかもしれません(^^)
 
 
 

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【お悩み】

部下への指導をする時、どの観点からするのが最適だろうと悩むんです。

業績あげるのは会社のため?支店のため?私のため?部下のため?

全てに該当するんですよね。

私、「貴方のために言ってるんですよ」って言うのに違和感があって。

 

恩着せがましい感じがするんです。

「貴方のため」って。大きなお世話ですよね。

でも、「支店の業績のため」って言うのも、正しいけど、なんか血が通ってない気がして。

どう思いますか?


 

【小川より】

お悩み相談、ありがとうございます^^

そうですよね、「あなたのために言っているんですよ」って、なんか押しつけがましい感じがしますよね。

私も、娘に「〇〇ちゃんのためを思って、・・・」と言いそうになるときがありますが、そのとき、同時に、「これ、娘に言ったら、なんて思うだろうな」とか、「結局、私が言うことを聞いてほしいから言ってる部分もあるなあ」とか思ったりもします(笑)。

とはいえ、仕事をお願いするということは、結局のところ、「全てのため(つまり、「会社のため」「支店のため」「私のため」「部下のため」)になるところを目指す」ってことじゃないかなと思います。

どういうことか、もう少し具体的に説明しますね。

まず、会社というのは、そもそも、その会社が掲げる目的(理念、社会的意義)や目指すビジョンというものを達成したいがために、成り立つ存在です。

そして、目的やビジョンが大きければ大きいほど、これらを達成することは一人ではできないから、まず会社として大きなチームを作り、更に小さいチーム(例えば、支店とか、部とか、課とか)に分けて役割分担しているわけですね。

このことを考えると、支店のためにやることが会社全体のためになる・・・というのが、本来のあるべき会社組織の姿だと思います。

じゃあ、会社や支店のためにやることと、そこで働く個人とはどうつながるのか?

ドライに言ってしまうと、会社や支店と個人との関係は、「会社や支店から雇われて仕事をして、その対価として給与をもらっている」・・・という関係です。これだけを考えると、「会社や支店の業績のために、・・・してね」というのが「論理的に正しい」仕事の振り方ということになります。

が、じゃあ、そういわれて、その個人は、やる気になるのか? いい仕事ができるか?

っていうと、たぶんそうではない(^^;)

人間は、人それぞれ固有の価値観(その人が大事にしていること)があり、その価値観をもってして考えたときに「それをやることは、自分にとって意味がある」とみなしたときに、「やろう!」「やりたい!」という気持ちになるんだと思うんです。

そう考えると、「会社や支店の業績のため」、もっというと、「会社や支店の目的(理念、社会的意義)やビジョンのため」の仕事が、「部下である〇〇さんにとってはどんな意味・意義があるのか」を、上司としては、翻訳して〇〇さんに伝えられたほうがいい、もしくは、〇〇さんが与えられた仕事に意味や意義を見出すお手伝いができたほうがベターということになります。

上司が部下のこと(部下の価値観や部下が目指していること、キャリア等)を考え、それを踏まえて仕事を振ることができたほうが、結局のところ、お互いにハッピーだと思うのですね。

ここまで書いてきて、私も昔のことを思い出しました。

私も、以前、上司からAっていう仕事を振られたとき、

「それって私がやりたい仕事じゃないのになあ。

私がやりたいのはBなのに、そして、それを上司も知っているはずなのに、なんで、またAを頼むんだろう・・・」

 

って思ったことがあります。

で、それをそのまま、別の人(友人)に愚痴ったんですよね。当時の私は。

 

そしたら、その友人がこう言ったんです。

「確かに、ゆかちゃんのしたいのは違うかもしれない。でもさ、Aをやるときに□□っていう視点を身に着けられたら、いざBをやるときに、すごく役に立つんじゃない。それって、Bをするときに、すごく有難がられると思うけどな。」

それを言われた時、私は、「彼女の言っていることって本当にそうだな」って思いました。

で、そう思った瞬間、「Aをがんばってやろう」っていう前向きな気持ちになったのです。

もし管理職をやる人たちが、自分の部下に対して、上述の私の友人のような役割ができたら、素敵だなって思います^^
 

 

 

 

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こんにちは! 小川由佳です。

 

前回の記事で、「人と事を切り分ける」ということについて書きましたが、「人と事を切り分ける」ってけっこう奥が深いです。

実は、リーダーとして堂々とぶれない自分であるために大切なことだと思っています。

これについて、今回ある事例を書きますね。


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あるクライアントさんは、数名の部下を持つマネージャーです。

このクライアントさんの悩みは、「会議のとき、発言するのを躊躇してしまうことがある」というもの。

お客様や部下の反応が気になって、一瞬発言を躊躇してしまうのだそうです。

これに対して、セッションでは、クライアントさんと一緒に「発言しようとしたときに、心の中で何が起こっているか」振り返ってみることにしました。

もう少し具体的に言うと、「発言を躊躇したその瞬間、自分の中にどんなセリフがよぎっているか?」を考えてみたのです。

すると、

「私が発言したことに対して、皆はどう思うだろう」
「的外れなことを言ってしまったら・・・どうしよう」
「お客様やメンバーに否定されるのが怖い、そんなことになったら、立場がない」
「できない人だと思われたらどうしよう」

という言葉がクライアントさんから挙がってきました。

そして、これらの言葉が挙がってきた後、クライアントさんがこう言ったのです:

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「ここまで話してきて思ったのだけど、私、反応しすぎなのかもしれません。

1つ気づいたんですけど、私は、私の発言に対する相手の反応(発言)を、『単なる発言』ではなく『私自身を否定された』ってとっているだなって思いました。

でも、相手は、単に私の言った内容に対して、自分の意見を言っただけで、別に私自身を否定しているわけじゃないんですよね」


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これ、クライアントさんは、「『事』について言われたにも関わらず『人(私自身)』について言われていると解釈しちゃった」・・・ということです。

そうなると、確かに、「言われた内容はたわいもないことであったとしても、必要以上に傷ついてしまう」・・・っていうことがありえるように思います。

では、どうすれば、「人に対して」と解釈してしまいがちなところを、「事に対して」だと受け取ることができるようになるでしょうか?

これをセッションの中で考えてみました。

今回セッションの中で挙がったのは、「ボールをイメージする」という方法。

自分が発言するとき、あるいは、相手が発言するとき、その発言をボールに見立てて、ボールのやり取りをイメージするのです。

そうすることで、発言を、「私自身」から切り離して考えられるようにする。

こんなことをやってみることにしました。



「『事』に対する発言を、『人』に対する発言だと受け取ってしまう」

これは1つの思考のクセですね。

私を含め誰でも、いろいろな思考のクセをもっていますし、それ自体がその人の個性にもつながる大切なものです。

一方で、クセによっては、ともすると、リーダーとして活動するときに障害になることもあります。

今回でいうと、「『事』について言われているのに、『人』について言われていると解釈してしまう」ことで、本来であれば持つことのないネガティブな感情が生じてしまう。

そして、その感情に飲まれて、適切な行動がとれなくなってしまう。

自分が適切な行動をとれていないなと感じるときは、まず、その根っこにある自分の思考のクセに意識を向けてみましょう。

そして、もしそのクセが自分にとって不都合を生じさせているようなら、場合によってはこれを変えることを試みる。

リーダーとしての在り方を整えていくために、大切なことかなと思います。

 

 

 

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こんにちは! 小川由佳です。

皆さんのチームには、自分より年上の部下(年次が上の部下)はいますか?

先日、管理職をしている友人と食事をしているときに、この「年上の部下」というテーマについて話す機会がありました。

彼女は、かつての自分の上司(20歳上)が、現在、自分の部下になっているのだそう。

でも、彼女は、全然気にならないといいます。

「どうして気にならないの? 年上の部下とどう接していいか悩むっていう人、けっこう多いと思うんだけど・・・」

 

と聞いてみると。

彼女: 「う~ん、私は、そもそも、どちらが上とかどちらが下とかって考えたこと、ないんだよね~。」

私: 「へぇ~、そうなんだ。 上下が違うっていうより、役割が違うっていう感覚なのかな?」

彼女: 「そうそう、そんな感じ。

上司と部下って、役割が違うだけって思うんだよね。まとめる役と、具体的な業務を遂行する役と。

だから、こちらも遠慮なく、必要だって思う事は普通に言うし。

もしかしたら、相手はやりにくいって思ってるかもしれないけれど・・・。

でも、私自身は特にやりにくさはないな。」

私: 「へ~、それってすごいと思う。

他に何か心がけている事はある?」

彼女: 「私は学生時代、体育会系の部活で上下関係を叩き込まれたんだよね。

1年、学年が上なだけで神様・・・みたいな(笑)。

だから、年次が上であること、自分より長く生きていることへの尊敬・リスペクトはもっていると思う。

相手に対しても、そういう意味での尊敬・リスペクトはもってる。

で、そのうえで、仕事上で必要な事は言うって感じかな。ダメ出しも含めてね。」

彼女の話を聞きながら、まさに「人と事(問題)を切り分ける」ってことを、彼女はできているんだなあと思いました。

拙著にも書きましたが、相手とコミュニケーションを取るとき、特に相手とネガティブなことをやり取りするとき、「人と事を切り分ける」という意識が大事になります。

その人自身、その人の人格や存在自体【人】は、尊重する、認める。
その上で、その人の行動やその行動が引き起こした結果【事】については、率直にコミュニケーションを取る。


ということです。

人は、自分自身を否定されている・・・と思うと、致命的に傷つきますし、相手に対してわだかまりを持ちかねません。

一方、自分の行動やその結果を批判されたりダメ出しされる分には、一時的に落ち込んだりするかもしれませんが、致命的なところまではいたりません。


なぜなら、行動はいくらでも変えられるものだからです。

相手自身は尊重し続ける。但し、指摘するべきことは、プロとして指摘する。

そんな意識をもつことで、年上の部下に接しやすくなるかもしれませんよ(^-^)

 

 

 

 

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こんにちは。小川由佳です。

娘が猫(名前は「つばめ」)と遊んでいたので、「仲良しだね~」と言ったら、「仲良しになるポイントを教えてあげようか」とのこと。

聞いてみたら、その答えがけっこう秀逸でした。

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・普段から優しくすること

・普段からよく観察すること

・来たらほめること

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その上、つばめと仲良くなるために、娘から私に課された宿題は、「つばめのいいところを5個以上、見つけること」

まるで、部下育成研修を受けているようです。。。(^^;)

 

 

 

 

 

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