私
『おはあちゃん どうしたの?大丈夫?
何か してほしいことかる?』


祖母
『大丈夫やで 寝てたら治るから』

私
『大丈夫じゃないよ すごい血がでてる』





祖母とは その頃は もう違う家に住んでたのに
学校から帰ると 祖母が2階の部屋にお布団敷いて
寝ていた。 あちこち すごい血だらけでタオルが
桶に 絞れるくらい


私は本当に夢でも見てるのかな?て


しばらくすると 変な時間なのに
父が慌てて帰ってきて

すごい 慌ただしく
継母と何やら話してるのが聞こえてくる

私は必死で


私
『おばあちゃん死んじゃうから なんとかして』


すごく大きな声で泣きながら叫んでた


祖母を父が支えながら
どうやら🏥へ 行くようだ
私が学校へ行ってる間にも行ってたようだが
もう一度行くらしい


起き上がり 何度も何度も
血が出てくる

口からも出ている

私
『私も行く』

父
『あかん 待っとけ』

私はポツンと一人残され
本当に本当に不安だった
怖くて怖くて もし おばあちゃん死んだらどうしょうて



しばらくすると 
姉が帰ってきたので

姉に伝えたら

姉
『鼻血が止まらんくなったんやろ?』

私
『口からも血が噴き出てたよ』

姉
『鼻と口はつながってるから』




私は その時 そんなんウソやって思ったけど
いちよう姉には 話を合わせて 頷いた


後から 保険の先生に聞いたら
それは本当の話だったので
姉は賢いって思った


何時間も待ってたような
やっと 両親と祖母が帰ってきた


車から支えられながら祖母が出てきた
笑顔が少し戻ってたけど顔が青白くてビックリした


私
『おばあちゃん大丈夫?』

祖母
『さちぴん心配かけたな。もう大丈夫やで』

姉
『おばあちゃん 服に血がすごいで』

私
『おばあちゃんの家から着替え持ってきたげる』

継母
『お母さん 家で寝たほうがゆっくり出来るん違います?』

私
『おばあちゃん 私の部屋で寝て。私が看病するから』

父
『どないする?』

継母
『ねぇ お母さん』

微妙な空気 私は大きな声で

私
『お父さん おばあちゃんはさちぴんの部屋で寝るから』


自分でもビックリするくらい大きな声を張り上げた
みんながビックリしてた

父
『あぁそうか。ほんなら俺はも〜行くから。おふくろ ほんならゆっくりしとけよ』


なんか そんな風な事を言って父は仕事へ戻った


それから祖母を2階の部屋で寝てもらった
血がたくさん出たから疲れたのか?
わからないけど それから 祖母はずぅーーーーーと
あくる朝まで寝てたと思う


私は 明くる日 心配で学校休みたいって
父に頼んだ


継母には 台所に行く度に
文句みたいは事をいわれたけど
私は祖母を守らないとあかんと思ってたので
この時は すごく強い力が出て 何も怖くなかった

継母には

私
『私がおばあちゃん ちゃんとみるから』とだけ言った


継母は 祖母の前では
優しい声みたいな雰囲気出してた


やっぱり この人は こわいと思った


姉から聞いた話は

鼻血が止まらなくなって
鼻の奥の方を焼いたって たぶん そんなこと言ってた


3日間 私の部屋で寝てた
祖母は どんどん元気になって元通りになった



祖母が帰ってから


その日から 毎日のように



継母から
『さちぴんは おばあちゃんの家が良かったら お父さんに頼んで おばあちゃんの所に行き』て言われた

毎日 毎日 言われた



その日から すごく 意地悪が激しくなった
お風呂へ入ってると いきなり入ってきて
無理やり押し付けられて
蓋を閉められたり 

ご飯は しょっちゅう抜かれた



ひとりで髪の毛は上手に洗えてたと思う





でも おばあちゃんが生きてて良かったし
神さまにお願いしたから

『おばあちゃんを助けてください。
私はどんな事でも我慢します』


だから私は 我慢しようと思った






今だったら そんな お願いの仕方はしないけど








ふっと 思い出した
夏休み前やったな〜



小学1年生やった


祖母の家で暮らしてた時は幸せやったから
本当は戻りたかったけど
戻ったら 父も祖母も困るような気がした

感覚的にそれは あかん事のような気がしてたから



祖母の家に 時々 お泊りへ行くのが
とっても幸せやった
好きなものを たくさんお腹いっぱい食べて
祖母とお風呂に入って
髪の毛も洗ってくれて 上がったら
シャーベットを食べた




でも

ある時


父から

『おばあちゃんの家には もう泊まったらあかん』

私
『なんで?』

父
『もう小学生やろ』

私
『小学生は泊まったらあかんの?』

父
『そーや』

継母は横でニヤニヤしてた





私の楽しみは全部なくなったので
その日から 早く家を出よう
お金を貯めようって 
お年玉は全部おいておいた




4年生の頃から プチ家出を繰り返した

私は頭のおかしい子だと
みんなから思われた

継母は たぶん 私がいなくなるたび
嬉しかったと思う

誰もいないところで
家に連れ戻されると いつも

継母
『もっと遠くに行かへんから』



そんな事を言われた記憶




おばあちゃんに一度だけ聞かれたことがある

祖母
『お母さん優しい?』


私
『うん 大丈夫』て答えたと思う


ウソではない


私は大丈夫って その頃からの私の口ぐせになった






何度も何度も繰り返す プチ家出


私は中学生に上がる前の春休みに
大きな大勝負に出ることにした


そうだ
継母の言ってることが正解かも


もっともっと遠くに行けばいい







早く家を出たい


おばあちゃんにも迷惑かけたくない

父にも











どのみち 私の居場所はない




私の居場所を探そう



そんな大袈裟な思いはなかったと思う


本当は とにかく
この今の生活が苦しくて


なんとかしたかった








思い出は 










つづく












おばあちゃんは 鼻血事件から回復して
元通りになって 神さまに私は感謝した
本当 良かった