もしかしたらクリスマス前に夫婦でシアトルを発ち、日本に帰ってお正月を大阪の両親と一緒に迎えるかも知れません。
うちはどっか行くとなるといつもこの調子でラストミニッツ。今回は会社がチケットを準備してくれるので、何をしても遅いこちらの人たちの対応だから、さらにラスト、ラストミニッツに決定しそう。(笑)
しかしもし帰国するなら、今週末はシアトルで過ごす今年最後の週末。それを旦那に指摘され、なら手の込んだご馳でも作り一足速いクリスマスを味わうかと、私は重い腰を上げ久々に日系スーパーまで出向き、魚のあらを買って来て3年ぶりにこれを作りました。
ブイヤベース
イギリスに渡ったころ、もう今から20年近く前の話ですが、私は貧乏のどん底生活をしていました。安月給で職を失ったパートナーを2年間も養ったのです!
私の小遣いは1週間に千円ほど。それじゃあ友達との付き合いも出来ません。しかし家庭の内情を知らない友達は私に誘いをかけてくる。それを色々理由をつけて断るうち、なんと“守銭奴”とまで呼ばれて、一人減り二人減りで友達までなくす貧乏さだったのです。
その頃の私の唯一の楽しみ、それは、毎年パートナーの誕生日だけお金のことを忘れ、ロンドン一シーフードが旨いレストランで、贅沢な食事をご馳走し祝ってあげることでした。
そのレストラン、ロブスターポットと言うのですが、ロンドン南東の下町にあって、こじんまりしすぎるほどこじんまりしたちっぽけなファミリーレストランなのです。どうみてもロンドン一旨そうには見えない、大衆食堂風です!(笑)
ところが、見かけとは正反対に食い物が兎に角旨い!特にそこのフィッシュスープは、スターターにそれを食べると、メインはもう要らんから、おかわりお願いしま~~す!と、思わず言ってしまいたくなる一品なのです。
私はフランス料理どころか日本料理だって先生について学んだことがありません。そんな私は正統なフレンチのブイヤベースの作り方など知るはずがありません。
私の作るブイヤベースは、このロンドン一シーフードが旨いレストラン・ロブスターポットのフィッシュスープを真似たものに、好みの魚介をたっぷりとぶちこんだものです。
こんなものをブイヤベースと呼ぶなんて...と、プロが見たら笑われそうな料理ですが、味は正直プロに負けない旨さだと自負しています。兎に角絶品のシーフードスープというかシチューです。
<材料 4人分>
(フィッシュストック)
セロリ...1本
パセリ...1~2本
タイム...1~2本
ローレル...1葉
オリーブオイル...適宜
たまねぎ、適当な大きさに切る...中1個
人参、適当な大きさに切る...1本
フェネルストーク(フェネルの茎の部分)、適当な大きさに切る...1個分
魚のあら...1パック
白ワイン...200ml
湯...約1.5リットル
ホールブラックペッパー...6~7粒
塩...小さじ1程度
(魚介類)
アニス酒(サンブーカなど)...大さじ3
オリーブオイル...大さじ2
サフラン...1/2瓶
好みの魚、エビ、いかなど...適宜
好みの貝類...適宜
(スープ)
オリーブオイル...適宜
サフラン...1/2瓶
たまねぎ、小さく刻む...中1個
にんにく、スライス...2かけ
人参、小さく刻む...1本
フェネルバルブ(フェネルの茎を取り除いた下の部分)、小さく刻む...1個
フィッシュストック...1リットル
トマト、皮を剥き種を抜いて適当な大きさに切る...3個
トマトピューレ...大さじ1
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
パセリの葉のみじん切り...適宜
<作り方>
1.フィッシュストックを作る。セロリ、パセリ、タイム、ローレルをタコ糸で2箇所くらい縛りブーケガルニを作る。
2.深鍋にオリーブオイルを熱したまねぎを4~5分炒める。たまねぎがしんなりしてきたら、人参、フェネルストークを加え、更に3~4分炒める。
3.2に魚のあらを加えて、あらが全体に白っぽくなるまで3~4分炒める。白ワインを加え、水分が半減するまで煮詰める。(5分程度)
4.3に湯を加えて煮立たせる。煮立ったらブーケガルニ、ホールブラックペッパー、塩を加え、火を弱め蓋をしてことことと煮込む。
5.フィッシュストックを煮ている間に魚介類の下準備をする。魚介を重ならずに並べられる皿に、アニス酒、オリーブオイル、サフランを入れよく混ぜ合わせマリネ液を作る。マリネ液の中に魚、エビ、いかなどを漬け込む。貝類は別途砂出しし洗っておく。
6.4を約1時間煮たら粗熱を取り、上質のキッチンペーパー(リードやバウンティーなど)またはチーズクロスなどを敷いたざるを通して濾し、クリアーなフィッシュストックに仕上げる。(ストック用のあらや野菜などは処分。)
7.スープを作る。(ストックを取った鍋とは別の、または綺麗に洗った)鍋にオリーブオイルを熱しサフランを30秒程度炒め強い香りを飛ばす。たまねぎを加え、芳ばしい香りが立ち始めしんなりするまで、焦がさないように5~6分しっかりと炒める。
8.7ににんにくを加え30秒程度香りが立つまで炒めたら、人参とフェネルを加え更に2~3分炒める。
9.8にフィッシュストック約1リットルとトマトを加え煮立たせる。煮立ったらトマトピューレを加え、火を弱め蓋をして40~45分、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
10.9を一旦火からおろしバーミックスで攪拌しスムースなスープに仕上げる。再び火にかけ煮立ったら塩こしょう、味の素で味を調え、火の通りの遅い魚介類から順にスープに加え、煮過ぎない様に注意しながらブイヤベースを仕上げる。(マリネ液は処分。)
11.最後に表面に浮いたあくを丁寧に取り除き、パセリの葉のみじん切りを加えて火を止める。
ロンドン一旨いシーフードレストランのフィッシュスープを真似た、我が家のブイヤベースが出来ました。3年ぶりに食べるその味はいかがなものでしょうか...
旨い!ただその一言。旨すぎました!
午後3時過ぎに買い物から帰って来てそれから即フィッシュストックを取り始めて、途中、ハプニングあったり、旦那を迎えに行ったりしながら、食卓に登場したのは夜の8時。5時間の大仕事でしたがその価値のある料理です!
途中のハプニングとは、私はムール貝ってのをそのままスープに入れるのが嫌いなのであらかじめボイルしたのですが、日系のスーパーで買ってきたムール貝の半分以上が、既に死んでおったのです!
なんか鮮度を疑い、生きている分も食べる気がしなくなって全部処分。近所のスーパーに買い直しに出かけました。したら...そこのスーパーでもムール貝はなし!なんでも死んでいる貝が多いから全部処分したのだとか。
それを聞いて私はちょっとムカッとしました。日系のスーパーの魚介類は鮮度が違うから生でも食べれると信じていたのに、アメリカのスーパーの方が品質管理がええではないか!
気を取り戻し、ムール貝の代わりに450gで300円ほどのセールになっていた、茹でたダンジェネスクラブ(渡り蟹)を買って来てブイヤベースに入れることに。脚はそのままスープに入れ、甲羅の部分の身は野菜と共に攪拌しました。
ブイヤベースと言うと、必ず薬味にルイユやアイオリが登場します。ルイユとは唐辛子の入ったガーリックマヨネーズで、アイオリはシンプルなガーリックマヨネーズ。
うちは二人ともアイオリの方が好きなので、旦那にオリーブオイルを加えるのを手伝ってもらいながら、ホームメイドのアイオリを準備しました。アイオリのレシピはこちら から...
バターの代わりにアイオリをたっぷり載せたバゲットと共にいただきました。貧乏時代を振り返りながら、今の恵まれた生活に改めて感謝した晩御飯でした。
私が食卓の準備をしている最中、旦那はキッチンでごそごそなんかしていると思ったら、これを準備していたのです。食後に飲むサンブーカ。うちの旦那、こういう洒落たことをさらりとやってのけるところが、やっぱ外人のおっさんやなぁと感心するのです。(笑)
甘いものが嫌いな私ですが、このイタリアのシロップの様な甘くとろ~りとした、アニス風味の酒が大好きです。アニスの風味を生かしたブイヤベースの食後には、また一段と旨い!
ちなみにフェネルは日本では滅多に見かけないのに、あってもかなりお高い野菜です。私は日本にいる頃はフェネルは省いて作っていました。その代わりに(と言うか昨日忘れたんですけど...汗)、スープにはマッシュルームも入れてました。
フィッシュストックまで作るのは面倒であれば、最近は手軽に使える顆粒のフュメドポワソン も売り出されているので、代用するともっと手軽にブイヤベースが作れます。
また、アニス酒もどこの酒屋にでも売っているっていると言うお酒ではないので、マリネ液を作る代わりに、日本酒を振りかけておけば十分だと思います。やたら滅多ら高価なサフランも、省いても問題なしですし。(笑)
うちはどっか行くとなるといつもこの調子でラストミニッツ。今回は会社がチケットを準備してくれるので、何をしても遅いこちらの人たちの対応だから、さらにラスト、ラストミニッツに決定しそう。(笑)
しかしもし帰国するなら、今週末はシアトルで過ごす今年最後の週末。それを旦那に指摘され、なら手の込んだご馳でも作り一足速いクリスマスを味わうかと、私は重い腰を上げ久々に日系スーパーまで出向き、魚のあらを買って来て3年ぶりにこれを作りました。
ブイヤベース
イギリスに渡ったころ、もう今から20年近く前の話ですが、私は貧乏のどん底生活をしていました。安月給で職を失ったパートナーを2年間も養ったのです!
私の小遣いは1週間に千円ほど。それじゃあ友達との付き合いも出来ません。しかし家庭の内情を知らない友達は私に誘いをかけてくる。それを色々理由をつけて断るうち、なんと“守銭奴”とまで呼ばれて、一人減り二人減りで友達までなくす貧乏さだったのです。
その頃の私の唯一の楽しみ、それは、毎年パートナーの誕生日だけお金のことを忘れ、ロンドン一シーフードが旨いレストランで、贅沢な食事をご馳走し祝ってあげることでした。
そのレストラン、ロブスターポットと言うのですが、ロンドン南東の下町にあって、こじんまりしすぎるほどこじんまりしたちっぽけなファミリーレストランなのです。どうみてもロンドン一旨そうには見えない、大衆食堂風です!(笑)
ところが、見かけとは正反対に食い物が兎に角旨い!特にそこのフィッシュスープは、スターターにそれを食べると、メインはもう要らんから、おかわりお願いしま~~す!と、思わず言ってしまいたくなる一品なのです。
私はフランス料理どころか日本料理だって先生について学んだことがありません。そんな私は正統なフレンチのブイヤベースの作り方など知るはずがありません。
私の作るブイヤベースは、このロンドン一シーフードが旨いレストラン・ロブスターポットのフィッシュスープを真似たものに、好みの魚介をたっぷりとぶちこんだものです。
こんなものをブイヤベースと呼ぶなんて...と、プロが見たら笑われそうな料理ですが、味は正直プロに負けない旨さだと自負しています。兎に角絶品のシーフードスープというかシチューです。
<材料 4人分>
(フィッシュストック)
セロリ...1本
パセリ...1~2本
タイム...1~2本
ローレル...1葉
オリーブオイル...適宜
たまねぎ、適当な大きさに切る...中1個
人参、適当な大きさに切る...1本
フェネルストーク(フェネルの茎の部分)、適当な大きさに切る...1個分
魚のあら...1パック
白ワイン...200ml
湯...約1.5リットル
ホールブラックペッパー...6~7粒
塩...小さじ1程度
(魚介類)
アニス酒(サンブーカなど)...大さじ3
オリーブオイル...大さじ2
サフラン...1/2瓶
好みの魚、エビ、いかなど...適宜
好みの貝類...適宜
(スープ)
オリーブオイル...適宜
サフラン...1/2瓶
たまねぎ、小さく刻む...中1個
にんにく、スライス...2かけ
人参、小さく刻む...1本
フェネルバルブ(フェネルの茎を取り除いた下の部分)、小さく刻む...1個
フィッシュストック...1リットル
トマト、皮を剥き種を抜いて適当な大きさに切る...3個
トマトピューレ...大さじ1
塩こしょう...適宜
味の素...適宜
パセリの葉のみじん切り...適宜
<作り方>
1.フィッシュストックを作る。セロリ、パセリ、タイム、ローレルをタコ糸で2箇所くらい縛りブーケガルニを作る。
2.深鍋にオリーブオイルを熱したまねぎを4~5分炒める。たまねぎがしんなりしてきたら、人参、フェネルストークを加え、更に3~4分炒める。
3.2に魚のあらを加えて、あらが全体に白っぽくなるまで3~4分炒める。白ワインを加え、水分が半減するまで煮詰める。(5分程度)
4.3に湯を加えて煮立たせる。煮立ったらブーケガルニ、ホールブラックペッパー、塩を加え、火を弱め蓋をしてことことと煮込む。
5.フィッシュストックを煮ている間に魚介類の下準備をする。魚介を重ならずに並べられる皿に、アニス酒、オリーブオイル、サフランを入れよく混ぜ合わせマリネ液を作る。マリネ液の中に魚、エビ、いかなどを漬け込む。貝類は別途砂出しし洗っておく。
6.4を約1時間煮たら粗熱を取り、上質のキッチンペーパー(リードやバウンティーなど)またはチーズクロスなどを敷いたざるを通して濾し、クリアーなフィッシュストックに仕上げる。(ストック用のあらや野菜などは処分。)
7.スープを作る。(ストックを取った鍋とは別の、または綺麗に洗った)鍋にオリーブオイルを熱しサフランを30秒程度炒め強い香りを飛ばす。たまねぎを加え、芳ばしい香りが立ち始めしんなりするまで、焦がさないように5~6分しっかりと炒める。
8.7ににんにくを加え30秒程度香りが立つまで炒めたら、人参とフェネルを加え更に2~3分炒める。
9.8にフィッシュストック約1リットルとトマトを加え煮立たせる。煮立ったらトマトピューレを加え、火を弱め蓋をして40~45分、野菜が柔らかくなるまで煮込む。
10.9を一旦火からおろしバーミックスで攪拌しスムースなスープに仕上げる。再び火にかけ煮立ったら塩こしょう、味の素で味を調え、火の通りの遅い魚介類から順にスープに加え、煮過ぎない様に注意しながらブイヤベースを仕上げる。(マリネ液は処分。)
11.最後に表面に浮いたあくを丁寧に取り除き、パセリの葉のみじん切りを加えて火を止める。
ロンドン一旨いシーフードレストランのフィッシュスープを真似た、我が家のブイヤベースが出来ました。3年ぶりに食べるその味はいかがなものでしょうか...
旨い!ただその一言。旨すぎました!
午後3時過ぎに買い物から帰って来てそれから即フィッシュストックを取り始めて、途中、ハプニングあったり、旦那を迎えに行ったりしながら、食卓に登場したのは夜の8時。5時間の大仕事でしたがその価値のある料理です!
途中のハプニングとは、私はムール貝ってのをそのままスープに入れるのが嫌いなのであらかじめボイルしたのですが、日系のスーパーで買ってきたムール貝の半分以上が、既に死んでおったのです!
なんか鮮度を疑い、生きている分も食べる気がしなくなって全部処分。近所のスーパーに買い直しに出かけました。したら...そこのスーパーでもムール貝はなし!なんでも死んでいる貝が多いから全部処分したのだとか。
それを聞いて私はちょっとムカッとしました。日系のスーパーの魚介類は鮮度が違うから生でも食べれると信じていたのに、アメリカのスーパーの方が品質管理がええではないか!
気を取り戻し、ムール貝の代わりに450gで300円ほどのセールになっていた、茹でたダンジェネスクラブ(渡り蟹)を買って来てブイヤベースに入れることに。脚はそのままスープに入れ、甲羅の部分の身は野菜と共に攪拌しました。
ブイヤベースと言うと、必ず薬味にルイユやアイオリが登場します。ルイユとは唐辛子の入ったガーリックマヨネーズで、アイオリはシンプルなガーリックマヨネーズ。
うちは二人ともアイオリの方が好きなので、旦那にオリーブオイルを加えるのを手伝ってもらいながら、ホームメイドのアイオリを準備しました。アイオリのレシピはこちら から...
バターの代わりにアイオリをたっぷり載せたバゲットと共にいただきました。貧乏時代を振り返りながら、今の恵まれた生活に改めて感謝した晩御飯でした。
私が食卓の準備をしている最中、旦那はキッチンでごそごそなんかしていると思ったら、これを準備していたのです。食後に飲むサンブーカ。うちの旦那、こういう洒落たことをさらりとやってのけるところが、やっぱ外人のおっさんやなぁと感心するのです。(笑)
甘いものが嫌いな私ですが、このイタリアのシロップの様な甘くとろ~りとした、アニス風味の酒が大好きです。アニスの風味を生かしたブイヤベースの食後には、また一段と旨い!
ちなみにフェネルは日本では滅多に見かけないのに、あってもかなりお高い野菜です。私は日本にいる頃はフェネルは省いて作っていました。その代わりに(と言うか昨日忘れたんですけど...汗)、スープにはマッシュルームも入れてました。
フィッシュストックまで作るのは面倒であれば、最近は手軽に使える顆粒のフュメドポワソン も売り出されているので、代用するともっと手軽にブイヤベースが作れます。
また、アニス酒もどこの酒屋にでも売っているっていると言うお酒ではないので、マリネ液を作る代わりに、日本酒を振りかけておけば十分だと思います。やたら滅多ら高価なサフランも、省いても問題なしですし。(笑)










