さて、前回に続きまして、またまたイギリスのクリスマスにはなくてはならないものの1つを作りました。


ミンスパイ

クッキングリッシュの会

先日私はミンスミート を作りブログで紹介しました。あれから数日が経ち、その間にブランディーの風味がドライフルーツにしっかりしみ込みミンスミートの味は熟成しました。そのミンスミートをフィリングにして焼いたタルトレットをミンスパイと呼びます。


イギリスのクリスマスの迷信では、“クリスマスの12日間”(12月26日から1月6日まで)に一日一個ずつミンスパイを食べると幸せになると言われています。


また、サンタクロースがこのミンスパイが好きなので、イブの夜、1つ2つサンタさん用に残しておいたら、プレゼントがたくさんもらえると子供達は信じています。(そんな素直な子は、イギリスにも日本にも、今時おらんか!爆)


兎に角甘いです!何せただでも甘いレーズンやミックスフルーツに、黒砂糖を加えて作ったミンスミートが中に入ってんですから。(笑)でもこれもお正月のお雑煮やおせちと同じ。食べないとなんかクリスマスが来たような気がしません。


イギリスではクリスマス前になると、どこのスーパーに行っても箱入りのミンスパイが山積みされています。うちもイギリス時代は、旦那も私も甘いものが苦手なので箱入りを買って来て済ませていました。しかし、日本ではそうはいきません。


日本に暮らしていても、旦那に子供の頃から慣れ親しんでいるイギリスのクリスマスを味あわせてあげたいと思うと、やっぱ私はがんばって作るしかありません。


それほど難しいものじゃないのですが、何せ小さなタルトレットの型で焼くために数が多くてしんきくさいんです。


今年は旦那だけじゃありません。今月のクッキングリッシュの会の参加者の皆さんにも食べさせてあげたくて、私は1日かけて22個のパイを焼きました。(滝汗)


<材料 6cmのタルトレット型22~24個>

小麦粉...300g+打ち粉用適宜
塩...ひとつまみ
バター...150g
冷水...適宜
サラダ油...適宜
ミンスミート...適宜
溶き卵...1/2個
粉砂糖...適宜


<作り方>

1.小麦粉に塩を加えふるいにかける。小麦粉のボールに冷蔵庫から出したてのバターを加え、指でバターをつぶしながら粉に擦り込んでクランブル状態にする。

2.1に冷水を徐々に加え捏ねる。生地がひとまとまりになったら打ち粉をした台の上に移し、耳たぶくらいの柔らかさの滑らかな生地になるまでよく捏ねる。

(ここで冷水の量が足りないとグルテンが十分に発生しないために、ぱさぱさで延ばしにくい生地になり焼いてもひび割れてしまいます。水の量はこれくらいでよいかなと思ってから、さらに指先に水をつけて生地を捏ねる、これが私のショートクラストペイストリー作りのコツです。)

3.2の生地を2~3つに分け、それぞれホイルに包んで冷蔵庫で1時間くらい休ませる。(タルトレットの数が多いので、一度に生地を全部冷蔵庫から出して作業するより、小分けしておくと必要な分だけ出し使えます。)

4.3の生地を3mm程度の厚みに延ばし、まずタルトレット型より2~3割直径が大きい丸型で生地を抜く。次にタルトレット型の直径と同じ大きさの丸型で生地を抜く。

5.タルトレット型に薄くサラダ油を塗り、4で型抜きした直径が大きい方の生地をタルトレット型に敷き詰める。敷き詰めた生地の底の部分をフォークで2、3カ所刺し空気を抜く。

6.5にミンスミートを詰める。一杯一杯詰めるとオーブンに入れたときに中から詰め物が飛び出すので半分位が目安。

クッキングリッシュの会

7.4の直径が小さい方の生地の片面の円周に溶き卵を刷毛で塗り、卵を塗った側が下になるようにしてミンスミートの詰まったタルトレットに蓋をする。指で軽く押さえ生地と生地の合わせ目を閉じる。竹串で蓋に2、3カ所空気穴をあける。

クッキングリッシュの会

8.7を200度で余熱を済ませたオーブンで20~30分、全体に薄ら焼き目がつくまで焼く。ワイヤーラックであら熱を取り、熱い内に粉砂糖をふって紅茶とともにサーブ。

クッキングリッシュの会

冷たくなってもそのまま食べれますが、やっぱり温めたミンスパイに勝るものはありません。


それにしても、この甘いパイを12日間一日一個食べていたら、クリスマスタイドが終わるころには、体重が12キロ増えてますがな!(爆)


ちなみに全然関係のない話ですが、クリスマスツリーをしまうのも、“クリスマスの12日間”が終わる1月6日というのがイギリスでは一般的です。

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