全国を旅するセミナー講師・ライフコーチ、湖森章月です
私がセミナーや研修でもお伝えしている
「傾聴スキル」について、何回かに分けてご紹介します。
今回は、相手との信頼関係づくりに役立つ
「ミラーリング」
というスキルについてのお話です。
ミラーリングとは?
ミラーリングとは、
相手の姿勢や表情、うなずきなど、目に見える振る舞いに
自然に合わせる非言語コミュニケーションのスキルです。
「ミラー(鏡)」という言葉の通り、
相手の振る舞いを鏡のように映すイメージです。
ただし、大切なのは
そのまま真似をすることではありません。
姿勢・うなずき・視線・表情・身振りなどを、
相手に違和感を与えない程度に控えめに合わせることで、
安心感や親近感が生まれ、信頼関係(ラポール)を
築きやすくなります。
ミラーリングのやり方
まずは、相手をよく観察してみましょう。
●姿勢
相手が少し前傾して話しているなら、自分も自然に身体を前に傾けてみる。
相手が腕を組んでいるからといって、そのまま同じように腕を組む必要はありません。
肘を軽く支えるなど、似た雰囲気の姿勢にするだけでも十分です。
●うなずき
相手の話すテンポやリズムを感じながら、自然にうなずきます。
「3回に1回」程度をひとつの目安にしてもよいですが、
大切なのは回数ではなく、相手の話に合わせることです。
●表情
相手が笑顔ならこちらも笑顔に。
真剣な話をしているなら、こちらも落ち着いた表情で。
相手より少し控えめなくらいを意識すると、自然に見えます。
ミラーリングによって期待できること
私たちは、自分と似た雰囲気や行動をする相手に対して、
親近感を持つことがあります。
(類似性の法則なんて言われてますね)
ミラーリングでは、相手の振る舞いに自然に合わせることで、
「この人は自分の話を受け止めてくれている」
「なんとなく話しやすい」
そんな感覚につながることがあります。
ただし、ここで注意したいのが、
「相手の真似をしよう」と意識しすぎないこと。
あまりにも同じ動きをすると、かえって不自然になってしまいます。
半拍ほど遅らせたり、相手より控えめな強さで合わせたりするくらいが
自然です。
ミラーリングの目的は、相手を操作することではありません。
「あなたの話を大切に聴いています」
その気持ちを、言葉だけでなく姿勢や表情でも伝えること。
営業や接客、職場でのコミュニケーションはもちろん、
家族や友人との日常会話でも使える傾聴スキルです。
次に誰かと話すとき、
まずは相手の表情や姿勢を少し意識してみてください。
いつもの会話が、少し変わってくるかもしれません。
ぜひ取り入れてみてくださいね![]()
こちらでは「アイコンタクト」について書いています。
