時々
こんなことを考えます
もしも
許されるなら
クレールやコレットよりも
先に死にたいな
もうあと幾ばくもない命の
横たわるわたしのまわりに
家族と一緒に
クレールとコレットもいて
ベッドの上に乗って
クレールは左側
コレットは右側
お座りしてわたしを見下ろしてる
わたしが
後のことは頼んだよ
と言うと
家族より先に
わんわんわんと
二匹で返事をする
ママわかったよ
安心して先にいっていいよ
ノアにーにと天国で待っててね
ボクたちはこっちで楽しく暮らして
そのうちそっちに行くからね
こっちで二匹で幸せに暮らすから
何にも心配しなくていいよ
そう言って
両側から二匹で
ペロペロわたしの顔をなめる
なめながら二匹が
ちらりと宙を見る
気がつくと
ノアがわたしの胸の上に
仁王立ちしていて
はっはっと息を吐きながら
しっぽをブンブン振って
その時を今か今かと待っている
ノア
虹の橋のたもとで
待っているんじゃなかったの?
こんなとこ来ていいの?
聞いてもノアは
わたしの胸の上で足踏みするだけ
ああ
もうその時が来たんだね
クークー
ココちゃん
もう行くよ
幸せだったよ
ありがとう
あなたたちより先に行けてよかった
だって見送るの辛いのだもの
クークー
ココちゃん
ほんとうは大丈夫
ママが最後まで
ちゃんと見てあげるからね
安心してていのよ
ただ
今だけ
ちょっと
夢を見させてね

