昨年の12月
わたしのことを可愛がってくれた
叔母が亡くなりました
食道がんとわかったときは末期で
手術をせず
家で過ごし
最後は家族と愛犬に囲まれて
天国に旅立ちました
三人姉妹だった母の末の妹です
わたしとは13才違いでした
先日
いとこ(叔母の長女)と
会って食事をして
思い出話をしてきました
叔母は動物が大好きで
高校生の頃
ジャリという雑種の犬を
飼っていました
ジャリは優しい牡犬で
おじいちゃんの家に行くと
しっぽを振って出迎えてくれました
子どもだったわたしにはジャリは
とても大きな犬に見えて
思い出すと
シェパードを思い浮かべるのですが
本当は柴犬くらいの
大きさだったかも知れません
いとこが教えてくれたところに
よりますと
前の飼い主に捨てられたのを
叔母に拾われたジャリ
初めはなかなか
なつかなかったらしいよ
といとこに聞いて
なんとなく納得
子ども心に
引っ込み思案な犬だなーと
ジャリのことはそう思っていましたから
わたしは
優しいジャリのおかげで
犬が好きになりました
小さなわたしと年子の妹が
ふたりでなで回しても
黙って立っていました
吠えた記憶もないので
おとなしい犬だったのでしょう
祖母は
ジャリジャリごはんと名付けた
フライパンに卵をといて流し入れて
焼いてからかき回して
ごはんをそこに入れて炒めて
しょうゆをたらしたものを
ジャリにあげていました
ジャリジャリごはんは
わたしと妹の朝ごはんにも
毎日のように登場
もううんざりするほど食べたので
小さな頃食べたきり
一度も食べていません

いつでもご機嫌だったジャリ
でもおじいちゃんは怖くて
逃げ回っていたらしいジャリ
伯母が東京の大学に行ってからは
ジャリは淋しい思いもしたかもしれない
いとこと話していて
そう気がつきました
ある日
おじいちゃんの家に遊びに行くと
庭にジャリの姿がありません
あれー?
ジャリは?
と聞くと
ジャリは死んだよ
おじいちゃんが庭に大きな穴を掘って
ジャリを埋めたよ
と祖母がぼそぼそと言いました
ジャリのいない庭は静まり返って
その窓越しの庭を背景に
祖父はソファーに座り
眼鏡をかけて
黙って新聞を読んでいました

いつか保護犬を飼おう
漠然とでも確固たるものを持って
わたしがそう決めたのも
ジャリが可愛い犬だったからでしょう
叔母は
そのあと何十年も
犬は飼いませんでしたが
ある日、側溝に落ちていた仔犬を見つけ
拾って保護して
ジョリと名付けて飼いました
そのジョリを見送ったあとは
飼っていませんでしたが
最後は孫とふたりで飼っていた
シュナウザーと家族に看取られて
天国へ召されました
夢中で思い出話をしていたら
あっという間に時間は過ぎて
さあ、犬たちが待っているから帰るよ
わたしが時計を見てそういうと
いとこは
お母さんと同じ
犬が待っていて
かわいそうだから帰るよって
いつも言ってた
そうわたしに言って少し笑いました
叔母は
虹の橋のたもとで
しっぽをブンブン振って待っていた
ジャリとジョリと再会したことでしょう
そうして
張りきって二ひきを従えて
さあ!
行くよ!
と、先に待っている家族のもとへ
幸福で瞳をキラキラさせて
歩いて行ったこととおもいます
⚮*⚮*⚮*⚮*⚮*⚮*⚮*⚮*⚮*
保護犬をぜひ家族に迎えてください
幸せを連れてきてくれるでしょう
今週末は沼津でフリマです🙆







