元日の朝。
明けましておめでとうのノア。
年末の仕事が忙し過ぎて
新年早々、大掃除してるわたし。
最近、掃除機怪獣に吠えなくなった
大人のオトコのオレ。
オレはママンの永遠のナイト。

いつものように
朝ごはんに
娘が握った大きなおにぎりを
食べていました。
娘は白ごはんが大好きなので
おにぎりは特大です。
小さめに握ってと頼んでも
それでも大きめのおにぎり。
ソファーに座って
台所で、自分のお弁当のおにぎりを握る
娘の背中を見ながら
手渡された温かいおにぎりを
食べる。
今朝はシーチキンマヨネーズ。
海苔は奮発して買った高級有明のり。
おいしいな。
泣きながらおにぎりをほおばります。
「なに、食べながら泣いてるの」
振り返ってわたしを見た娘は困り顔。
数日前の花冷えの日に
ノアは亡くなっていて
朝具合が悪くなって
その日の夕方には亡くなってしまって。
あっという間にいなくなってしまいました。
動物病院の先生と介護の話をしていたのに。
もう、涙は
顔をくしゃくしゃにしなくても
ただ、水道の蛇口を開くように
簡単に目から流れるようになりました。
蛇口が壊れちゃったみたい。
わたしのかたわらには
クレールがくっついて寝ています。
ぬぐってもぬぐっても
泉のように溢れる涙。
何で、ノアがいないのだろう。
薄茶いろの毛玉がいない不思議。
台所で自分のおにぎりを握っている
娘の肩も震えています。
あったかい大きなおにぎり。
泣きながら食べたおにぎり。
ノアがいない朝に。

