私の母が来賓枠で現れた卒業式
先日、下の子の卒業式がありました。
感動の一日になるはずだったんですが─
やっぱり今回も
私の母が全部かっさらっていきました。
娘の誕生日会を母がかっさらった話は
こちら↓
私の母は昔から、私の友人や親戚の
あいだで「面白い人」として認知
されています。
自由人というか、天然というか![]()
今回も、しっかりやってくれました。
卒業式に
「どうしても参加したい」
と言うので、
「朝早いけど、来られるならおいで」
と伝えておいたんです。
ところが、式が始まる時間に
なっても来ない。
嫌な予感がして電話すると、
バタバタとすごい走っている様子。
式が始まり、来賓の方々が
ぞろぞろと入場してきました。
このあと子どもたちが入場する
流れなのに「まだ来ない…」
と思いながら見ていた、そのとき。
なんと
来賓の最後尾に
うちの母が歩いて
入ってきたんです![]()
え?
なんで?
一瞬、状況が理解できず
固まりました。
でも見れば見るほど母。
しかも、昔デパートの婦人服売り場で
働いていたこともあって、
きちんとした服をそれなりに着こな
している。
そのせいで、もう本当に
「来賓の人」にしか見えない。
保護者席から必死で
「ちょっと! こっち! こっち!」
と立ち上がり、大きく手招きした私。
でも母はキョロキョロしながら、
周りの保護者にペコペコ頭を
下げつつ進んでいく。
いやもう、完全に来賓![]()
むしろ来賓としての所作が自然すぎる。
気づかないまま歩いていくので、
ついに大きな声で
「こっちだよ!」
と母を呼びました。
すると、周りの保護者が
大爆笑。
うぎゃぁぁぁ~っ
なんてこった![]()
感動の卒業式が
台無しじゃんか!
しかも笑いはなかなかおさまらず、
子どもたちが入場してきても、まだ
クスクスしている人がいる。
びっくりした顔でこっちを見て
いる人もいて、脇汗が一気に放出![]()
卒業式に泥を塗る気かっ。
ホント、かんべんしてくれよ~![]()
母に
「なんで来賓者と一緒に入ってくるのよ!」
と言うと
「だって、こちらへって案内されて。
おかしいなと思って、私違いますって言ったのよ。
そしたら、じゃあ一番最後に入ってくださいって
言われたから」と、ウダウダ。
そんなん、来賓の入場が終わるまで
待てばいいじゃんか!
恥ずかしくて、感動モードに入り
きれないまま式は進行。
それでも子どもたちの歌を聞いたら、
ウルウルする私。
すると隣で母が、私の顔をのぞきこみ
「泣いてるわぁ、笑」とニヤニヤ。
そこ、笑うとこ!?
まるで友達をからかう子ども
かっ!
さらにクライマックスで
子どもたちが退場する場面では
スマホを前に突き出し、
「おめでとう! おめでとう!」
と誰よりも大きな声を出しながら
動画撮影![]()
さすがに
「保護者が優先なんだから
スマホもっと下げて。後ろの人が迷惑」
と注意したけれど、
まったく聞こえていないのか
聞く気がないのか、完全スルー。
もうね
感動と笑いと恥ずかしさとイライラが
ごちゃまぜの卒業式でしたわ。
これは、ある意味一生忘れられない卒業式だわ![]()
そして式が終わった後、
母が
「お昼はどうするの?
どこか食べに行かないの?」
と聞くので、
「特に決めてないよ」
と答えたら、
「じゃあ、帰るわ」
と、サッと去っていきました。
特に予定がなければ、すぐ帰る。
この切り替えの早さ。
この割り切りのよさ。
ある意味、見事です。
でも、恥ずかしい思いをしたけど
今思い出すと笑ってしまう。
来賓者の最後尾で登場してきたあの姿に。
どうせなら
あのまま来賓席まで行って、
何食わぬ顔で座ってくれたら
よかったのに。
そこまでやってくれたら
伝説になったのに。
何かと話題に事欠かない私の母。
年を重ねると、人はこんなふうに
図太くなっていくものなんでしょうか。
昭和に流行った
「オバタリアン」
という言葉がありましたが、
まさにうちの母のための言葉かも。
そして気づけば、私ももうその
年齢に…。
どうせ年を重ねるなら、
母みたいに笑える人になるのか。
それとも、ちゃんと周りを見て
行動できる大人になるのか。
できれば私は後者でいたい。
…と思いつつ、
あの日の母の登場シーンを思い出すと、
やっぱりちょっと笑ってしまう自分が
います…
来月は入学式が2つ。
しかもなんと、我が子2人共に母の母校に
入学するという偶然![]()
これはまた
来そうな予感しかない…
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