夕食後、夫がおもむろに

「言っておきたいことがあるんだ」

えっ

なんすかなんすかっ


わたし何やらかした?!

というのは、
新婚生活はちょうど1年たちました
ほんとは不満や要望がたまってたんじゃ?


あわわわ
家の掃除が毎日じゃなくなったことかな

それとも「ネコを飼おうね」って約束したのに
わたしが放置してること?

ジューサー買ってくれたのに楽しみにしてるグリーンスムージー作ってないこと?



どれー?
内心ぐるぐるだけど、グッとおさえて
平静のフリして次の言葉を待ちます


夫
「もし僕がね、
体調を崩して入院したらお願いがあるの」


体調か!!

ドキッとしました

お腹こわしやさんだものね
毎朝トイレに3往復してお腹こわしまくってるよね。それ?!

・・・そもそもアナタ、
夜中にお腹すいてはゴハン作って食べてるし
お菓子大好きだし
この1ヶ月くらいコーラにハマってるし

そりゃお腹こわすよ!



わたし
「体のどっか悪いの?
入院するほどあきらかに具合悪いの?!」

「ううん、そうじゃなくてね、
僕の本棚見てたら、
まだ読んでいない本がたくさんあるなーと
思ってね。
新しい本買ってもなかなか読む時間なくて、
お気に入りの本も読み返したい、
いつ読めるか考えたら
入院してるときしかないと思ったの」





はあ・・そういう論理展開でしたか


本がゆっくり読めるとき=入院


仕事は激務だからねー
通勤ラッシュはなかなか読書できないよねー
連休で休めるのは病気になったときだよねー


あーもーびっくりした。
重大な病気でも見つかったのかと焦ったわー
とりあえず安心しました。ふう。


「そこでお願いなんだけど、
もし僕が入院したら田中芳樹の
銀河英雄伝説を持ってきて欲しいの」


「僕の本棚は三国志と中国戦国時代の本がいっぱいあるけど、
タイトル言ってもきっと分からないでしょ?
銀英伝ならわかるでしょ?」


うん!!

わたしも田中芳樹が好きだから!!笑


「じっくり読み返したいんだ
銀英伝には三国志や戦国時代の要素も
盛り込まれていて、本当に考えさせられる
だからね、僕が入院したら持ってきてね」



ぷぷっ

なんというホンワカ?
病気にならないと入院できないでしょーが。
でも彼なりに考えたらそうなったんだよね

激務からの逃避行、だけでもなさそうねえ
今ひとまず体調不良でないなら
よかったよかった



夜中

こっそり

銀河英雄伝説をさがしに彼の本棚へ行ってみた


おかしい。
これ1冊しか見つからない

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残りはどこさ?!



彼が入院する前に聞いておきます


てはまた。