みなさま、魔女マダムでございます。 魔法の国は魔女集会で大忙しでございます。 今朝まで出かけておりまして・・自宅に戻りますと、 魔王様が仁王さまのようなお姿で魔女たちの御帰還をお待ちでございました。 うふふふ・・おおお・・怖い! 何せ魔王様は過保護でございましてご訪問中の魔女様に間違いでもあったらと毎日気を揉んでおられるご様子。 昨夜は魔女様のお一人の誕生日ということで・・ 町のレストランでお祝いの宴でございました。
どんなハプニングが起こるのか? 魔法の国では事件が起こるのが常でございまして・・ うふふふ 残念な事に昨夜は何もハプニングは起きておりません。あ・・ あまり時間もございませんので前回の続きを・・
どこまでお話いたしまでしょうか? 韓国レストランでの出来事でしたね。では、参りましょうか・・・ 続きはここから・・・
「あら~怒ったの?たまには男性が一緒の方がいいでしょ? ふだんから若い「おとこ」と話す機会もないってぼやいているじゃない。 かた苦しい事は言わないの。座って座って」
可奈は、普段聞いたことがないような甘い口調でいった。 膨れっ面の魔女マダムと可奈の間を取り持つように美奈子が 「はーい。もう、喉がカラカラですぅ。失礼しまーす。」
その言葉に促されて座ろうとして椅子を引いた瞬間、テーブルの下で魔女が垣間見たものは 可奈と上田のつま先が触れ合ったまま・・ 魔女マダムと美奈子の存在にも動じず・・
「ああ・・やっぱり・・」
狭い島での生活では、どんな小さな変化をも見逃さない。 この二人の「関係」が怪しい・・とひそかに評判になっていたのでございます。 もちろん、魔女マダムや美奈子の耳にも届いておりました。
「社長、可奈さん、若い男性と噂になってますよ。ご存知ですか?」
「うーん。聞いたよ。美人でやり手だからね。いつだって若い男性営業マンに囲まれてるし・・ ただの噂でしょ?」
「まあ・・そうですけどね。 でもですね・・今回のは本物らしです。」
「いいから・・人の事はほっといて、仕事してよ。」 そんな会話を美奈子と交したばかりでした。
「あ・・美奈子ちゃんは私の隣に座って頂戴。社長は上田君の隣にすわって。」 その言葉に我に返った魔女マダムでした。
「え?いいのですか?」美奈子が困惑していった。
「うん。お宅のボスは奥手でね。こうでもしないと若い男子のそばにも近付けないのよ。」 「大きなお世話です。」そう言いながら取りあえず上田の隣の席に座りました。
この席での会話は可奈の事務所独立の件で盛り上がっておりました。 魔王は可奈から独立にあたって投資を申し込まれていて、魔女マダムはその仲介をしていたのでございます。 始めは興味を示した魔王さまでしたが多忙で、融資の事はあまりふだんの会話でも触れなくなっておりました。
「ご主人は融資の事、なんて言ってるの?」
「ああ・・このところ、あまり話す機会がなくて・・出張から戻ったら聞いてみるわ。」
「来月には退社するわ。」
「ええ?そんなに急いでいるの?」
「うん、もう事務所も決めたのよ。」
「わかったわ。戻ったらプッシュするから・・」
「お願いね。やはり自己資金だけでは厳しいの。」
「無二の親友の為だわ。確かにお預かりいたしました。」と大袈裟に頷いてみせました。 その動作に、皆の笑いを誘って一息つくと可奈がゆっくりと言葉を発したのでございます。
「大袈裟ね。でも、うれしいわ。融資してもらえたら、助かるわ。 そのお礼と言ってはなんだけど・・」
「お礼って?なによ。改まって・・」 魔女マダムは可奈の目を見て真意を探ってみました。 「ほら。いつもさ・・言っているでしょ?」
「え?」
「若い男とセックスしたいって・・」
「え?何を言っているの?」 顔がほてって来ました。
心臓の鼓動が速くなってきてここでしっかり押さえないといけない。
「あのねぇ。可奈、酔ったの?そんなことは中年のお婆なら、 愚痴の一つで心にもないこと、言うのよ。」
「うふふふ」 可奈は低く笑って 「いつだって本気のくせに。私も中年だから気持はわかっているつもり・・」
秘書の美奈子は困った様子で、必死にチューハイを口に運んでおりました。
「美奈子、ペースが速いよ。明日は仕事なんだから・・」 会話をすり替えようとしたが可奈が機会を逃すものかと・・
「誤魔化さないで・・今晩はご主人は留守だし・・実はホテルもとってあるの。」
「相手がいないわよ。何バカなこと言ってるの?それも・・秘書の前で・・」
「相手はいるわよ。隣に・・。上田君は口も堅いし・・話はしてあるの。 様子を見ている限りではお相手に不満は無い様子だし・・ そうでしょ?上田君?」
上田は黙って口元だけで笑ったのでした。
うふふふふ・・・ 今日はここまで・・ ご訪問中の魔女たちとお喋りのお時間ですの。ワインと美味しいお料理で懇談会ですわ。 では次回をお楽しみに・・・ うふふ
またお会いしましょうのキッス。 (* ̄◎ ̄*)ぶっっちゅうううん♪ あ 決して怪しいブログではありません。 念の為・・うふふふ||

