品格のある落ち着いた人には、
言葉がなくても伝わる安心感があります。
不安な時、
その人に会うだけでほっとしたり、
声を聴くだけで気持ちが静かになったり。
そんな存在の人っていますよね。
誰もが、
ああいう落ち着きを持てたらいいなと
思うのではないでしょうか。
でも、その落ち着きを感じるのは相手です。
ジブン自身では、
そうなれているのか、
なかなかわからないものですよね。
だからこそ、
つい外側ばかりを気にしてしまうことがあります。
立ち居振る舞い、話し方、見え方。
もちろんそれも大切です。
けれど、本当の落ち着きは、表面だけを整えても
生まれにくいのだと思います。
ここで色彩心理を知っていくと、
更に理解が深まります。
ブラックは、
品格、静けさ、強さ、
そして内省をあらわす色。
派手に目立つのではなく、
余計なものをそぎ落として、
ジブンの芯をはっきりさせてくれる色なんです。
しっかりと境界を持ちながら、
ぶれずに立つ力を感じさせます。
そうした落ち着きを
感じてもらえるようになるまでには、
きっと多くの内省があります。
いろいろなことを乗り越え、迷い、考え、
ジブンなりの答えを見つけてきた時間がある。
だから言葉が多くなくても、
にじむものがあるのだと思います。
ジブンを顧みるというと、
過去を振り返ることだけのように
聞こえるかもしれません。
でも本当は、
ジブンが積み重ねて
作りあげてきた足元を確認し、
次にどう歩くかを考えることでもあります。
後悔ばかりを並べる必要はないんですよね。
反省より先に、
「よくここまでやってきた」と
認めてあげることが大事な時もあります。
どんなに慌ただしい毎日でも、
ジブンひとりの落ち着いた時間を持つ。
それは、
立派なことをする時間でなくていいんです。
静かにお茶を飲む。
手帳を開く。
少しだけ深呼吸する。
そんな時間の中で、
「今日はどうだった?」とジブンに聴いてあげる。
そして、
「がんばったね」と声をかけてあげる。
これ、簡単そうで意外と忘れやすいんですよね。
ブラックは、
ジブンを厳しく締めつける色ではありません。
本当は、
ジブンの強さや積み重ねを静かに認める色。
ジブンが認めてあげられたジブンは、
その安心の中で、
また前へ進む力を取り戻していきます。
誰かに認めてもらう前に、
まずはジブンがジブンの味方になる。
そこから、
言葉がいらない安心感や落ち着きが
育っていくのかもしれません。

