先月『読解力向上フォーラム+(プラス)』という会が催され、慶応大名誉教授の今井むつみさんが「『何回読んでも分からない』はなぜ起こるのか?」とのテーマで講演された、という記事を読んだ。
そこに掲載されていた「読解力の3つの段階」という図式がこれ。
[第1段階]
文のレベルで情報を正しく解釈できる。
↓
[第2段階]
自分の知識を使って直接書かれていないことを補い、文章全体で正しく読み取れる。
↓
[第3段階]
文章全体のメッセージを自分の知識に関係づけ、新たな志向を生み出せる。
言われてみれば当たり前のことなんだが、読解力をこう整理されて何だかとってもすっきりした。
第1段階は、基本的な勉強すればレベルはアップしそうだ。
だが、第2段階以上は、その文章に書かれている以外の知識がいる。その知識は、いわゆる勉強で得られるものだけではなく、幅広い分野のあれこれを、見たり聞いたり体験したりする、という前提が必要となる。
さらに、そうして得た幅広い分野のあれこれは、人によって違い、また同じ人でも年齢によって、変わってくる。
だから、第2段階以上は、人と関わることが不可欠で、かつ人生いつまでも考え続けなければならないことになる。
これってそもそも、人として生きる以上、至極普通のことなんだよね、本当は。
だけど、第1段階から第3段階まで、正直なところ「面倒くさい」。AIが代わってやってくれるのなら、とっても楽できる。
そうして、どんどん楽をする。
その結果は、火を見るよりも明らかだ。
蜘蛛の糸 釈迦の無聊が 気にかかる
鞠子