教師をしているトモから、「卒業式にトンデモな格好をしてきた親がいた」話を聞いた。
いわゆるジャージスタイルだったのだそうだ。それも、黙って座っていたら目立たなかったのに、式の最中、あちこち場所を変えて、我が子の姿をスマホで撮りまくっていたらしい。
その話を聞いて思い出した。
私が小学校に入学したとき、母が「ド金髪」で入学式にやってきたのだ。
わざわざ染めてきたわけではない。キャバレー勤めをしていた母は「金髪が当たり前」だったのだ。
おまけにタバコは吸うわ、服は派手だわ。
私が入学した昭和40年代、派手ないでたちでタバコを吸う、金髪のお母さんは一人もいなかった。
初日からみんなに注目された。
以来、授業参観も何かの式典もPTAも、母には来てもらいたくなかった。来たらみんなにいろいろ言われ、本当にいやだった。
今となっては、笑って話せるし、何より「なかなかやるじゃん、うちのママ」なのだが。
ジャージ父の子供は息子さんか娘さんか。
彼・彼女らはどう思っただろうか。
形より 心よココロ とは言えど
鞠子