今日(H25.12.23)は、冬型の気圧配置が緩み、関東地方では南部ほど雲が出て寒い一日となったようですが、群馬県渋川市周辺は一日青空が広がっていました。時折、上空に巻雲や巻層雲が広がり、日暈を初めとする大気光象を観測することができました。
朝から飛行機雲が多数観測できていました。今日は葉の落ちた柿の木の剪定などをしながら空を見ていました。11時30分頃、巻雲に日暈ができ始めました。


30分後の12時頃、日暈の上端にタンジェントアークと呼ばれる虹が観測できました。


その後、タンジェントアークは消えてしまいましたが、日暈はそのまま出ていました。


13時30分頃、突然、暈の右端の僅かに離れた所に幻日が現れました。


幻日の拡大撮影、虹色に見えます。


「雲のカタログ」の著者、村井昭夫さんの教え「幻日が出たら環天頂アークを見逃すな!」という言葉を思い出しました。
幻日が現れてから6分後、幻日は消えてしまいましたが、村井さんの「教え」のとおり環天頂アークが出現しました。


綺麗な弧を描く虹、環天頂アーク。殆ど真上に見えました。


この綺麗な環天頂アークも雲の移動とともに10分位の出現で消えました。
巻雲が東へ移動していたのに伴い、今度は太陽の左側に幻日ができました。

(雲の移動 東へ ← 西から ) (画像の右が西です。)

(雲の移動 東へ ← 西から ) (画像の右が西です。)
こちらの幻日も綺麗に虹色に見えました。


この大気光象ができる原因と現象が「雲のカタログ」に出ていましたのでご紹介させていただきます。
その説明の所を手書きのイラストにしてみました。汚い字でゴメンナサイ!


雨上がりにできる「虹」は、太陽を背にしてできる水滴の屈折・反射の現象でプリズム効果が生じてできるそうです。
一方、今日見られた現象は、上層雲の六角形の氷晶の形によって出現するそうです。詳しくは「雲のカタログ」を見ていただければありがたいですがイラストにも書いたとおりです。
◆六角柱状の氷晶:22°ハロ(内暈)、46°ハロ(外暈)、タンジェントアーク、パリーアーク等
◆六角板状の氷晶:幻日、環天頂アーク、環水平アーク等
といった異なる氷晶でできる現象も変わるのだそうです。
今日は最初の巻雲、巻層雲などの六角柱状の氷晶でできた上層雲が太陽の前を通過し、その後六角板状の氷晶でできた上層雲が太陽の前を通過したということで数種類の大気光象が観測できたと考えられました。
今日は、一日早い空からのクリスマスプレゼントだったように思えました。これからも空の観測、楽しく続けて行きましょうね。
大気光象、先日は月光に寄る環水平アークの記事を載せましたが、あまりに珍しい現象と思われたので一応地元の上毛新聞に写真を提供してみましたが、やはり写りが悪かったせいか没になってしまった模様です。
でも、少しコントラストを強調した写真ですが、本当に月明かりで弱い光の現象なのでこれ以上無理ということで、もう一度写真を掲載させていただきます。
月光による環水平アークと思われる大気光象


まだまだ見たことのない大気光象が観測できるように毎日空を見上げましょうネ
◆参考にした本