ドクターヘリも飛んできた 災害医療訓練 ~群馬県桐生~ | ふるさとの空 都会の空

ふるさとの空 都会の空

ひろーい宇宙にちっぽけな私たち ふるさとの空を守れるのも都会の人達の協力あってこそです。

 日本ではほとんど行われていない消防・医療関係者が合同で行う災害医療訓練が10月30日(日)、桐生市の桐生市立商業高等学校の校庭を利用して行われました。 

 災害医療訓練は、消防機関や医療機関が単独で行うことがほとんどですが、災害現場において消防対策本部と医療対策本部が連携してより効率的な救助活動を行うためにはどうしたらよいか、正解のない救助訓練に参加者が真剣に取り組みました。

 今夏は、桐生市で地震があり、文化祭で賑わっている桐生市立商業高等学校の玄関付近が崩壊し多数のけが人が出ているとうい想定で訓練が開始されました。


 多数のけが人が発生し患者役の人たちが横たわっています。傷病者のメイクも本格的に行っています。
イメージ 1 イメージ 2

 対策本部には次々と医療チームが到着し、指示を聞いています 
イメージ 3

※医療チーム=医師1人、看護師2人、調整員1~2人が一組になって医療施設から派遣されるチーム

 トリアージエリアには次々にけが人が運ばれてきます
イメージ 4 イメージ 8


※トリアージ=災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や程度に応じ、適切な搬送・治療を行うこと。

最優先治療群
(重症群) 順位=第1 識別票=赤
 生命を救うため、直ちに処置を必要とするもの。窒息、多量の出血、ショックの危険のあるもの。

待機的治療群
(中等症群) 順位=第2 識別票=黄
 ア 多少治療の時間が遅れても、生命に危険がないもの。
イ 基本的には、バイタルサインが安定しているもの。

保留群
(軽症群) 順位=第3 識別票=緑
 上記以外の軽易な傷病で、ほとんど専門医の治療を必要としないもの。

死亡群
(死亡群) 順位=第4 識別票=黒
 既に死亡しているもの、又は明らかに即死状態であり、心肺蘇生を施しても蘇生可能性のないもの。


 消防・救急隊員、消防団、医療チームと次々に災害現場に到着。本部の指示に従い患者誘導・処置にあたる
イメージ 5
 接骨医赤十字奉仕団も参加しました


 群馬県のドクターヘリが到着      Uチューブで着陸映像を見る
イメージ 6

 その後、医療チームが患者の手当をし、後方支援病院へ搬送するため、消防関係者と連携により救急搬送します。 

 患者役(約100人)の方々も含めて参加者約450人とかなり大がかりな訓練となりました。

 また、赤十字アマチュア無線奉仕団、赤十字飛行隊も訓練に参加し、空から交通情報を収集し、埼玉県や茨城県から当地に向かった日赤医療チームに道路状況などの情報を伝達し、最短経路で現場に到着する訓練などを併せて行いました。

 通信中の群馬県アマチュア無線赤十字奉仕団員
イメージ 7

 訓練は、午前中1回、午後1回同じ内容で行われました。訓練に際し、両方とも筋書きなしで本番、けが人の数、傷病程度などはすべてわからない状況での訓練で本当に災害が起こった時の対処方法などを学びとる訓練となりました。

 明日、起こるかも知れない災害のために、このような被害状況のわからない訓練が必要と思います。群馬県から全国へこのような消防・医療機関の連携した訓練で、一人でも多くの人命が助かるということになると思います。
 実際に、1回目と2回目は医療チームが入れ替わっていますが、2回目の方が効率的にトリアージ・後方病院への転送がスムーズに行えました。

 訓練は訓練として一人でも救助者を減らす工夫も必要です。皆様もまずは自分の身は自分で守るという気持ちで過ごしていただければ幸いです。

 参加者の皆さん、スタッフ、見学者の皆様本日は大変お世話になりました。お疲れさまでした。

                                             chikabe

(画像、表現等不都合な場面、文章などありましたらお知らせください。すぐに訂正・削除いたします。)