暮らしと防災講演会  群馬テレビで放送(H22.9.4) | ふるさとの空 都会の空

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(この画像はパンフレットの写真を使用しました。)

 先日(H22.8.25)、群馬県・上毛新聞社が主催した暮らしと防災講演会「水害から守る ~防災・減災に対する様々な取り組み~」を聴講してきました。講演者は、気象予報士の橋詰尚子さん、首都大学東京客員教授の竹村公太郎さんでした。


 この、講演会の記事が、上毛新聞の9月1日付別刷りの「暮らしと防災特集」4面5面に掲載されておりますので上毛新聞をお持ちの方は是非ご覧下さい。


 講演の中で、気象予報士の橋詰さんは、特に最近は短時間で多量の雨が狭い地域に降るいわゆる『ゲリラ豪雨』が増えており、仮に50mmの雨量は6畳間で換算するとドラム缶約2.5本分(約500ℓ)になると言っておりました。

 普段から、1時間当たり50mmを超える雨量は甚大な災害をもたらすと言われていますが、漠然としていて実際にはどういう状況か頭に浮かばない方も多いと思います。

(雨量の体感の目安は気象庁のホームページ をご覧下さい。)

 たとえば、1k㎡(1000m真四角)の範囲に10mmの雨が平等に降ったとし、この水が低い方へ流れて100㎡(100m真四角)の平らな場所に流れ込んだ場合、そこは1mの水位となる計算です。実際にはこの計算どおりにはなりませんが、50mmの雨量は5mの水位となります。
 日頃から低地に住んでおられる方は周辺にどの程度の雨が降り続いたら危険かどうか知っておくのが必要かと思います。実際には地形や川の堤防の形などにより、かなり専門的になってしまうので、この辺の情報は、お住まいの市役所、役場等が発行するハザードマップなどを利用してあらかじめ知っておくのも大切と思います。

 橋詰さんは、「災害が起こり始めたらほとんど逃げられない。自分の身は自分で守る自覚をしてほしい。県や市町村などの行政も災害に対する対策を取っているが、おんぶに抱っこはいけない。公共対策で大きな被害は防げても、被害に遭う人はいるので、一人ひとりの心構えでひとつで被害者を出さないことができる。自分だけは大丈夫と思わず行動をとってほしい。」と締めくくっていました。
 大雨が降った後、氾濫しそうな川を見に行ったり、大波が押し寄せる海岸に近寄ったりすることは、行政では防ぐことができません。一人ひとりの行動が災害を0にするのですね。

 次に講演された首都大学東京客員教授の竹村さんは、とにかく川の水位を1cmでも下げることが第一。講演は、関東平野の成り立ちから始まって、今から400年前の江戸時代、徳川家康が江戸に流れていた利根川を千葉県の銚子方面に誘導するため、埼玉県の幸手市の北東付近から茨城県取手市付近まで水路を作り、千葉、茨城方面に洪水を持っていくことで江戸の洪水を防ぎ現在の東京の発展が成立している。
 また、最近話題が消えてしまったが、まだまだ問題が解決していない群馬県吾妻郡長野原町の八ッ場(やんば)ダムにふれ、過去の例をあげて解説をし、八ッ場ダムは大事な事業と語っていました。



 ここで、竹村さんが解説した一つの例を挙げてみます、

 2004年に京都府舞鶴市で由良川が氾濫した際に観光バスが屋根まで水没し、バスの屋根の上で乗客が助けを待っている映像がテレビで放映されたのを記憶している方も多いと思います。そして、私たちが知っているのはこれだけの情報で、これ以上水かさが増えなくて良かったと思うだけであったと思います。

 実は、この由良川には上流に大野ダムがあり、このダムが限界貯留したことで、下流の水位を約60cm下げることができ、結果としてバスの水没が防げ、乗客たちを救ったとのことでありました。

 また、手入れの行き届かない山からの流木をダムでせき止めることができることも、下流域に流木が流れ出すのを防ぐことができる効果があると語っていました。流木は橋げたなどに引っかかり結果として、橋がダムとなり周辺に洪水をもたらすのは証明するまでもなく考えられますよね。

 この日は、午後1時30分から約3時間のプログラムで開催されましたが、非常に有益な話題を提供していただけたと思います。

 この日の講演会の模様は、冒頭でも紹介したとおり、9月1日付の上毛新聞の記事に掲載されておりますが、群馬テレビでも収録をしておりました。
 この講演会の放送が本日(9月4日・土)の夜20:00~21:00の一時間番組で放送されますので、このブログに気がついて、群馬テレビをご覧になれる方で防災について興味のある方は是非ご覧下さい。私も前のほうの席で聴講していましたので映らないと思いますが期待してください。


 なお、この記事は放送終了後、観光情報からお知らせに移動します。