ブログを読んでくださっている方の中には、私と彼が付き合って長く、しかもアラフォー
なのに、何故結婚しないんだろー?と疑問に思っている方がいらっしゃるかもしれません




現実世界でもたっくさんの方に言われます

彼の職業柄だけでなく、結婚しない理由のために交際をあまりオープンにできないということもあるんですけど、関係を知っているごく少数の彼の共演者、私の友達には、本当によく質問されます

なので、そろそろブログでも解禁してしまおうと思います
それはですね。。
『彼のお母さんに反対されたから』
フィクションの世界の典型みたいで笑っちゃいますね。
もう4年前の話です。
ちょうど今頃、桜の季節でした
今よりまだもうちょっと若かった2人。
その頃私は子供も欲しいと思ってたし、付き合って3年経つし、すでに30代後半だしで結婚したいなーと思ってました
でも彼は消極的。
何故なのだろう?
私との将来は考えてないのかな?
と思って、非常に情緒不安定になってしまいました。
そんな日々が続いたので
私の様子を見かねた彼が、ある日1人で
「結婚したい人がいる」
とお母さんに打ち明けたところ…
取りつく島もないほどの大剣幕
話にならず物凄く怒り狂ったそうです。
彼はピアニストになるために30歳くらいまで勉強を続けており、ずっと学生でした。
これはクラシック界では一般的で、ピアニストとして活躍している人の大半は学歴が学士だけという人は少なく、その後修士過程に進学、さらに留学したり博士課程に進むというパターンが多いので、大体ピアニストとして活動し始めるのが30くらいになってしまうのです。
私が彼と付き合い始めた時も彼は32歳でした。
ピアニストとして本格始動してから3年経って、軌道に乗ってきた頃のことです。
後から知ったことなのですが、元々彼は長く学生をやる前提で音楽の道に進んだためか、お母さんには昔から
「彼女(嫁)は5歳以上年下の若いのを連れてきなさい。30くらいまでにしなさい」
と言われていたそうなんです

だからなかなか私のことも、始めは周りに紹介しようとしなかったんですね。
だって年上だから、付き合い始めた時点でもう30代半ば。。
でも付き合って3年経った頃、ピアニストとしても仕事が増えてきて、年齢的にも問題ないと思った彼が意を決して彼女と結婚したいと言った結果…
見事に撃沈

物凄い剣幕で反対されて、何を言っても聞く耳持たず、「そんな女何のメリットもない」
で片付けられて話を聞いてもらうことすらできなかったりそうです。
数日間話しても全くダメ、お母さんがいつも一方的にキレて怒鳴っているようでした。
これを聞いた時はショックでしたね。
私自身子供が欲しかったのに諦めなくてはならない、彼とのことももしかしたら別れさせられる
という崖っぷちの状態で、精神的にかなり追い詰められました。
「何のメリットもない」の言葉に深く傷付いたのでもちろん体調も悪くなり、また何も食べられなくなりました。
この時だけは病院でドグマチールを出してもらい、なんとか食事は取れましたが、動けなくなるほどのダルさが復活してしまい最悪でした
私が出て行って説得する方法も考えましたが、とにかく話にならない、ということだったので、下手すると今後の彼のリサイタルにすら行けなくなってしまう危険があったため、精神的にも追い詰められていたこともあり、私はお母さんの前には出ず何もしない…ということで落ち着きました。
なので私はお母さんに会うこともなく(と言っても門下生だし何度か顔は合わせてます)、彼が何度説得してもダメ、彼と私2人で何度も話し合い紆余曲折を経て、今は一旦別れたフリして付き合い続ける、時間をかけて納得させる方法を取ることにしました。
これが現状です
今でこそ主催公演の裏方は私が中心となってやってるのですが、お母さんからしたら私は門下生であり使えるスタッフ…ということで認めて貰ってます。
このポジションを信頼して任されるまで数年かかりました
まずはそういうところで気に入られて、徐々に距離を縮めよう作戦なのです

この話をすると
『なぜ家を出られないのか』
と思う方も多いんです。私の両親もそうでした。
確かに結婚を反対されて話が決裂したら、家族の反対を押し切ってでも彼女と一緒になる、という男性は少なからずいると思います。
うちの父親はそれくらいできない男なんて情けない、と大反対でした

でもですね、ピアニストってほんとに特殊な職業なんです。
いくら国立大学だから学費が安いと言っても、親はそれまでにお金と時間を普通よりもものすごくかけて育てています。
天下の芸大に入れても勉強の連続。
コンクールに出るのもお金かかるし、遠征費用もかかる。
海外の有名なピアニストのマスタークラスを受けるのにも相当な金額が必要です。
それにやはり、コンチェルトのソリストを務めるまでに成長した息子を持つとプライドが高くなるのも当然かと
息子に見合ったステイタスのある嫁か(医者の娘とか資産家の娘とか高学歴の女子とか)、若くて子供を産むのにリスクの低い嫁を連れてきて欲しいというのは、きっとピアニストの母親として当然の心理なんだと思います。
それに私、理由はどうあれバツが付いてますからそれも絶対ダメでしょう(彼のお姉さんもバツありですが、息子の嫁となると絶対許容しないと思います)。
私にもバツという落ち度があるし(でも後悔してないし、彼はバツが人としてダメなんで考えはありません。家柄やステイタスも関係ないという考えです)、前述の事情もわかるからあまり強く言えませんでした

なので私たちは、例え子供が持てなくても2人でずっと一緒にいる、お母さんは時間をかけて説得して、いつかちゃんと一緒になる、という誓いを交わしました。
指切りげんまんで(笑)
2人で大泣きしました
友達や先輩は念書を書いてもらえと言うのですが、私は彼を信用したいのでそれはしませんでした。
でも時々考えてしまうのが、私さえいなければ若い彼女を見つけて幸せになれるのかもしれない、それは思います

彼は絶対そんなことない、と言ってくれてるんですけどね

これがサラリーマンならとっとと家を出て親と絶縁して結婚…とかあるかもしれませんが、細かく説明できないのですが色んなことがあって彼は家族と絶縁することはできないんです。
なので7年経ってもまだ交際なのです
ある彼の支持者の方々にも「なんで結婚しないの?」と聞かれて、面倒なので最近は「親に反対された」と言ってしまうのですが、ありがたいことに署名運動をしてくれるとまで言ってくれます
ですがそんなことしても考えて変わるようなお母さんでは絶対ないので(笑)
時間をかけてなんとか少しずつでも前進していきたいと思います
めげそうになることがしょっちゅうなんですけどね。。
かなり具体的に書いてしまったので、少しでも関係のある人が読んだら分かる内容かもしれません。
なのでこの記事は時間が経ったらアメンバー限定または非公開にするかもしれません
そんなこんなでつまらない話ですが、お読みくださりありがとうございました。
とにかく何のメリットもないって言われたことがトラウマです。
生きてる価値ないじゃんとまで思いました
今はなんとか立ち直りましたけど、時々私って価値のない人間なのかなーって思ってしまいます。
こうして2人で一緒にいられることが、ものすごく幸せなんだと噛み締めて過ごします

