「いざ戦場へ!っったぁ~!」

るりかは、勢いよく玄関の扉を開け放った。みつばや、ぬいぐるみ系もそれに続く。
が、るりかはいきなりストップした。
目の前に赤毛の少女が立ちふさがったからだ。
あかねだ。。

「あかね!」

「あ、あんたたちに聞きたいことがあるんだ」
あかねは少し焦っているような表情で手に持った物をみんなに見せた。

「いきなり黒くなってたんだ…」

それは昨日、るりかがあかねの家に届けた「水色だった」空手胴着の帯だった。

「侵色されてまつ!」
ぱれっとが叫んだ。

「これも、あんたが言ってたパステルなんとかに関係あるんだろ…?」
あかねはるりかに話しかける事自体に戸惑いながらも、そう質問する。

「うん。…でもあかね。あんた、それ、本当は燃やすか、捨てるかしてたんじゃない?」

図星をつかれたというあかねの表情は誰の目にも明らかだった。

「や、やっぱりあんたがウチまで届けたのか?」

「うん。お兄さんに渡したのは、あたしよ」
さらにあかねの顔が困惑する。

「な、何か話を聞いたのか?」

「あんたのお兄さんがとても強いと言う事なら」

「強くない!おにーは戦わなかった!
あんなヤツらひとりでも倒せるのに、戦わなかった臆病者だ!」

なんのことやら。みつばにはさっぱりだ。ぱれっともかあらも口をあんぐり開けたままだ。

「…この帯の色を戻したいのよね?だから来たんでしょ」

うっ…とあかねは複雑な表情をしたが、るりかはそれ以上突っ込まなかった。

「じゃあ、あんたもパステルガァルになって!諸悪の根源を断つわよ!」

「…」
あかねは黙って頷いた。

「あかね…勝負しよ!もしダークネスレッドが現れたら、どっちが相手を追い払えるか」

「…じょ、上等だ!」

その代わり、とるりかは付け加える。
「負けたら、ちゃんとあたしの言うこと聞くのよ」

「あんたが負けたら?」
食い下がってあかねはるりかに詰め寄った。
「すきにパステルガァル!をやっていいわ」

「…わかった。それでいい」

そんな2人のやりとりをみつばはハラハラしながら見ていた。