なんて最悪なタイミングですこと!

みつばはいったん朱色のパステルオーブをしまうと叫ぶ。

「あかねさん、逃げて下さい!」
あかねの前にみつばが立つ。

「ちょっと、何なんだよ!」
まるでこの間と逆の構図だった。

「ハニースター!」
パシンとパステルオーブをかるく叩くと、モーニングスター状に変化する。

これがみつばのパステル・ウェポン、ハニースターだ。

「パステルパワー、ペイントオン!」
ハニースターに再度衝撃を与える。

「パステル・ハニー!」
かくして分部みつばパステルガァル!に変身した!

「覚悟はよろしくて!?
侵色なんてお下品な行為は許さなくてよ!
富と気品のパステルガァル!パステル・ハニーが、蜂蜜色に染めてさしあげますわ!」

今話は前話より多少ましな文言だった。

「へ、変身…!?」
あかねは驚きの連続だった。

「だまれ、カトンボが。ダークネス・レッド・ピアス」
そういうと彼の右手に赤黒いオーラが集まり、長い二股の槍を作って行く。

「武器…!」
ハニーはモーニングスターを身構える。

「何だか良くわからないが、コイツは敵なんだな!」
正気になった、というか、彼女が持ち合わせている戦闘敵な感性が凍りついた体を解放させたようだ。

とっさに身構える。

「あかねさん逃げて!ガーディアンは強いですわ!」

「そうはいかない!相手が強いなら、なおのことだ!」

「バカめ、生身の人間がダークネスパワーにどう戦うというのだ」

「はぁー!セヤぁ!」
あかねはダークネスレッドの後ろに回り込み上段蹴りを放つ。

「こざかしい!」
当たるまえに赤黒いオーラに弾きとばされた。

「くぁ…」

ダークネスレッドは間髪いれず、その槍をあかねに向ける。

「レッド・コロナ」

赤い球体が膨らみ、収束し、そして放たれる。
あかねに向かって!

「あかねさん!ハニーリフレクト!」
ハニーはあかねの前に立ち、バリア状のものを武器から発動させる。
どぅんと小さい爆発とともにハニーとあかねは吹き飛ばされた。

「…バリアか」

「うぅ~痛ぁい…」
ハニーのバリアでは防ぎ切れなかったようだ。
その時。

「ハニー!」
すごい勢いで子猫のようなぬいぐるみが飛んできた。

パステルワールドのもう1人の使者かあらだった。

「は、ハニー! 大丈夫カラ!?」
「かあら…あいつ、つよいですの…」

「非力な使者のおでましか」
にやりとダークネスレッドは笑いながら今度はかあらにその槍を向ける。

「ものすごいパステルパワーはレッド、あいつだったカラね!?」

「わたくしはパステルガァルだから、まだ大丈夫ですわ。あかねさんが…」
ハニーの後ろに横たわるあかねは衝撃で完全に気を失っていた。

はっと息をのむ、かあら。
一般人を巻き込むなんて許さないカラ。

「ここは逃げるカラ!」

「どうやって…無理ですわ」
確かにハニーの言うとり逃げ場などない。

「かあらトランスファー!」
かあらは両手をかかげ、そう叫ぶ。

かあらの首輪の玉が光だす!

ダークネスレッドはその光に目がくらみ、一瞬ひるんだ。

「…瞬間移動か…!こざかしいまねを」

彼が次に目をあけた時にはパステルガァルたちは消えていたのだった。