※あくまで、走り書きのメモです^^
どうでもいい人はスルーして下さいねw


夕暮れ時。

彩鳥通(いろとりどお)り町は、暮れなずむ町の光と影の中であった。

「先生ったら3割増しで機嫌がわるかったですわ…」
と不機嫌そうに、みつばはつぶやいた。

つぶやいたら誰かフォローして欲しいものだ。

彼女はピアノのお稽古の帰りだった。
この町に引越してきてからだいぶ経った。
小学校編入の手続きは本人が若干不安定だったため、多少遅れたが、
へんちくりんな仲間が出来たおかげで、なんとか学校にも馴染めてきた。

ちなみにピアノのお稽古は引越ししてからスムーズに決まり、小学校より早く通い始めていたのだった。

「あの不機嫌さは、カレシとモメたんですわ。きっと。先生とはいえ、現役音大生。多感なのですわ…」

みつばの怒りが哀れみにかわり、夕闇につつまれ始めた。
あの角をまがれば「みつば邸」だ。
やっと帰ってきた。

と、その時。

「おー、お前、金持ちのんとこのヤツだろ」
「お嬢様だ、お・じょ・う・さ・ま」

お下品な言い回しで、みつばを3人の人間が囲むように立ちはだかった。
見ると、3人とも男子中学生のようだ。

「な、なんですの?」

「お嬢様、お金貸してよ…俺たち庶民はお小遣いがすくないんだよね」
「うわさは聞いてるぜ!なんでもヘリコプターで学校まで通ってるんだって!」
うひゃひゃと汚らしく笑い出す。

「よくご存知ですこと。でもヘリコプターではなく自家用ジェットですのよ」

みつばもひるむことなく、応戦した。ナメられてたまるか。

「あわれな庶民ども。ほどこしが欲しいのね。そうね、わたくしの靴をお舐めなさい。100円くらいあげようかしら」

どっちが悪人か、よくわからなくなってきました。

「このクソガキ!バカにしやがって!!」

みつばもちょっと調子に乗りすぎたと思った。が、火に油をそそぐというか、ガソリンを注いじゃった感じでもうどうしようもない。

みつばは屋敷と逆の方向へ逃げようとしたが、髪の毛を捕まれ、あえなく不良中学生に捕縛された。

「財布だせよ!! 調子に乗りやがって!」

手をねじ曲げられ、悲痛の叫びをあげる、みつば。

「いたあ~ぃ!無礼ですわ!」

「いちいちハラがたつ言い方しやがって!」

そのへんは否めないが、暴力はダメ、絶対。

と、そのとき…

「まちな!」

「!!? 誰だ?」


急な叫び声に驚くDCども(男子中学生の略)。


「だいの男が複数で年下の女の子からカツアゲかい?あんたら、許せないね」

しかし、それは明らかに女の子の声。
DCたちはそれに気づくと少しほっとして声を荒げた。

「許せないなら、なんだってんだ!」
「…いや、ちょ…、まて。あれは…」

DCのひとりが声の主の女の子を見ると青ざめて、そういった。

街頭がスポットライトのように彼女を照らす。
みつばは呆然と彼女を見た。
顔は影になって良く分からないが、印象的なショートの赤毛だった。

「あいつ、ほ、ほのおだ…! 穂ノ尾あかねだ!」

「なにぃ!埼玉ジュニア空手チャンピオンかつ有段者の!」

いまいちどのくいらい強いのかパッとしない肩書きだったが…。


ドカ、バキ、ズン!

DC3名は3秒でのされました。

「夜道は気をつけな」

そう、ひとことみつばに告げると、彼女はまた闇に溶けるように消えていった。

「こ、こわかったですわ…。でも今のひと…なんて強さですの…?」

そういって、みつばは立ち尽くしていたが、DCたちが回復する前に、一応全員の背中を踏みつけて、しっかりウサをはらしたりしたのだった…orz。