お客様は神様だと思いますか?




いつもありがとうございます。
接客を楽しむ専門家 井上さとみです。


「お客様は神様です」

私が小さい時、祖母が大好きだった歌手の方のキメ台詞でした。
この言葉を聞いたのは、このキメ台詞が初めてだったんじゃないかな。
私と同じくらいの方ならご存知かな~。


「お客様は神様です」

耳についたこの言葉を特に疑うことなく大人になり、接客の仕事を始めた時、
「お客様は本当に神様なの?」
と疑問を抱くようになりました。

もちろん、本物の神様ということではなく、神様のような存在だという感謝の気持ちを表した言葉であることは、子供のころからわかっていましたけど。


「お客様は本当に神様のような存在?」


自分だけの都合で好き勝手なことを言う。
こうしろ、ああしろと言う。
できなければ怒鳴られる。
わめき散らす。暴れる。。。


「こんなに恐いのに神様?」
そんな疑問を抱くこともありますよね。。。
私だけかな( ̄_ ̄ i)




ある日、女性のお客様にお茶を思いっきりかけてしまいました。
お盆にのせたいくつものグラスが、お客様の背中をめがけて倒れてしまったのです。

同窓会という大切な集まりの日にせっかくのお洋服がびしょびしょになりました。

取り返しのつかないことをしてしまった私はお客様の気持ちを考えると本当に申し訳なくて、お詫びしても許されることではないけれど、とにかくお詫びしました。

バックヤードでは号泣です。
誰かに厳しく怒られたわけではありません。
せっかくのお出掛け日にお客様のおしゃれを台無しにしてしまったことが悲しくて悔しくて。

でも、いつまでも泣いていられない。
仕事中ですもん。
私が泣いている間には会社がお客様にクリーニングの手配などお話させていただいたことでしょう。

私が悪い。私のミス。怒られて当然。

腹をくくって接客に戻ると、私がお声かけする前に、お客様が私を見つけて先に声を発してくださったんです。

「大丈夫だからね。気にしないでね。」

なんて優しいお言葉!
危うくまた涙が出そうになりましたよ(>_<、)
でも、それだけで終わらないのです。

お帰りになる時、
「がんばってね!」と。



「お客様は神様ーーーーー。゚(T^T)゚。」    

まだ20才そこそこの青い青い私にこんなにも優しいお言葉をたくさんくださるなんて!




でもね、考えてもみてください。

もしも、お茶をぶっかけた私が
もしも、ふてぶてしくブスッとして
もしも、口先だけでお詫びしたら

もしも、「もう嫌だ」って仕事放棄していたら

このお客様の神のような言葉は受けとることができなかったと思いませんか?





お客様は神様じゃない。
お客様は私と同じ人間。

お客様がどのような気持ちで、どんなことを求めてらっしゃるのか

同じ人間だからわかるんですよね。





自分だけの都合で好き勝手なことを言う。
こうしろ、ああしろと言う。
できなければ怒鳴られる。
わめき散らす。暴れる。。。

こんな状況の時、
お客様はどうしてそのように希望されているのか。
私たちがお客様の怒りに触れるような言動はなかったか。
お客様は何に対してご不満なのか。


同じ人間として考えてみてください。

もしかしてもしかすると、
暴れるお客様が悪いのではなく、
対応のどこかに問題があるのかもしれませんよ~((゚m゚;)





私は「お客様は神様」だと思っていません。

神様ではなく私たちと同じ人間だからこそ、お客様の気持ちを考えることができるんじゃないかな。


イライラすることだってありますよね。
お客様だって人間ですもんね~( ̄▽+ ̄*)