くりちゃんが朝死んだ。
ペットのワンちゃん。
後悔と罪悪感が押し寄せてくる。
なんで、あのとき。なんで、もっと、早く。
ごめんね。と。
ペットは、特にワンちゃんは。
心と体に余裕がないと飼うのは難しいな。
生きているときは当たり前すぎて、気にならない。
死んで初めて色々気づかされる。
当たり前って。
そこにいるのが、そこにあるのが、当たり前。
くりちゃんが死んで気づく。
そこにいるのが当たり前っていうのは、ない。
やり残した後悔だけが、押し寄せてくる。
小さな骨だけになって帰ってきた。
そこにいて、当たり前。
当たり前のことが当たり前。
当たり前のことに感謝できないって、いざ失ったとき、大きさを感じる。
そして、思う。
やり残した後悔のが大きいと。
やっぱり、無駄と思うことでも、
失敗するから怖いと思うことでも、
大きな借金や、命にかかわることでなければ。
やってみたほうがいいなって。
私も苦手だ。
新しいこと、新しい場所。
知らない場所、知らない人。
私が生きてきた道で、知らないこと。
何にも気にしないで、進める人が羨ましい。
やりたくない。
前に進みたくない。
でも、きっと、後で後悔する。
今は、不登校の小学3年生の娘のことで、身動きがとりにくくなっている母である。
自分のことなら、きっと、そんなに失敗しない道を選んで歩いていくから覚悟もできる。
でも、子供のことは、不登校の子とは、今まで見たことがない道を歩いていく。
正直、周りに聞けないし、どんどん孤独が押し寄せてくる。
知らないところに行き、初めての場所にたどり着き、そこで少しずつ手探りで様子を見ていく。
それを楽しんでやっている親がどれだけいるんだろう。
自分のことでも手一杯なのに。
慣れない環境、慣れない場所で、私も一緒に進んでいかなければならない。
やりたくないと思いながら、やってる。
こんな面倒なことから逃げたいと思っている。
でも、きっと、やらなかったら、後で後悔する。
後悔は、あとから、グサグサと骨身を削る。
やれるところから。
やっていこう。
くりちゃん、ありがとうね。
安らかに。