別れることも、実は
愛の完成になることがあるんです。
今日は、
離婚ということについての魂の意味、
そして夫婦の契約が終了するタイミング
について、お話をしていきたいと思います。
結婚して、やはりうまくいかなくて
別れる方もいらっしゃいます。
長年連れ添ったご夫婦が、
ある日、離婚することを決める場合も
ありますよね。
今すぐ離婚を考えているわけではなくても
「この人と人生を終えていいのかな」
「この先も一緒に人生を歩んでいっていいのかな」
という思いが、強くなっている方も
いらっしゃるんじゃないかなと思います。
離婚というと、どうしても
「結婚がうまくいかなかった」
「失敗してしまった」
と捉えてしまうことがあります。
でも、魂の視点から見ると、
そこにはまた違った意味が
見えてくるんですよね。
今日は、離婚を「魂の卒業式」
という視点から、
一緒に見つめていきたいと思います。
夫婦の出会いには、一緒に果たす約束や役割がある
「魂の意味では、
2人はどんな形で出会って、
そして別れることを決めたんですか?」
こういったご質問を、
たくさんいただきます。
私は「親子セラピーコース」を
開催しているんですけれども、
親子の関係とパートナーシップって、
結構つながっているんですよね。
旦那さんと別れる、奥様と別れる。
その背景には、深いところで、
自分の親との関係が
絡んでいることもあるんです。
そして、
結婚生活が短くても、長くても、
なぜか一緒にいる未来が
見えなくなってくる瞬間があります。
そんな時に、夫婦の関係を
「魂の契約」という視点から
見てみたいんですよね。
人と人が出会う時には、
一緒に果たす約束や役割がある。
私は、そんなふうに捉えています。
例えば、子どもを育てること。
家族をつくること。
お互いを支えること。
傷ついたインナーチャイルドを
癒し合ったり、その部分を
成長させていったりすること。
夫婦として共に過ごす中には、
いろいろな学びがあります。
そして、2人で歩いてきた人生の
一つの課程が終わって
「ここまで一緒に学べたね」
という、魂にとっての節目が
訪れるケースがあるんですよね。
それが、
別々の道に進むタイミングとして
現れることもあるんです。
長年連れ添った夫婦が、離れていく意味
長年一緒にいたご夫婦だったら、
子どもを育てて、家を守って、
親の介護や仕事の苦労も、
一緒に乗り越えてきたかもしれません。
それでも、ある時から、
共にいる未来が見えなくなってくる。
子どもを産んで育ててきたけれど、
お互いの方向性が合わなくなってきた。
お金の使い方が、
どうしても受け入れられない。
そういう、いろいろな出来事が
あると思うんですよね。
魂の視点で見ると、
夫婦として出会う目的には、
家族をつくることや、
子どもを迎えることだけでなく、
幼少期に受けた傷を映し出すこと、
家系の課題に向き合うこと、
人生のある時期を支え合うこと
などもあると考えられます。
子どもは生まれる前に、
お母さんや家族を選んで、
神様と人生の計画を相談する
とも言われていますよね。
同じように、
過去生では親子だった魂や、
兄弟だった魂が、
今世では夫婦として再会する、
という捉え方もあります。
反対に、
過去に深く傷つけ合った魂同士が
出会うこともある。
私は、そういう関係を
「カルマメイト」
と呼んでいるんですけれども、
果たせなかった約束を、
今世で果たしていこうとして
夫婦になる、
という見方もあるんですよね。
そうやって2人が出会って、
愛すること、
信じること、
許すこと、
そして自分を大切にすること
を学んでいく。
その魂の契約には、
人生の最後まで一緒に歩くものもあれば、
ある役割を終えたところで、
別々に進むものもあるんです。
最後まで共に歩く人の方が偉いとか、
ずっと一緒にいることだけが正解
というわけではありません。
どこで何を学んで、
そこからどんな方向へ進んでいくのか。
それが大事なんですよね。
出会ったことに意味があるように、
別れることにも意味がある。
そんなふうに見つめることもできるんです。
夫婦の契約が一区切りを迎える時に起こる、5つのこと
では、夫婦としての役割が
一区切りを迎える時には、
どんなことが起こるのでしょうか。
ここでは、5つのことをお話しします。
これは、
当てはまったら必ず離婚する
ということではなく、
自分たちの関係を見つめるための視点として、
聞いてもらえたらと思います。
1.2人で果たしてきた、大きな役割が終わる
まず1つ目は、
2人で果たしてきた
大きな役割が終わることです。
例えば、子育てが一段落した。
家を建てた。
仕事を軌道に乗せるところまで来た。
親の介護を終えた。
そういう、
2人にとっての共通の目的が
一区切りついた時に、それぞれが
望む方向が見えてくることがあります。
今までは同じ方向に向かっていたけれど、
ここから先は、進みたい道が違っている。
同じ線路を走っていた2人が、
それぞれの方向へ進み始めるようなことが
起こるんですよね。
2.何度向き合っても、同じ苦しみが繰り返される
2つ目は、
何度向き合っても、
同じ場所へ戻ってしまうことです。
話し合ったり、我慢したり、
協力したりしてきた。
それでも、同じ苦しみが繰り返される。
そういう時は、
さらに耐えるための出来事というよりも、
今までの関係の形を終わらせる合図
になっている場合があります。
夫婦生活って、話して、我慢して、
努力して、苦しみを乗り越えることだけ
ではないんですよね。
もっと心を通わせたり、
2人で一緒に何かをつくっていったりすることも
大事なんです。
耐え続けることを前提にするのではなく、
関係そのものを変える必要がある。
その選択肢の一つとして、
離婚が出てくることもあるんですよね。
3.怒りよりも、「もう十分やった」という静かな気持ちが出てくる
3つ目は、
怒りよりも、「もういいかな」
という落ち着いた気持ちが、
すっと出てくることです。
離婚に近づいていく中で、
怒りや執着が少しずつ薄れて、
「私はもう十分やったな」
という納得が生まれる方もいらっしゃいます。
相手を言い負かしたいとか、
自分の正しさを分かってもらいたい
という気持ちよりも、
「自分の人生に戻りたい」
という気持ちが強くなってくるんですよね。
激しい感情ではなく、
静かな気持ちの中で、
自分のこれからが見えてくることもあるんです。
4.離れた後の自分の方が、自然に感じられる
4つ目は、
一緒にいる自分よりも、
離れた後の自分の方が
自然に感じられることです。
離婚した後の暮らしを思い浮かべた時に、
不安はもちろんある。
でも、その不安と同時に、
心のどこかでほっとする感覚がある。
そんな方もいらっしゃるんですよね。
魂は、言葉になるよりも先に、
次に進む道を感じ取っている。
そんなふうに捉えることもできると思います。
「私は本当は、どう感じているんだろう」
その感覚を、
丁寧に見つめてみてほしいんです。
5.この結婚で学んだことが、見えてくる
5つ目は、
結婚生活を通して学んだことが
見えてくることです。
「私にとっては、
自分の本音を伝えることが
テーマだったんだな」
「誰かに依存するだけではなく、
自分で生きていくことが必要だったんだな」
「人を愛しながら、自分自身も
守っていかなきゃいけなかったんだな」
「我慢することを、愛だと思い込まないことが
必要だったんだな」
そんなふうに、
この結婚で受け取った学びが、
自分の中で分かってくる。
魂は、
学びの意味を知ると次へ進める、
とよく言われます。
これは夫婦関係だけではなく、
お金や仕事、人間関係でも
起こることなんですけれども、
夫婦関係は特に濃密ですよね。
だからこそ、
何を学んだのかが見えてきた時に、
「この関係の一つのお役目が終わったんだな」
と感じることがあるんです。
一時的な危機なのか、関係を終える時なのか
ここで大事なのは、
一時的な危機と、
関係を終えるタイミングを、
丁寧に見分けていくことです。
いろいろな年代の方が
いらっしゃると思いますが、
人生の後半には、
子どもの自立、親の介護、
更年期、仕事や健康の変化など、
いろいろなことが重なりやすいですよね。
疲れによって、相手への愛情を
感じにくくなっている時期もあるんです。
心のどこかには、
「本当はもう一度分かり合いたい」
「2人の関係をつくり直したい」
という思いが残っている。
でも、
いろいろなことがあって
疲れてしまって、
自分でも分からなくなっていることが
あるんですよね。
もし、
「もう一度分かり合いたい」
という思いが残っているのであれば、
古いやり方を終えて、
新しい関係へ更新する時
なのかもしれません。
一方で、何度向き合っても、
この人といると
自分らしさを失ってしまう。
心や体が、
もう限界になっている。
それでも、
さらに我慢して、我慢して、
耐え続けなければいけない
わけではありません。
別々の道を考える時期に
入っている可能性もあるんですよね。
そして、
暴力や威圧的な態度、
支配がある場合には、
自分と家族の安全を守ることが
とても大事です。
そういう時は、
速やかに専門機関に
相談してもらいたいと思います。
魂の学びを振り返ることと、
つらい状況にとどまり続けることは、
同じではないんです。
10年、20年、30年の結婚生活は、消えてなくならない
長く続いた結婚には、
それだけ積み重ねてきた経験
がありますよね。
離婚すると、
過ごしてきた年月まで、
全部消えてしまったように
感じることがあるかもしれません。
でも、2人で一緒にいたこと。
子どもを育てたこと。
苦しい時に支え合ったこと。
その経験まで、
なくなるわけではありません。
魂の視点で言えば、
それらは全部、
魂に残っていくんです。
例えば、
10年、20年、30年続いた結婚が
終わったとしても、
その年月をかけて果たしてきた
大きな役割があった
ということなんですよね。
心に少し余裕ができた時には、
こんなふうに自分に
問いかけてみてほしいんです。
「私は、この人との結婚で何を知ったのかな?」
「どんな力が育まれたのかな?」
「これからは、どんな愛し方を選びたいのかな?」
相手との関係で起きたことを
振り返るのは、
自分を責めるためではありません。
この結婚で何を感じて、
何を知って、
これから何を大切にしたいのか。
そのことを、
自分の中で受け取るためなんです。
傷ついた経験だけで終わらせず、
少しずつ、これからの人生の
知恵に変えていく。
そんな時間も
大事にしてほしいなと思います。
魂の卒業式を迎えるための、3つの整理
離婚という節目に向かう時に、
やっておいてほしいことがあります。
ここでは、
「魂の卒業式を迎えるための3つの整理」
としてお伝えしますね。
1.受け取ったものを、3つ書いてみる
まず1つ目は、
相手から受け取ったものを、
3つくらい書いてみることです。
愛された記憶。
守ってもらったこと。
2人で育ててきたもの。
自分が成長できたこと。
振り返ってみると、
受け取ったものが見つかるかもしれません。
感謝は、復縁するために行うもの
ではありません。
自分の魂を、
過去から解放するために
行うものなんですよね。
ただ、今はつらくて、
感謝なんてとてもできない
ということもあると思います。
そんな時に、
無理に感謝しようとしなくても
大丈夫です。
自分の気持ちを置き去りにせず、
振り返れる時に、
できるところからやってみてくださいね。
2.ここで終わらせる役割を決める
2つ目は、
終わらせる役割を決めることです。
「良い妻でいなければいけない」
「私が支えなければいけない」
「家族のために我慢しなければいけない」
そんなふうに、
自分が背負ってきた役割を
書き出してみるんです。
そして、
これからの人生に持っていくものと、
ここで下ろすものを分けていく。
人を思いやる気持ちは、
これからも大切にしていい。
でも、
自分の気持ちを押し殺して、
何でも引き受け続ける役割は、
ここで終えてもいいかもしれない。
これからの自分には、
どんな生き方が必要なのか。
そういう視点で
見つめてみてほしいんですよね。
3.現実の暮らしを、丁寧に整える
3つ目は、
現実を丁寧に整えることです。
住まい、お金、財産、
仕事、子ども、ペット。
これからの生活を考える上では、
いろいろなことを
整理する必要がありますよね。
魂の卒業式を迎えるためにも、
現実の整理はめちゃくちゃ大事なんです。
必要に応じて、
弁護士さんなどの専門家の力を
借りることも考えてみてください。
スピリチュアルなことを発信していると、
その視点だけで何とか解決したい
と思う気持ちも、
とてもよく分かるんです。
でも私は、
心や魂のことと、現実的なことは、
並行して取り組んでいく必要がある
と思っています。
自分の内面を見つめながら、
暮らしも整える。
その両輪が大切なんですよね。
パートナーシップに映し出される、親との関係
冒頭でもお話ししましたが、
夫婦関係には、自分の親との関係で
未消化になっている部分が、
投影されることがあります。
例えば、
「親に十分に愛されなかった」
という思いがあると、
旦那さんに
「愛して、愛して」と、
強く求めてしまうことがあるんですよね。
もちろん、旦那さんの側にも
同じようなことが起こる場合があります。
お互いの満たされなかった思いや、
幼い頃に抱えた傷が、
パートナーシップの中で
浮かび上がってくるんです。
だからこそ、
関係を振り返る時には、
「相手がどうだったか」
だけでなく、
自分が何を求めていたのか
も見つめてみてほしいんです。
「私は、子どもの頃に
欲しかったものを、
相手に求めていなかったかな?」
「相手の言葉や態度を通して、
昔の傷が痛んでいたところは
なかったかな?」
そんなふうに気づいて、
自分を癒していくことが
大事なんですよね。
これは、相手の言動を全部、
自分のせいにする
ということではありません。
自分の中にある思いを知って、
これからの人生で、
自分をどう大切にしていくか
を考えるということなんです。
離婚の後に始まる、魂の第二の人生
夫婦として長く生きてきた人ほど、
離婚した後に、
大きな空白を感じることが
あるかもしれません。
「私は誰なんだろう?」
そんな気持ちになる方も
いらっしゃると思うんですよね。
妻、夫、母、父。
いろいろな役割を一生懸命に
担ってきたからこそ、
その奥にいた自分の気持ちが、
分からなくなっていることも
あるんです。
でも、そこから、
本当の自分と再会する時間
が始まっていくんですよね。
本当は、どこに行きたかったのか。
誰と過ごしたかったのか。
何を学びたかったのか。
どんな毎日を送りたいのか。
すぐに次の相手を探すよりも、
まず自分の感覚を取り戻す時間が、
とても大事になることもあります。
1人で、食べたいものを選んでみる。
会いたい人に会ってみる。
新しい仕事を始めてみる。
そういう、
小さな選択でいいんです。
「私は、これが好きなんだな」
「こういう時間を過ごしたかったんだな」
その感覚を一つずつ取り戻しながら、
自分の魂を生きる人生へと
進んでいく時間にしてほしいな
と思います。
別れることも、愛の完成になることがある
ここが、
とても大事なところなんですけれども、
別れることも、
実は愛の完成になることがあるんです。
これは、深くて、
時には苦しいことでもあると思います。
夫婦も、恋人も、友達も、
生涯ずっと同じ形の関係でいる
とは限らないんですよね。
夫婦という契約を終えた後も、
子どもの親としてつながっていく人
もいるでしょう。
友達のような関係に
変わる人もいるかもしれません。
そして、完全に離れることで、
お互いの人生を守っていく
という選択肢もあります。
どんな形を選ぶとしても、
このご縁から受け取ったものを、
これから生きていく力へと
変えていけたらいいなと思うんです。
長く一緒にいた2人が、
別々の道に進む時。
「あなたと出会ったから、今の私がいる」
そんなふうに受け止められることも
あるかもしれません。
愛が全部消えた、
何もかもなくなってしまった
ということだけではなく、
相手を自由にすること、
自分を自由にすること、
そしてそれぞれが成長していくことへと、
愛の形が変わる場合もあるんですよね。
一緒にいることだけでなく、
それぞれが自分の人生に戻るために、
離れることが必要な時もあるんです。
卒業式の後には、新しいスタートが待っている
夫婦の契約が
終了する時があるとしたら、
それは、
人生の失敗とは限りません。
共に学んだ魂が、
次の段階に進む。
そんな卒業式として、捉えることも
できるんじゃないかなと思っています。
そして、卒業式の後には、
新しいスタートが待っています。
心が落ち着いてきた時に、
ぜひ振り返ってみてほしいんです。
どうして、この人と出会ったのか。
何を学んだのか。
どんな自分に気づいたのか。
そして、これから
何を大切にして生きていきたいのか。
幼少期に親との関係で
満たされなかった思いや、
未消化だった気持ちは、
パートナーに投影されやすいことがあります。
そこに気づき、
自分を癒していくことが、
卒業した後の自分の道を
つくっていくことにつながるんですよね。
結婚生活で得たものも、
頑張ってきた時間も、
これからの人生に
生かしていくことができます。
別れを、
ただ終わりにするのではなく、
自分の人生を生き直す節目にしていく。
そんなふうに、
「魂の卒業」という視点を、
これからの自分のために
生かしてもらえたら嬉しいなと思います。
今日のお話が、
参考になれば嬉しいです。