去年、「和紙」がユネスコの無形文化遺産に認定されましたね。
私がその魅力に気付いたのはこちらの写真の和紙に出合ってから。シットリと薄く柔かなのにタフでもある和紙、何とも言えない佇まいです。まるで大和撫子のよう!?















この和紙は、宮崎県の日向市は美々津(みみつ)で作られたもの。popさんの遠~~い親戚にあたる佐々木寛治郎さんと言う方の手による和紙です。

美々津は、室町時代からの古い港町で、国の重要伝統的建築物群保存地区に指定されています。その為、高鍋藩の栄えた時代にタイムスリップしてしまったかのような街並みで、佐々木さんの紙漉き工房もこの中にあります。(美々津の古き良き街並み、いつか写真を撮って載せたいと思いますが、我が家から車で小一時間かかるのでなかなか行かないのですあせる)

美々津には、目を奪われるようなエメラルドグリーン色を湛えた美々川と言う大きな川があり、ここから幾つもの小さな川がせせらぎ、豊かな生態系を支えています。
和紙の原料となる植物も豊富で、紙漉きに欠かせない美しいせせらぎにも恵まれています。
この薄い和紙1枚1枚に、こうした自然の恵みが詰まっているだなんて素晴らしいですね!


















仲良しのlalaさん から元気の出るプレゼントが届きました。
川崎にある岡本太郎美術館のハンカチとポストカード。右上のカードは「美女と野獣」と言う有名な作品ですが、赤い野獣……どう見ても猫ですよねラブ
左上のカードは「マラソン」と言う作品、初めて観ました。こんなに小さなカードでも、迫り来る圧倒的なエネルギーを感じます。

名作「座ることを拒否する椅子」のハンカチは、私は演奏の際に必ずハンカチを握って行くので、その時に使おうと思っています。

それにしても岡本太郎って本当にパワフル
!日本が誇る天才アーティストですね。日本のピカソとも言われますが、精神はともかく、作風はミロとの方が近いものを感じます。













大好きなマリアージュの干支紅茶も頂いてしまいました。マリアージュの紙袋、パリ時代からのお気に入りです。

午年の去年は「馬」と書かれた黄色い缶でしたが、今年は草食動物の中でもおとなしい羊らしく優しいエメラルド。
でも中身はやっぱり独創的でした!ハニーデューメロンのフルーティーな甘い香りとジャスミンのちょっぴりエロティックな香りのコンビネーションが何とも面白い!フルーティー&フローラルのフレーバードティーはよくありますが、単純に言い表せない凄く新しい香りなのです。
トロピカルな甘さとは違い、スッキリとした草原を感じる高貴な甘さとでも言うか。
今から既に、来年の猿の紅茶が楽しみになってしまうようなマリアージュの気概や心意気を感じるのでした!














ノアゴンとバージュ、そしてへんこちゃんにもお年玉プレゼント♪
このキュートなキャンディーとフレンチ柄のお魚の中には、虫瘤のまたたびの実が何粒も仕込まれているのだ!
ノアゴンもバージュもまたたび大好きなので、これを抱きかかえた可愛い写真が撮れることを想像してニヤつく私でしたが……










袋からまたたびキャンディーを取り出すやダッシュでやって来たバージュ、またたびキャンディーをロックオン……ちょっと目が据わっていて怖い汗












飛び掛かり……










高速連打!

ラブリーな写真は撮れませんでしたが、岡本太郎の作品並みに躍動感に溢れているバージュ(笑)

この後も暫く戦いは続き、大興奮で走り回っていました。


へんこちゃんのまたたび反応も凄~く気になるのですが、あまりのバージュのハッスルぶりに若干の恐れをなし、まだ試していません。

その点、フランス紳士なこの方は安心→→→










ノアゴンもまたたび好きなのですが、楽しみ方がクール。何度かスリスリして、何故か後で毛布や布団をキックします……って、クールでもない!?


lalaさん、たくさんのプレゼントをありがとうございました☆









さて、月末恒例お薦めクラシックコーナーです。
今年2015年は、5年に一度のショパンコンクールイヤーがあったり、大好きなスクリャービンの没後100年だったり、他にも色々な作曲家&演奏家の記念イヤー目白押しですが、今年最初の今月は楽しく発進!と言うことで、記事タイトルの「楽しんでマスネ」……フランスの作曲家ジュール・マスネをご紹介します。
マスネはこのコーナー初登場です。オペラやタイス瞑想曲は有名ですが、マスネの名前をご存じの方は一般的に少ないでしょう。マスネの時代のフランスは、サン=サーンス、フォーレ、そしてドビュッシーにラヴェル等、あまりにもたくさんの優れた作曲家がゴロゴロ居ましたから無理もありません。しかし、その当時はこの面々の中にあって、マスネは当代随一の人気作曲家だった人なのです。現在ではすっかり逆転してしまいましたが。


マスネの人生は、他の作曲家たちとは違い、才能があるのに認められない挫折もなく、男女の痴情のもつれとも無縁、病に苦しむこともなく、実に順風満帆で平和なものでした。波瀾万丈な人生の多い作曲家の中では珍しいタイプかもしれません。
幼少期にこそ父親の事業の失敗があったものの、末っ子と言うこともあり親の愛情たっぷりに育ち、ピアノ教師の母親からの手ほどきで始めた音楽の才能はたちまち開花、パリコンセルヴァトワールに入学、そしてローマ賞を獲得し、人気オペラ作曲家として名を成し、パリコンセルヴァトワールの教授としても優秀な教え子に事欠きませんでした。
尤も、学生時代は貧しく、打楽器奏者のアルバイトに奔走したそうですが、それがオーケストレーションの良い勉強になったと言っている人ですから、マイナスをプラスに変える力が強かったのかもしれません。他人から見ればかなり大変に見えることを大して苦もなくこなしてしまう人も居れば、逆に恵まれた境遇なのにツライ部分にばかりスポットを当てる人も居ますからね。
そう言う意味で、マスネは真の楽天家とも言えるかもしれません。

そんな人生を反映してか、それともマスネ本来の性格か、その音楽はおおらかで享楽的。穏やかな美しさや楽しさが際立ちます。
言うなれば、大衆食堂のフランス料理と言った気楽さです。堅苦しさや気難しさ、哲学的なところなどちっともなく、誰でもが楽しめる気さくさが魅力。






◆マスネ:トッカータ(ピアノ:アルド・チッコリーニ)


https://www.youtube.com/watch?v=333I0G1mGXM



オペラで有名なマスネですが、大作こそ無いものの(ピアノコンチェルトはありますが)、ピアノ小品は結構あります。このコーナーの主役はピアノ曲ですので、今回はマスネの魅力満載なピアノ小品を数曲ご紹介します。


まずはトッカータ。
無窮動な右手、アハハハと笑いたくなるぐらいまぁ~駆け回ります!
滞るところゼロ。
こう言う曲、アンコールなんかにピッタリですよね。スカッとして楽しく元気になります。
それにしても、チッコリーニの指さばきの見事なこと!







◆マスネ:ピアノの為の2つの小品(ピアノ:チッコリーニ)
①黒い蝶
②白い蝶

https://www.youtube.com/watch?v=zdTK54TvHww


黒い蝶のちょっぴり妖艶な感じと白い蝶のおっとり優しい感じの対比が程好く、これまたマスネのおおらかさを味わえます。

シューマンのパピヨンほど飛び切りチャーミングでもなく、ショパンの蝶々エチュードほどテクニカルでもない、ラヴェルの蛾ほど研ぎ澄まされてもいない(笑)
なのに確かにこれは蝶々、それも黒い蝶と白い蝶だわ~と納得できてしまうマスネワールド、ある意味、不思議です。

これもチッコリーニの演奏でどうぞ。










こちらは黒い猫と……







白い猫。
膝乗りが日課になりました(*´・ω・`)








◆マスネ:2つの即興曲(ピアノ:チッコリーニ)
①淀んだ水
②流れる水


https://www.youtube.com/watch?v=8ue1gfGZ_QE



こちらも、黒い蝶と白い蝶のようなコントラストを楽しむ2曲。
淀んだ水は、マスネのピアノ曲の中で最も暗い(要するにマスネにしては珍しい!)曲だと思います。しかし、当然ながら絶望的な暗さ、深刻なものではありません。それより、なんでまた「淀んだ水」などと言う曲を作ろうと思ったのかが興味深いです。

対する「流れる水」は、清らかで瑞々しく煌めきながら流れる水の様子が軽やかに表現されています。

またまたチッコリーニのピアノで。と言うか、他に殆ど録音が無いようです。マスネ、コンサートでも取り上げられる事は少ないですから、チッコリーニのようなマエストロが積極的に演奏しているのは非常に価値あることです。







◆マスネ:狂ったワルツ(ピアノ:チッコリーニ)


https://www.youtube.com/watch?v=Zk49a1z606M



最後はこのハチャメチャに楽しいワルツを。ハジケて狂喜乱舞している感じ!こんなに猛スピードのワルツ、誰も踊れません!これもアンコールに弾いたら最高。
マスネって楽しむことに関しては貪欲だったのかもしれません。それから、ピアノの腕前はなかなかのものだったに違いありません。
フランスでは、パワーよりも、ピリッと締まったテクニックが重視されますが、マスネのピアノ曲の中にもそうしたフランスピアニズムの歴史の流れ・傾向が感じられます。


マスネと同じくパリコンセルヴァトワールの教授でもあったチッコリーニの演奏は名人芸と言うよりほかありませんね!


フォーレのような心揺さぶる深い感動は無いし、サン=サーンスほど壮麗でもなく、ドビュッシーほど色彩感豊かでもなければ、ラヴェルのような磨き抜かれた世界観も無い、プーランクほどの機知に富んだお洒落さも無い……決してけなしているのではありません(笑)
にも拘らず、マスネはマスネでしかあり得ない、あっけらかんとした屈託の無さで人を楽しませます。明るくおおらかだけれど、フランスらしさもちゃんとあるのも素敵。

マスネの曲を聴いていると、「悩むことなんて無いさ、もっと楽にやればいいんだよ」と言われている気分になります。こだわり、突き詰めることだけが能じゃないの見本のようです。
偏屈な人や悩みっぽい時には、マスネで肩の力を抜くとイイかも。










お時間がある方、もう少しマスネワールドでおおらかになりたい方はこちらもお楽しみ下さい


   ↓    ↓    ↓

◆マスネ:10の風俗的小品(ピアノ:チッコリーニ

①ノクターン
②マーチ
③バルカロール
④リゴードン
⑤エレジー(メロディー)
⑥サルタレッロ
⑦古い歌
⑧伝説
⑨フゲッタ
⑩カリヨン

・①~⑤番
https://www.youtube.com/watch?v=fI-K4hWvRtA


・⑥~⑩番
https://www.youtube.com/watch?v=eKJO8Bi3YME






前回記事に頂いたコメントへのお返事がまだ途中ですが、電光石火で書きますので(うそ)もう少しお待ち下さい!