お盆はいかがお過ごしでしょうか?
皆さんお盆休みでゆっくりされたり、ご家族で旅行や帰省中の方も多いと思うので、私のブログ活動もまったりしています(←見えすいた言い訳(笑))。






何年ぶりかのブログバトンが回って来ました。基本的にバトンは受け付けていませんが、今回はピアノのブロ友さんからのピアノバトンと言うことで久しぶりにバトン記事を書いてみることにしました。ピアノの具体的な曲のお話になるので、ピアノ専門以外の方はどうぞスルーして下さいね。
早速行ってみよう~!




◆Q1:PCもしくは本棚に入っている「ピアノ曲」は?



A:私はPCでは滅多にCDを聴かないので、最近よく聴いているCDと言うことならばアリシア・デ=ラローチャのファリャ作品集。パリで買ったお気に入りのCDです。夏になるとラロ—チャのスペインものが聴きたくなります。
ラロ—チャは女流は断トツで一番好きなピアニスト。女流と言うくくりを抜きにしても5本の指に入るぐらい大好きです。先年に亡くなりましたが、生でも聴く機会があって本当に良かった☆スペイン音楽のみならず、シューマンやシューベルトやメンデルスゾーンなど、何を弾いても生き生きとした演奏で素晴らしい!
彼女の名前を冠した国際コンクールで入賞出来たのは幸せなことでした。
他には、よくお薦めクラシックコーナーでもご紹介するホロヴィッツとフランソワ。この2人のCDは頻繁に聴いています。ホロヴィッツはロシアものはもちろん、スカルラッティやシューマン等、フランソワはラヴェルやドビュッシーやショパン等。
この偉大なる2人のピアニストから学び取ったものは計り知れないほど沢山あり、プロフィールの師事した先生に書きたいほどです(笑)
昔から聴いていますが、その本当の素晴らしさに気付いたのは渡仏してからでした。人間、気付きが無ければ良いものでも通り過ぎてしまい、逆に学ぶ気になればCDの音に爪を立てるぐらいの勢いで学び取れたりするものですね。





小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-110808_1836~02.jpg



私は楽譜もCDも年代順に並べています。





小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-110808_1839~01.jpg



いろんな作曲家の曲が入っていて年代順にするのが難しいCDや、よく聴くCDは手に取り易い場所に。






小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-110808_1835~01.jpg




このCDを入れている木のケースはpopさんが小学生の時に工作の授業で作ったものなのだそうです。年期が入って味のある飴色です。






小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-110808_1836~01.jpg





小学生仕事にしては、こんな風に角を切ってあったりと芸が細かい!作りもシッカリしていて綺麗です。今でも妙に器用なところがあります。






◆Q2:今、妄想している「ピアノ曲」は?


A:妄想?やりたいけれど未だにやれて居ないで思い続けている曲と言う意味ならば、バルトークのピアノ協奏曲第1番。
3番はエコールノルマルの6eme execution(日本で言うならば大学4年の卒業試験)の試験で弾きましたが、その時から
“1番もカッコイイなぁ!いつかやりたい!”
と思っています。






◆Q3:最初に出合った「ピアノ曲」は?



A:私は3歳の時にヤマハ音楽教室でピアノを始めました。
そのヤマハでの初めての発表会で弾いたのが“むすんでひらいて”でした。3歳の時の記憶はほとんど無いのですが、この時のことはかなりハッキリ覚えています。会場の雰囲気や自分が着ていたチェックのワンピースまで。
なんと、ついこの頃
知ったのですが、この“むすんでひらいて”はフランス人思想家のジャン=ジャック・ルソーが作曲者なのだそうです!数ある曲の中、3歳で初めて発表会で弾いた曲がフランス人の曲だっただなんて、赤い糸でフランスと結ばれてたのかも!やっぱりフランスに留学する運命だったのかも~!と1人で盛り上がっちゃいました(笑)
思想家として有名なルソーが作曲をしていたと言うのも驚きでした。

その半年後だか1年後の発表会では、エリーゼのためにを弾きました。これは、音楽に全く知識が無かった母の単純でベタな希望でした。
私の家系には音楽を専門にやっている人が誰1人として居らず、知識もコネも無い中で、母も私もよくやって来たなぁ、と思います。





◆Q4:特別な思い入れのある「ピアノ曲」は?



A:ショパンの24のプレリュードとハイドンのソナタHob.52。この2曲は様々なコンクール、試験、公開レッスン、コンサートで弾いて来ましたが、常に本番で私の味方をしてくれる勝負曲なのです。
死ぬまで肌身離さすに居たい大切な曲です。





◆Q5:最も好きな「ピアノ曲」は?



A:シューマンのクライスレリアーナ。シューマン大大大好きな私ですが、クライスレリアーナは最高傑作だと思います。様々な要素が散りばめられ、約30分もある大曲ながら全く飽きさせません。どうしようもない怒涛と激情、どこまでも温かい語り、切れるような切ない美しさ……めくるめくシューマンワールドの魅力を詰め込んだような曲です。
シューマンの音楽は文学的で詩的で、時に童話のようでありながら、人間の感情や性を見事に描き出しているから惹き付けられずにはいられません。






◆Q6:最も難しかった「ピアノ曲」は?



A:この問いを考えた方の意図からすると、リストのマゼッパや鬼火、ショパンエチュードの10-2や3度、ラフマニノフのソナタとか言うアンサーがいいのかもしれませんが、テクニック難曲ならば誰でもわかる事なので、音楽的に私が苦労した曲をアンサーにします。
ブラームスの幻想曲集op.116。ブラームスはシューマンと似て非なるもの。シューマンは得意なのですが、ブラームスのあの野太いエネルギッシュさがどうも苦手です。息切れしてしまいます。静かな部分や美しい部分はいいのですが。
中でもop.116は特にそれを感じました。曲としても掴み所が今一つないような。117、118、119も同じような難しさは感じますが。
それでもいつかは自信を持ってプログラムに入れられるようになりたいと思わせる魅力がブラームスにはあります。






◆Q7:上達のきっかけになった「ピアノ曲」は?



A:私は今までのピアノ人生で2回、大きな壁を乗り越え成長出来たと思えた時期があります。1度目は高2の時、2度目は渡仏3年目。
1度目の高2の時はショパンエチュードop.25-3とドビュッシーのベルガマスク組曲。ショパンエチュードは毎日コンクールの予選課題曲の中の1曲で、ベルガマスクはピアノ教育連盟オーディションの予選課題曲でした。
以前にも書きましたが、私は小学校高学年から師事していた先生とのトラブル等も手伝って大スランプに陥り、中学時代もパッとしないまま苦しみました。それを打開して目の前が開けたと感じたのがこの2曲なのです。特にベルガマスクはフランス音楽との出会いの曲で、
“こんなに素敵で楽しい曲があるのか!音楽って本当に楽しい!”
と言う、素直に心から音楽を喜び楽しむ気持ちを私に思い出させてくれました。それがどれほど演奏を輝かせることかも!
一気に波に乗った私は破竹の勢いで毎日コンクールも教育連盟オーディションも本選に進み、安川先生との出会いもこのベルガマスク組曲が作ってくれました。フランス留学を決意したのもこの曲あってこそです。


2度目の渡仏3年目は21~2歳の頃ですが、渡仏して2年間、生活も人間関係(主に母との関係)もグチャグチャになっていて、ピアノの為に留学したのにピアノにも本当には集中しきれず、当然ながら結果も出ずでツライ時期でした。
そんな私を引き上げた曲はショパンの24のプレリュードです。フランスで私が師事した先生は、
“この曲をやりなさい”
と指定なさる事が全くなく、自由に自分のやりたい曲を選べる反面、それがそのまま試験曲となる為、自分の個性を生かしつつ勉強にもなる曲を選ぶのは大変でした。特に日本人は常に課題を与えられることに慣れているので、自己責任での選曲は初めはかなり戸惑う人も居るようです。
24のプレリュードはご存知のように40分程もある大曲なので、これを試験の課題曲の1曲として組み込むのはかなりの冒険でした。
試験の課題にはこの他にバッハや古典のソナタ、ロマン派、近代、現代、コンチェルト等々、複数のコンサートが出来てしまうぐらいの量がありましたから、ちゃんと仕上げられるのかと言うリスクもありました。
ともかく毎日毎日、一生懸命に練習しました。でなければ他の曲も山ほど抱えながら24曲は仕上がらないですから。でも、この曲を弾くことは、ツライ状況にあった私にとって最大の慰めで救いでした。全てを忘れて集中出来ました。
知らず知らずのうちに大きな壁は消え失せていました。
それに呼応するかのように、結果も面白いように付いて来ました。コンサートをする機会も次々と舞い込みました。ツライ人間関係や生活の状況にも思い悩まなくなって行きました。
気付けばパリで私は“マドゥモアゼル ショパン”と呼ばれるほど、24のプレリュードは好評を博し、私の十八番にまでなっていました。





ピアノバトン記事は以上です。置きバトンにするので、ピアノをやっていらっしゃるブロガーさんで受け取って下さる方がいらしたらご自由に拾ってやって下さい☆