初めに、たくさんの温かなコメントやメッセージを下さっている皆さま、ありがとうございます!お礼やお返事が疎らにしか出来て居ない失礼をお許し下さいあせる


口蹄疫への支援の輪がどんどん広がっています。ただ単に宮崎だけの気の毒な問題と言う捉え方から、1人1人が自分自身にも大きく関係のある深刻な問題だと言う、より深い理解がされるようになっているようです。
全国に於ける宮崎の牛肉と豚肉のシェア率を考えれば、松阪、佐賀、近江、米沢牛と言ったブランド牛の特別なお肉はもとより、日本中の全てのお肉の値段が高騰する事態にもなり兼ねません。既に子牛の競り市では、宮崎からの子牛出荷が大幅に減ってしまったことで子牛の数が足りず取り合いと言う形になり、価格が急上昇してしまっているそうです。これは直接、私たちの食卓にも跳ね返って来ます。
ステーキ、焼き肉、肉じゃが、しゃぶしゃぶ、ビーフシチュー、ハヤシライス、トンカツ、酢豚、生姜焼き、チャーシュー、角煮、ハンバーグ。。。音符
みんな大好きですよね~!私も大好きです!
美味しいお肉を適正な値段で食べる為にも宮崎の畜産農家さんの復活は絶対に必要!
未だに無関心で居る方や、可哀想な宮崎と言う同情心(これも非常に有難いことですが☆)で応援して下さっている方、是非、更に一歩踏み込んで、我がこととして鑑みて頂けると日本の食はこれをきっかけに大きく進展するのではないかと思います。
私たちもずっと悲しみの淵に居るワケには行きませんね!何とかして頑張らねば!



今一番の心配は、ワクチン接種完了で何となく決着がついたように思われがちですが、ワクチン自体の有効性も絶対の確証は無いし、ワクチンが効くまでには2週間~3週間かかるので、その間にまた更に感染が拡大してしまわないかと言うこと。この地域でも、ワクチン接種をしたことでの虚脱感と気の緩みが心配されています。
そして徐々に報道も少なくなって人々の関心も薄くなり、忘れ去られてしまうこと。
ある程度、長期的な全国からの支援と理解が必要ですが、情報が多くて速くて移り変わりの激しい現代社会では、悲しいかな難しいのが現実です。
もぅ、どんな形ででも構いません!失われた何十万頭の命がこの地域の土の下に眠っていること、それでも再び美味しいお肉を日本中の皆さんに届けようと必死な畜産農家さん達が居ることを忘れないで下さい!




さて、ここからは月末恒例のお薦めクラシックです。楽しみにして下さっている方が少なかろうが(笑)、このコーナーだけは外せません!
音楽はいつも、どんな時でも私たちの味方ですから!
今月のテーマは“祈りの音楽”。余りにも多くの失われた命、生後数日の純粋な瞳をした子牛までも殺さねばならない人間社会の罪深さ。私は日本人のご多分に漏れず無宗教で信仰も特に何もありませんが(敢えて言うなら音楽教とか猫教ニコニコ)、責めて安らかに眠って欲しい、これ以上は苦しむ人も動物も増やしたく無いと言う祈りの気持ちは日に日に強くなります。
宗教の信仰には様々な意見があると思いますが、一番大切なのは手法や形ではなくて心の中にどれほどの思いを持てるかではないでしょうか?
明らかに間違った方向に居る人は別として、本来人間の基本にあるものは同じはずだと思います。悲しんでいる人を見れば祈り、喜んでいる人を見れば嬉しくなる。自分のことでも無いのに。そうして人間はみんな、幸せを共に作り上げる気がします。



祈りに最も直結しやすい音楽はやはりバッハの音楽でしょう。動画1のバージュのバックは、バッハ作曲でブゾーニがピアノ用に編曲した(原曲はヴァイオリン曲)“シャコンヌ”。衝撃的な荘厳な始まりに胸を打たれます。15分程のなかなかの難曲で、ピアノを専門に勉強している人ならば誰もが弾くメジャーな曲です。次々と繰り広げられる展開と、壮大な結末は感動を呼びます。


◆バッハ・トランスクライブド

エレーヌ・グリモー(ピアノ)

収録曲→バッハ=ブゾーニ:シャコンヌ、バッハ:ピアノ協奏曲第1番他

ユニバーサルミュージッククラシック社



シャコンヌを録音するピアニストは多いですが、難曲なだけにヴィルトーゾ系のテクニカルに押し切る演奏も多い中、エレーヌ・グリモーのシャコンヌは独特な存在感を強く放っています。
グリモーはフランス人ピアニストですがフランス音楽は殆んど弾かず、ドイツやロシア音楽をレパートリーの中心に据えています。
その音質、異常なまでに全身全霊の、一種取り付かれたかのような演奏姿勢は好き嫌いの分かれるところですが、一度聴いたら忘れられないひた向きで濃厚な世界です。私は嫌いじゃありません。
グリモーは個性のある大変魅力的な美人ですが、美人であることでチヤホヤと持て囃されることを一切拒否するかのようにバッサリと髪を短く切り詰めたり、ヒラヒラしたようなドレス等は身に付けず、とてもシックで飾り気の無いパンタロンスーツでひたすら音楽に没頭する姿には凄く共感を覚えます(私はグリモーみたいな美人じゃありませんが(笑))。
決して社交界的な“あ~ら、素敵だわね~”と言う舞台を作ろうとはしないグリモーの音楽は痛いほどに真実に満ちて、驚くほどの深いパワーを感じます。
ニューヨークのオオカミ保護センターで暮らしているグリモーの精神世界を味わってみてはいかがでしょうか?



動画2はバッハの平均律Ⅱ巻の11番のプレリュード冒頭部分。この曲は私が渡仏して間もない頃に好評を博したコンサートで、プログラム最初に弾いた曲です。いろいろツラかったこの時期、この穏やかな優しい曲を弾きながらずいぶん泣いて、慰められた思い出の曲です。
バッハの平均律は音楽の聖書とも言われるほど、全世界のピアニストが必ず勉強する素晴らしい要素が詰まった曲集です。プレリュードとフーガのセットで1曲となり、Ⅰ、Ⅱ巻ともそれぞれ24曲ずつ、つまり全部で48曲あります。
以前このコーナーでご紹介した“24の前奏曲”(08年9月26日&08年10月29日の記事)でも説明しましたが、音楽には調性(ハ長調とか変ロ短調とか嬰ヘ長調とか言うヤツです)が全部で24あります。つまり24曲が全て違う調性で、しかも24の調性を全て網羅している曲集ってワケです。(説明がややこしくてスミマセンあせる)


◆バッハ平均律
タチアナ・ニコライエワ(ピアノ)

ビクター


平均律48曲全曲収録。(Ⅰ巻とⅡ巻でCDが分かれています)

48曲、どの曲でも即座に弾けた逸話の持ち主ニコライエワは平均律の女王と言えるでしょう。同じくロシアの巨匠リヒテルも平均律全曲録音を残していますが、私の中ではこの2人の平均律が双璧です。ニコライエワの方が温かで親しみやすいかもしれません。

高校生になったばかりの頃、ニコライエワが地元の文化会館に来ることになり聴きに行きました。当時の私はまだオールバッハプログラムなんて聴いた事が無かったので、バッハばかりで飽きるんじゃないかと思っていましたが、コンサートが始まってビックリ!取り立てて派手なことも無い実直な演奏なのに、とても惹き付けられ感動し、最後には一緒に聴きに行っていたピアノの友達と顔を見合せて頷き合いながら、身を乗り出し鼻息を荒くして拍手を送っていました(笑)有りがちな、地方の演奏会ならばどうせわかる人が少ないだろうと手を抜くようなことはゼロでした。
それから程無くして、ニコライエワがコンサート中に倒れてそのまま亡くなったと聞きました。最後にあんな素晴らしい演奏を聴けて本当に幸せでした。




動画3はバッハのパルティータ1番の冒頭。平静で明朗な響きに癒されます。パルティータは全部で6曲ありますが、平均律よりも自由で大いに楽しめます。平均律が聖書ならばパルティータは童話集と言ったところでしょうか。掛けずり回るような快活なダンスからゆったりとした昔ながらの村の踊りまで様々な舞曲が出て来て、テンポ感やリズムの揺れが違って面白いです。


◆ブザンソン告別リサイタル

ディヌ・リパッティ(ピアノ)

収録曲→バッハ:パルティータ第1番、モーツァルト:ピアノソナタイ短調K.310、シューベルト:即興曲2曲、ショパン:ワルツ13曲


東芝EMI



もはや人類の遺産的存在ですらある、夭逝の天才リパッティ最期のリサイタルを克明に記したCD。白血病でドクターストップの掛かっていた体を押してのこのコンサートの2ヶ月後、僅か33歳の生涯を閉じたリパッティ。
しかしその演奏は体力の限界で弾かれているのにも関わらず、職人のように綿密で殆んど破綻は見られず、常に端正で気品に満ち、どこまでも自然で美しいのです。まさに命の燃え尽きんとする魂の音でありながら、少しも絶叫したりおどろおどろしさは感じません。素晴らしく高貴で美しい容貌も相まって、まるで聖人のようです。
リパッティが余命幾ばくも無いことを知っていた観客たちの拍手には、何か祈りが込められているように感じます。


☆多くの人の祈りが、今苦しみ悲しんでいる隣人たちを救い、無念な死を遂げた何十万頭の牛と豚の命を浄化してくれますように☆



Yahooやツイッターからも募金が出来るようになっています。ネットを通して募金が出来るって、今の時代にはピッタリですよね!
このAmebaでもアメGからの募金や、宮崎ならではの景色。。。例えば青い海と空と太陽、牛と豚と鶏、マンゴーと言ったデザインのブログスキンを購入すれば、そのうちの何%かでも募金されるシステムを設置して貰えないだろうかと要望を出しました。私1人が要望メールを出したところで検討しては貰えないかもしれませんが、その“口蹄疫支援アイテム”のブログスキンをみんなが見ることで、更なる輪が生まれると思うのですが。
東国原知事のブログもAmebaですし、ブログ内でも口蹄疫への関心は高まっています。これだけの利用者数とメディアへの影響力も持っているIT企業なだけに、是非とも何かしらの形で実現して欲しいです。
その他、口蹄疫の様々な支援方法については前の記事をご参照頂ければ幸いです↓↓↓



最後に、、5月18日の記事で書いた、口蹄疫感染が見付かった知り合いのおじさんから昨日電話がありました。おじさんちは小さな牛舎を老夫婦で営んでいて、感染が知らされた15日の翌朝に生まれた子牛が居ました。
子牛の命は11日でした。。。昨日、殺処分と埋却が終わったそうです。
“おじさん、ツライのに私にまで知らせてくれてありがとう”
と言いましたが、おじさんはジッとして居るのがいたたまれず、あちこちに電話を掛けまくっているんだろうなぁ、とも思いました。
“俺はいいっちゃけど、うちんとが(奥さん)神経質になっちょってよ~”
と言うおじさんのことも心配です。
すぐそばで目の当たりにしながら、今の私には祈ることしか出来ません。



今日29日は肉の日です。宮崎のお肉を食べよう!

◎今夜10時からNHKの“A to Z”で口蹄疫特集があるそうです。