佐賀の出張レッスンが終わってからも野暮用でバタバタしていてご訪問が遅れていますあせるコメント頂いた方のところには必ずお伺いしますのでしばしお待ち下さい。
昨夜、ブロ友のみーすけさんからのメールで観たベストハウスで、つい先日記事に書いたばかりの水牛の絶品モッツァレラを作る“チーロエスポージト”(11月14日「非協力的な家族たち!」参照)が“うまいチーズ”のNo.1に選ばれてやっていました!あんな美味しいチーズを作る牧場が我が家の程近くにあるのだから、こりゃ~やっぱり食べるしかありません!あぁ、痩せられない土地だなぁ(笑)




さて月末恒例のお薦めクラシックのコーナーです。
お薦めクラシックに動画を貼るのがお約束になりつつあります音符
毎回たった15秒の、ノアゴン&バージュ+音楽のあんまり代わり映えのしない動画ですが、お楽しみ頂けたら幸いです☆今回も画像が暗く音が小さくてスミマセンあせる



1年でも最も夜が長くなるシーズン。今回は秋の夜長に楽しみたい、夜をテーマにしたピアノ曲をご紹介します。
昼間の明るさや人々が活動する音が止み、シンとした暗い夜に聴く音楽は深く心に入って来る気がします。暗闇で聞こえる音は異常に大きく聞こえたりして、日中は気にならないような微かな音が妙に耳に付いたりするように、夜は視覚よりも聴覚が鋭敏に研ぎ澄まされる時間なのかもしれません。




まずはやっぱりショパンのノクターン(夜想曲)。来年はショパン生誕200年の記念イヤーな上に5年に一度のショパンコンクール開催の年でもあります。コンサート等でショパンが取り上げられることもますます増えるでしょう。今年のうちに予習してショパン通になっておけば、来年は更に楽しめますね♪それに枯れ葉舞い散るこの季節は最もショパンによく似合うと私は思っています。



ショパンのノクターンは全部で21曲ありますが、このうちの何曲かは非常に有名なので必ず1曲や2曲はどこかで耳にした事があると思います。
甘く切ないショパン節全開な曲が多いですが、中には優しく爽やかな風が吹き抜けるような曲や宇宙のように静かで幻想的な曲もあります。どの曲も聞きやすいので、是非お好みの1曲を見付けてみて下さい。
私は弾くのならば5、9、11番辺りが得意ですが、聴くのは3、7、8番が好きです。余りにも魅力的な曲が多いので、弾きたい曲も聴きたい曲も年々変化しています。



◆ショパンノクターン&プレリュード集

サンソン・フランソワ(ピアノ)

収録曲:ノクターン19曲、24のプレリュード

東芝EMI



歌心、情感豊かで濃厚なフランソワのショパンは名盤の名に相応しい素晴らしさ。ノクターンもプレリュードも一聴の価値有りです。



他には全曲ではありませんが、ルイサダが数曲録音しているのがお薦めです。ルイサダのショパン、好きです。ウィットに富んだ会話と、楽しませることに長けた魅力的な人柄が演奏にもよく出ています。初めてレッスンを受けた時から音楽の方向性が共感出来てウマが合いました。女性には興味が無いと言うところも、メンドーな事が無くて楽しい(笑)
人に聴かせる演奏作りを常に念頭に、演出家的な要素が強いレッスンでした。



そんなルイサダのノクターンは、甘美ながらも甘ったるくてバカにたら~っとした感じには決してならず、絶妙なルイサダ節が聴けます。やっぱりルイサダはショパンで最高に輝きがあると思います。最近の若いピアニストによくあるようなわざとらしい造作では無くて生き生きとした音楽があります。




来年はなんと、ショパンだけでは無くてシューマンの生誕200年でもあります!2人もの偉大な作曲家の記念の年☆
子供の頃、毎晩のように“詩人の恋”を聴いていた私にはシューマンの音楽自体が夜の音楽と言う感じがします。動画2のバージュのバックに掛かっているのがシューマンの幻想小曲集の「夜に」。
“夜に”は激しく情熱的な曲ですが、この曲集には他にも“夕べに”や“何故に”と言ったとても幻想的で美しい、夜穏やか静かに聴ける曲も入っています。
これは!と言うCDにはまだ出会っていないのですが、私が持っているのはリヒテルです。お薦めがあったら教えて下さい。




フランスの印象派音楽も忘れてはなりません。動画1のノアゴンのバックに掛かっているのは、ドビュッシーの前奏曲集の“音と香りは夕べの大気に漂う”曲名からしてフランスらしい絵画的な香しさが漂いますね!ノアゴンもどことなくアンニュイでノスタルジックな表情!?
この曲はドビュッシーがボードレールの詩“夕べの調べ”から着想を得て作られました。
名画や詩までも音に変えてしまう音楽って本当に素敵ですね!
フランソワの何とも官能的で、気だるくも妖しげな艶っぽさ満天な演奏でどうぞ!


◆ドビュッシー前奏曲集

サンソン・フランソワ

東芝EMI




そしてもう1人のフランス印象派音楽の代表的作曲家ラヴェルも外せません。夜の音楽と言えばもちろん“夜のガスパール”。それに“鏡”の曲集の中の“蛾”も夜の曲。蛾は夜に活発に飛びますからね!やはりちょっぴり妖しげで神秘的な蛾の舞いは、暗闇にキラキラとした羽の燐片が見えるかのようです。
夜のガスパールは言わずと知れたラヴェルの代表作。第1曲水の精(オンディーヌ)の透き通るような冷たい美しさ、第2曲絞首台のおどろおどろしい不気味さ、第3曲スカルボの激しい凄みと華麗さ。不思議な夜の世界に引き摺り込まれること間違い無しです!
これまたフランソワの名演をお薦めします。
◆ラヴェルピアノ曲集2
~夜のガスパール~

収録曲:夜のガスパール、ソナチネ、クープランの墓、古風なメヌエット


サンソン・フランソワ

東芝EMI





最後にもう1つ!ドビュッシーやラヴェルよりも更にフランスらしく色彩豊かで、お洒落なエスプリに酔いしれられる楽しさ溢れる作品をたくさん残したプーランクの“ナゼルの夜”と“8つの夜想曲”。
プーランクの曲を聴けばすぐにも目の前にパリの街並みが、カフェが、シャンソニエが、テアートルが広がります!
以前にも一度ご紹介しましたが(08年11月28日「フランスのエスプリ~プーランク」参照)、CDを買って聴いて下さった方には大好評でした☆
曲名からして“手の平の上の心臓”とか“幻の舞踏会”とか“口車の魅力”等と楽しそうです。どの曲も1曲1曲が1~3分程度と短く、クラシックを全く知らない方でも本当に気軽に楽しんで頂けると思います♪
ボジョレーか紅茶でも飲みながらゆったりとパリに思いを馳せましょう!

◆プーランクピアノ曲集(2枚組)

パスカル・ロジェ(ピアノ)

ポリドール株式会社


プーランクのピアノ作品がこの1枚でほぼ全て聴けます。ロジェの演奏もこれ以上ないほどプーランクの魅力を存分に引き出しています。超お得なCDだと思います。



秋の夜長に、素敵なクラシックの旅を楽しんで下さい!