小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-090920_1322~02.jpg
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~ぴよちゃん里親さん募集中~
オスのキジトラ、推定11ヶ月。猫風邪で左目が天然ウインクになってしまいましたがとってもチャーミングなイケメン君!去勢済み。詳しくは3月25日「里親さん募集」の記事をご覧下さい。転載ご協力を宜しくお願い致します。私の所に飛べるバナーはpotojakamamaさんが作って下さったので、そちらからお持ち帰り、貼り付けて下さい!
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先日、またまたpotojakamamaさんからプレゼントを頂いてしまいました!なんと、猫好きな方ならば知る人ぞ知るあのnekono!potojakamamaさんが考えて下さったデザインのノアゴンとバージュを、nekono*さんが手作りして下さったのです☆
ノアゴンはヴェルサイユ生まれと言うことで薔薇を抱え、バージュは音符と指揮棒持ち(^w^)可愛いですよね♪他にもハートを抱いたバージュのストラップも!
potojakamamaさん、nekono*さん、世界に1つしか無い素敵な記念品をありがとうございましたo(^-^)o




さて、月末恒例のお薦めクラシックです。今月はピアノの変奏曲をテーマにします。
変奏曲と言うのは、まず冒頭に主題となるテーマが提示され、その後に数パターンの変奏が繰り広げられて行く曲です。
たいていの変奏曲のテーマはかなり短くて印象的かつ単純です。例えばモーツァルトのきらきら星変奏曲のテーマ“きらきら光る~、お空の星よ~♪”と言うのはどなたでもご存じだと思いますが、少ない音で覚えやすい簡易なメロディです。
このテーマがいくつもの形に変奏されて展開するワケです。
テーマは自らが作曲したものの場合もありますが、民謡や他人の曲の一節から取られる場合が多いです。




変奏の方式は時代や作曲家、曲によって様々で、装飾音をつけたりリズムを変えたりするけれど長さ(小節の数)は同じ古典的で厳格なものから、全く違う調性になったり長さもバラバラないわゆる性格変奏のような自由な形式もあります。
有名なところでは、古くはバッハのゴールドベルク変奏曲に始まり、ハイドンやモーツァルトの古典、シューマンやブラームスにリストのロマン派、そしてラフマニノフから近現代まで、実に多くの作曲家が変奏曲に取り組んでいます。どの時代に於いても変奏曲は非常に重要なものでした。



私は変奏曲が大好きです!テーマが次々と変身して行ったり、最後にまた懐かしむようにシンプルなテーマが戻って来たりする変奏曲は全く飽きる事がありません。
音楽に限らず、ある1つのテーマで書かれた短編集やオムニバス映画なんかも面白いですよね。同じ食材をテーマにして、レシピ合戦なんて言うのも興味深いですね♪
おうちなんかのビフォーアフターとか、コントで言えばモノボケとか、1人の人を服や髪型やメイクで
“こ~んなに変わっちゃいました~!”
ってやったりするのも一種の変奏曲かと(笑)
人と言うのは不思議なもので、完全に真っ白な状態で自由と言うよりも、ある基本、一定の規則性があった方がより楽しめたり、創造性豊かになったりするものですね。
変奏曲はまさにそれ。枠があるからこそより楽しく自由。
冷蔵庫にある残り物だけで料理しなくてはならない時に、やたらに頭が回転して、思いがけず美味しいものが出来ちゃったりする感じとも似ているかもしれません(^∀^)
要するに、限られた中で“こ~んなに面白く出来る!”と腕が見せられるワケです。その為にわざと簡単で陳腐な主題や、有名な作品の一節を用いたりして作曲の腕を競い合ったりもされました。




今回はたくさんある変奏曲の中から、特に私が好きな変奏曲をご紹介します。

◆バッハ:ゴールドベルク変奏曲


グレン・グールド



グールドのゴールドベルク変奏曲は、もはや世界遺産的な存在で、私が多くを語る必要がありません。独特の音楽感とその崇高な響きは、同じ人間として聴いておいて損は無いでしょう!若き日の録音と晩年の録音とどちらが好きか聴き比べるのも一興。
ただし、あまりにも廉価なものは極端に音質が悪いので注意して下さい。



◆モーツァルト:デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲/シューマン:アベッグ変奏曲他


クララ・ハスキル(ピアノ)

PHILIPS社


モーツァルトのデュポール変奏曲は、私が中1の時にあるコンクールの本選で弾いて最優秀賞を頂いた思い出の曲です。とても明るく清らかで素敵な曲です☆モーツァルトはこの変奏曲やきらきら星変奏曲をはじめ、たくさんの変奏曲を残しています。

シューマンは曲のアイディアが次々と湧き出る泉のような才能があった為か、めくるめく魅力に溢れた組曲形式の作品が多いので変奏曲も上手。他にも、ソナタ3番の3楽章は、妻クララの主題による変奏曲ですし、交響的練習曲も変奏曲形式で書かれた名作です。
このアベッグ変奏曲はシューマン20歳の時に書かれた曲で若々しくて可愛らしい作品。ABEGG(アベッグ)、つまりラシbミソソと言う音が主題になっています。アベッグ令嬢と言う人に献呈されていますが、この令嬢は架空の人物と言うところもシューマンらしいユニークさ。伸びやかで瑞々しいシューマンの感性を楽しんで下さい。



クララ・ハスキルの演奏は、上品で慎ましやかで、可憐な高山植物の花のような美しさ。内気で普段は大人しい少女が、ちょっぴり早口で紡ぎ出すお話のような不思議な魅力があります。
私が持っているこのCDは、パリの楽譜屋さんの隅っこで売られていた中古品で僅か3百円ほどだったもの。とっても素敵なスカルラッティのソナタ3曲やベートーヴェンソナタ18番とテンペストが他に収録されていますが、日本ではこのカップリングとは異なるCDが出ているようです。



◆ベートーヴェン:32の変奏曲


ジャン=ルカ・カシオーリ(ピアノ)


グラモフォン社


若きイタリアのピアニスト、ジャン=ルカ・カシオーリのベートーヴェンは、テクニックも感性も実によく研ぎ澄まされていてスッキリ、尚且つ無機質にはならない快演。最近ウワサを聞かないけれど元気なのでしょうか?
同じイモラで勉強していた友人によると大変、と言うかちょっと異常なぐらいに頭脳明晰で一風変わった人だそうですが。才能があることに間違いはありません。



実はこのCDもパリで買ったものなので、日本にあるかは定かでは無くてスミマセン(^▽^;)
他にベートーヴェンのファンタジーとバガテル、ウェーベルンにシェーンベルク、ブーレーズと言った現代作品が収録されています。リゲティのエチュードでは恐ろしく整ったテクニックをイキイキと披露しています。




◆ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲

ジョルジュ・プリュデルマシェール(ピアノ)

LYRINX社


ブラームスの変奏曲と言うと、リストと超絶テクニックを競うように作られた、パガニーニ変奏曲の方が有名かと思いますが、私はヘンデル変奏曲の方が好きです。朗らかな主題で始まる、非常に楽しく豊かなブラームスを味わえる曲です。30分近い大曲ながら心地よく聴く事が出来ます。



このCDもまたまたパリで買ったものでして、日本では難しいかと(汗汗)プリュデルマシェールには、一時期お世話になった事があるのでご紹介しましたが、他に検索してみたところ、ウゴルスキーやアラウやエマニュエル・アックス等が出しているようです。



皆さんのお好きな変奏曲はありますか?
変奏曲を聞きながら、残り物も楽しく変身させましょう(^∀^)




※敬愛するスペインの偉大なる女流ピアニスト、アリシア・デ・ラローチャが亡くなったそうです。
ラローチャが弾く変奏曲も素晴らしいです。

◆メンデルスゾーン:厳格なる変奏曲他

ポリドール株式会社



小さな巨人に合掌。