小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-090611_0932~03.jpg
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お盆も終わり子供たちの夏休みも終盤。ようやくぐずぐずお天気が終わって太陽も顔を出して残暑が厳しいですね~!



ブログネタ:子供の頃、夏休みによく何をして遊んだ?(←常連さんはもぅ騙されますまい!私が書くブログネタは全部実在しません(^w^))



私は虫採りが大好きでした。女の子らしい着せ替え人形遊び等はあまりせず、海も泳げないので貝殻拾い一辺倒で今一つ楽しめずだったので、夏休みは虫採りが最大の楽しみでした。
とは言うものの周りに私ほどの虫好きな家族や友達も居らず、超都会と言うワケでは無いものの、自然の少ない住宅街住まいだったのでトノサマバッタやカマキリ程度のものでした。
夏休みの主役はやっぱりセミとトンボ。何故にあれほど捕まえて来ては放すの繰り返しに夢中になったのかは謎です(笑)



しかしセミって夏の虫として一番身近であるにも関わらず、セミの歌って無いですよね?春の蝶々や梅雨のでんでん虫、夏のホタル、トンボに至っては赤トンボと“トンボのメガネは~”と言うのと2曲も有名曲があるのに!セミってそう考えると、短命だし暑苦しい、ウルサイとか言われたりするし、何だか可哀想です。



暑さに弱いミンミンゼミを宮崎では見掛けなくなり、クマゼミは暑い地域にしか殆んど居なかったのに、最近は全国的に見られるようになって来たようですね。こんなところにも温暖化の影響が出ているんですね。
フランスでも南仏にしかセミが居ませんが、今にパリにもセミが鳴く日が来るかもしれません。パリのカフェでセミの声を聞くなんて言う環境になったら薄ら怖いですが。




セミやトンボしか知らなかった虫好きな私が、宮崎に来て初めてホタルを見て驚き、クワガタやカブトムシがそちこちの樹に居るのを見てひどく感激したのは言う間でもありません。
呆れるような話かもしれませんが、パリから初めて宮崎のど田舎にやって来て、私の不安だらけな心を忘れさせてくれたのが、いつもお話しているマンゴーとクワガタとの出会いだったのです!
ちょうど宮崎に上陸して新生活がスタートしたのが7月でした。友達は愚か知り合いもゼロに等しく、あまりの環境の激変に鬱々とした日も少なからずありましたが、マンゴーおじさんの明るさと甘くて美味しいマンゴー、そして初めて見るクワガタにすっかり魅せられてしまった私。



クワガタってまるで森の豊かさの結晶みたいです。
ノコギリクワガタのあのマホガニーのピアノのような美しい赤みがかった色。猫足ピアノのような優雅で完璧なカーブを描くツノ。
ミヤマクワガタの輝く金色の眩さ。
ヒラタクワガタの艶消しピアノのような渋み。
いずれも自然の芸術としか言い様がありません。樹の中のキノコの菌糸などだけを食べて育つとは、なんて凄いんでしょう!



中でもオオクワガタは群を抜いたカッコ良さ!近年は森の伐採と言った環境の悪化から自然界では激減してしまい、ブリーダーさん達によって種が守られているのが現状なので、まさに幻の憧れのクワガタです。
森の黒いダイヤと形容されたりもしますが、ペンチのようにガッシリとしたツノに黒光りする堅い体はまるでどっしりとしたベンツのようです。
他のクワガタが1~2年の寿命なのに対し、オオクワガタは3~5年も生きる場合もあるところも魅力です。うちで一番長生きしたオオクワガタは4年でした。



私も佐賀の国産オオクワガタを大切に飼い、ブリードもしました。オオクワガタは他のどのクワガタよりも穏やかで人間味があります。とても夫婦仲が良く、子育てが終わると離婚してしまうと言うオシドリの夫婦より断然仲良しです。
常に一緒に並んで居て、人間が虫かごを触ったりするとオスがメスを後ろに追いやって庇い、餌はメスに先に食べさせたりもする仲の良さ。この夫婦は今年亡くなってしまいましたが、その子供たちは元気です。



虫嫌いな方には既にドン引きされて居そうで心配になって来ましたが(えぇえぇ、こんなワタクシを笑って下さいまし)、写真は最近どうしても欲しくてpopさんに買って貰ったブータン産のアンタエウスオオクワガタです。
アンタエウスオオクワガタは主にインドとブータンに生息し、国産オオクワガタより一回り大きく更に艶があります。まだ若いので来年にブリードしようかと思います。
虫ハントの名手バージュも不思議とクワガタ達には一目置いてか(?)手出しはしません。




クワガタを知って飼うようになってからと言うもの、森の樹への見方が変わりました。クワガタが暮らせる森と言うのは、ある程度の樹齢のクヌギやコナラやタブやシイやカシ等の広葉樹が豊かな森です。
人間が植えた杉や檜では暮らせません。杉の人工林で覆われた山は、根っこもあまり深く張らないので土砂崩れも起きやすく地震や火事にも弱い事を、尊敬する樹の生態のスペシャリストの宮脇先生がおっしゃっていました。現に最近は山の土砂崩れが非常に多くなっていますね。山の樹生の悪さが大きな要因でしょう。
その点、タブやカシ等は根っこも深く張り、土砂崩れを防ぐのはもちろんのこと山の保水力を高めるので、川や海までも豊かにして大水と言った災害も防いでくれるのです。
漁業の人までが昔の山の豊かさの恩恵に預かっていたと言うのだから自然界は本当に侮れません。



夏休み、小学生の男の子たちがクワガタやカブトムシを探しに一生懸命な姿を見掛けます。ゲームっ子が増える中で嬉しいことです。中にはお父さんの方が夢中になっているような微笑ましい光景も目にします。
虫好きな私はクワガタの話で小学生の男の子達にモテています(笑)採り方や飼い方を教えてあげると目を輝かせてあれこれ聞いて来ます。
クワガタを通して生き物の面白さと命の美しさ、そして自然の大切さについても少しずつ知って貰えたらいいなぁと思います。