小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-090711_1242~02.jpg
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~ぴよちゃん里親さん募集中~
オスのキジトラ、推定9ヶ月。猫風邪で左目が天然ウインクになってしまいましたがとってもチャーミングなイケメン君!詳しくは3月25日「里親さん募集」の記事をご覧下さい。転載ご協力を宜しくお願い致します。私の所に飛べるバナーはpotojakamamaさんが作って下さったので、そちらからお持ち帰り、貼り付けて下さい!
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写真は私の2台のピアノの鍵です。以前、私のピアノについては書きましたが(3月13日「思い出のピアノ」参照)、ピアノの鍵に注目したことはありませんでした。マルキさんが素敵なピアノの鍵コレクションと共に各メーカーの特色や歴史に触れていらしたので改めて見直してみました。
右側が40年以上前のスタインウェイD型の鍵。金色でスタインウェイ & サンズのやや丸みを帯びた温かなデザイン。
左側が私がパリ時代から連れ添ったボストンの鍵。シルバーにBの字がシンプルでほっそりと現代的なデザイン。
ちょうどパリのアパルトマンの鍵と似ています。パリは空き巣が多いので鍵が幾つも付けられていますが、その中にだいたい1つはこのような形のがあります。



そして今回初めて試してみたら、スタインウェイにはボストンの鍵でも使えました。逆は出来ませんでしたが。
ピアノの鍵はたいていはこうした単純な作りなので、他社で共用出来るのも驚くほどのことではありませんが、長年の付き合いで初めて知りました。
ちなみに鍵が引き立つようにと、真っ黒な背中を貸し出して撮影協力をしてくれたのはノアゴンでした(^w^)




さて、月末恒例のお薦めクラシックです。先月は梅雨と言うことで水に纏わる音楽でしたが、各地で梅雨明け!本格的に暑い夏到来!と言うことで、日本の蒸し暑さをひととき忘れさせてくれる北欧の音楽をご紹介します。
残念ながら私は北欧には行ったことは無いのですが、今の季節に特に気持ちの良さそうな国がノルウェー、スウェーデン、フィンランドでは無いでしょうか?日本のようなベタベタした湿気とは無縁で、冷涼で水と緑に溢れ、ヨーロッパとはまた一味違ったセンスの良い街並み☆北欧家具は本当に素敵ですよね。



まず1人目はノルウェーの大作曲家グリーグ。グリーグと言えばペール・ギュントやピアノ協奏曲は誰もが耳にした事がある代表作ですが、グリーグは「北欧のショパン」とも言われるほど、ロマンチックな美しいピアノ小品を数多く残しました。生涯に渡って作曲し続けた叙情小曲集は、全66曲もある宝石箱のような曲集です。私もまだまだ多くを語れるまで研究も演奏もしていませんが、小さな宝石が詰まった箱から、自分のお気に入りを探し出すのは楽しいこと間違いなしです。どれも短い曲ばかりで、“春に寄す”“トロルドハウゲンの婚礼の日”“ノクターン”等と言うように題名も付いているので是非とも聴いてみて下さい。
ムストネンとヤブロンスキーと並んで“北欧の3羽カラス”と呼ばれるアンスネスの知と情のバランスが取れた演奏でどうぞ。アンスネスは叙情小曲集66曲全曲をグリーグ自身が使っていたピアノで録音しています。



グリーグがたった1曲だけ残したピアノソナタも名曲です。特に2楽章は何とも言えない純粋な美しさです。北欧独特な空気を感じる事が出来ます。敬愛するスペインの小さなピアノの女王ラローチャの演奏でどうぞ。収録曲、いずれも素晴らしいです☆

◆ロマンティック・ピアノリサイタル(ポリドール株式会社)

アリシア・デ・ラローチャ(ピアノ)

<収録曲>
シューベルト:ピアノソナタ13番、即興曲
メンデルスゾーン:カプリッチョ、厳格なる変奏曲
グリーグ:叙情小曲集よりノクターン、ピアノソナタ





次はフィンランドの作曲家シベリウス。シベリウスは主に交響曲に名曲、大曲が多く、ピアニストには縁が薄い作曲家ですが、数は少ないものの生涯に渡ってピアノ小品を書き続けました。交響曲のイメージとは裏腹に、最近流行りの超絶技巧とは真逆の穏やかで簡素な染み透るような美しい世界。樹の組曲の白樫やポプラや孤独な松の木の連なり。夜想的情景の星のまたたき。



フィンランドと言えばもちろん日本人ピアニスト舘野泉さん。長年フィンランドに住み、数年前にはコンサート中の脳溢血で右手は不自由になられてしまいましたが、ちっとも屈することなく左手だけのピアノ曲の発掘、コンサートやコンクールまで展開されようとしています。
そんな北欧の作曲家作品のスペシャリスト舘野泉さんのフィンランドへの深い深い愛に満ちた、紡ぎ出されるような演奏に感動します。
◆村の教会:シベリウスピアノ名曲集(EMI)
\1300

全15曲収録

聴き終わった時には、幻想的なフィンランドの大地に佇んでいる心地になりそう!


◆フィンランド名曲コレクション(ポニーキャニオン)

2枚組
\2100


全35曲収録の2枚組でこのお値段!シベリウスがメインですが、メリカントやカスキと言った、ほぼ無名のフィンランド作曲家作品の切なくも温かな音楽に魅せられます。

更にこのコンパクトバージョン(全26曲)が、ワーナーミュージックよりなんと僅か千円で出ています!




◆アンド・セレニティ ― 瞑想するグレン・グールド(SONY)

\2520


全16曲収録


小品ばかりを集めた極上で至福のやすらぎな1枚。
シベリウスのソナチネやグリーグのピアノソナタの2楽章、バッハやメンデルスゾーン、ブラームスからR.シュトラウス、スクリャービンまで、まさにグールドワールドに引き摺り込まれる1枚です。

最後にグールドの印象的な言葉を。
~芸術の目的は、アドレナリンの瞬間的な放出ではなく、驚きと穏やかな心の状態を、生涯かけて築いてゆくことにある~


同じ芸術をする者として、深く胸に響きます。


シベリウスを聴いてフィンランドに赴き、グリーグを聴きながらノルウェーの森でも読み直してみたいなぁ。

皆さんも素敵な週末を☆