小さな花と大きな木☆パリ帰りグルメ猫とピアノ日記 in 宮崎-090115_1805~03.jpg
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実は我が家にはとってもしょぼいポータブルテレビしかありません。ハズカシ(^_^;)
数年前までは普通のテレビ(と言っても20年選手のですが)を見ていました。
ところが激しい台風で、前年の電話線に引き続き、屋根に設置してあるテレビのアンテナがぶっ壊れたので見られなくなりました。
これを機に、あんまりテレビは見ないワケだし、とアンテナは壊れたまま取り外してしまいました。そして卓上にも置けるノートパソコンぐらいの大きさのポータブルテレビになりました。防水コードレスで使えるのでお風呂や屋外でもテレビが見られる、が売りなようですが元々テレビをそんなに見ないのでやったことはありません。CDとDVD再生にも使えます。アナログな我が家ではテレビ1つで感動な機能が揃っています(笑)




私が毎日必ず見るのはニュースぐらい。あと見るのはやっぱり動物番組(^w^)ドラマは毎週続けて見なければならないのでまず無理です。録画と言うこともしません。
だいたい我が家ではケーブルやBSも入れておらず、宮崎ではなんと、NHKと教育テレビの他には民放が2局の計4局しか無いのです!民放2局が日テレからフジテレビからテレ朝からテレビ東京の番組をチョチョっとかいつまんで放送するのです。だから月9とか言うものも無いし(もしかしたら違う曜日の夕方とかにやっているのかも。調べた事がありませんが)、今頃になってお正月番組をやっていたり平気でします(^▽^;)




テレビによって得られる情報や笑いや感動は勿論ありますが、何時間も続くとどうしてもうるさいと思ってしまいます。特にCMとバラエティーなんかで同じシーンを何回も何回もリピートするのは耳が痛くなってしまいます。
日本のCMって全般に急に音が大きくなりますよね?あれはもう少し考えて欲しいなぁ。




テレビを見だすと、テレビに何となく合わせなくてはならなくなるのも厄介です。私のようにぐーたらだと、見始めると口を開けてボヤ~っとついつい何時間、と言うのも困りものです。やっぱり子供の頃からあんまりテレビを見る習慣が無かったせいか、テレビが長時間つけっぱなしなのはどうも疲れます。目もそうですが、耳が疲れます。音が無いと寂しいと言う人とは逆に、私は無音状態の方が好きです。無音の宇宙はあらゆるイマジネーションを膨らませてくれます。
それにテレビよりも面白いノアゴンとバージュ愛の劇場(笑)や、自然や音楽は毎日毎日飽きる事がありません!



フランス時代は今以上にテレビと無縁でした。
渡仏して直ぐに、日本へ帰国する方から頂いたテレビは半年ももたずにプシュンと言う音と共に映らなくなり、そこからラジオオンリー生活が始まりました。
フランスのラジオは面白くて、各局の専門がとてもハッキリしています。例えば24時間ひたすらニュースを放送する局や、ロックオンリー、懐かし系オンリー、ヒット曲オンリー等など。もちろんクラシックオンリーの局もありました。その名もラジオクラシック!(まんま(笑))ほぼ24時間クラシックだけが放送されるのです。私のラジオオンリー生活=ラジオクラシックオンリーな生活でした。



今のようにPC、携帯も普及していなかった為、パリと言う都会にいながら非常に浮世離れした生活だったかもしれません。新聞を毎日買うはずもなく(日本のような新聞配達制度はありません)、毎日ピアノ浸けな日々でニュースから遮断されていました。(ちなみに日本の新聞のようにテレビ番組表と言うのはありません)
そしてなんと、あの9.11テロも、驚いて日本から電話して来た母から知ったと言う有り様でした。9月はまだバカンスだったので学校は休み、まだフランス国内はのんびりモードでした。慌ててラジオクラシックからフランスアンフォ(24時間ニュースだけの局)に切り替えて聞きました。なので、あの日からしばらく続いたと言う衝撃のあの映像は、結局テレビでは何ヶ月か経ってやっと見た次第です。
当然日本にたまに帰国した時は浦島太郎状態でした。




一方明るいニュースでは、私が渡仏したのはフランスでW杯が開催されていた真っ只中だったのですが、フランス開催でフランスチームが優勝の快挙!
フランス人にとってこれほど嬉しい事があるか?と言うぐらいに人生の中でも特に素晴らしい出来事だったと思います。フランスのサッカー熱は日本のそれとは全く比較になりません。この時、街のあちこちに大スクリーンが設けられ、あらゆるカフェのテレビで試合が放送されていました。うちの近所にも大スクリーンが立ち、見たい試合があればそこへ行って応援団と共に見ていましたが、例え見ていなくてもフランスチームの動向は全てわかりました。フランスがゴールを決めれば、アパートに居ようが街を歩いて居ようが、四方八方から歓声と車のクラクションと足を踏み鳴らし拍手をし、フライパンだか鍋だかを叩き、大喜びで街全体(いや国全体かも!)が揺れるのです!
この期間はみんな少々のことでは怒らず、ニコニコニコニコしていた気がします。




前にも書きましたが(3月29日「パリの治安と留学生活」参照)、私はピアノが弾ける場所と言うことで治安の悪い場所に住んでいました。
ある日、1人での薄暗い帰り道、悪い青年たちに囲まれてしまいました。
“金くれよ”と言う彼らに内心は冷や汗タラタラでしたが、何たらかんたらと和やかなふりをして交わしつつ、アパートの柵の中に早く入ろうとジワジワと歩いていました。
その時に真横を歩いていた青年にふと目を止めた私。誰かに似てる!あ~、フランスチームの花形選手ティエリ・アンリだぁ!

“ねぇ、あなたティエリ・アンリに似てるよね~。”
と私が言ったとたんに青年の顔がニタ~っと緩みました。ちょうどその時にはアパートのセキュリティ柵の前まで来ていたので
“もぅこんなことしちゃダメだよ”
と言って、スタコラサッサとアパートに入りました。その効果はあったかわかりませんが、2度とティエリ・アンリ君には出会いませんでした。



そう考えてみると、テレビと言うのもなかなかな仕事をしています(凄いまとめ(笑))。