080808_1837~02.jpg
今日9月18日はノアゴンうちの子記念日☆
私がパリで犬を飼いたいと騒いでいたら突然猫を飼おう、とpopさんが言い出した為に日本人新聞に出ていた“子猫差し上げます”の広告に電話したクダリは以前にも書きました。そしてヴェルサイユ在住の日仏家族のJさん宅に伺うことになったワケです。それが6年前の今日のこと。。。



私の住むパリ郊外のアパートからヴェルサイユまでは凡そ30分ほど。猫について全く何も知らなかった私とpopさんは、取り敢えず変な袋を一つぶら下げて見に行くことにしました。駅からのバス乗り場で案の定迷ってJさん宅に何度も電話(^_^;)Jさんは親切に明るい声で“じゃあ、うちのそばのバス停で待ってますよ。”と言って下さり、私達も無事にバスに乗れて森を抜けて5分程で到着。



まだ小さな坊やの手を引いたJさんはとっても気さくで親しみやすい方でした。popさんと同じく九州の出身と言うことで更に親近感が湧きました。そしてJさん宅に着くとなんとそこは作曲家の名前が付いた通りで、しかもお宅にはグランドピアノが! お宅は小さな花々がいっぱい植えられていて何とも可愛らしい♪ ピアノはJさんご自身が凄く好きで趣味でされていたのと、二人のお嬢さんと一番下の坊やも習っている所、とのこと。またまた親近感です!



“まぁ、テラスでコーヒーでも飲みましょう!”と素晴らしく美味しいエスプレッソを出して下さり、その日初めて会ったとは思えないぐらい打ち解けて話し込みました。フランスはもう20年以上になると言うJさん。いろいろ話すうちに“旦那さんは?”とお聞きすると“数年前に亡くなっちゃったの。”
お子さん3人とJさんを置いて逝かれたと言うのに、Jさんはそんな暗さは微塵も見せません! 異国で小さな子供達を抱えて伴侶を失った苦労は相当なものだったに違いありません。でもともかく前向きなJさん。



途中でお嬢さんも学校から帰って来て、“サザエさんを今読んでるけど日本語は難しいの。”と急に会話はフランス語に。お子さん達はみんな殆んどフランス語しか話せないのです。



そうこうしているうちにそちこちから猫がやって来ました。私達のぶら下げて行った変なバスケットに潜り込む子や、元気よく遊びまわる子、物珍しそうに私達を見に来る子。。。そんな中、ぽつねんと遠くに座っている子がノアゴンでした。他の兄弟達は貰われて行ったり、お嬢さん達が気に入っているので手放さずに飼うことが決まっていたりする中、ノアゴンだけは余りもの状態。真っ黒なのと、激しい人見知りが原因のようでした。



近付いて見に行くとオドオドと逃げようとするノアゴン。もう5ヶ月で、他の兄弟はすっかり大人っぽくなっているのに、ノアゴンは餌も余り食べていない(他の子に取られてしまって)のか、体も二回りぐらい小さい子でした。正直、私はどうしようかな?と思いました。Jさんは勿論いい方だし、今後もお付き合いしたいけど、人懐こいワケでもなく、弱々しいこの黒猫ちゃんは止めた方がいいんじゃないか、と思ったのです。



ところがpopさんが勝手に意気揚々と決定!私とすれば“まぁ、いいか。”ぐらいの感じですf^_^; 私達のぶら下げて行ったバスケットでは勿論ダメなので、ケージを貸して頂き、トイレの砂や餌まで頂いて帰途へ。帰り道の電車の中、不安そうに弱々しく鳴くノアゴン。ますます大丈夫かな?と思う私。



家に辿り着き、ケージを開けると一瞬固まった後、一目散に走ってソファーの裏に飛び込みました! さすがにソファーの裏は埃っぽいので引っ張り出すと、今度はクローゼットへダイビング~!
可哀想なので暫くはソッとしてあげることに。辺りも薄暗くなった頃、クローゼットのカーテンを静かに開けるとオドオドしながらも逃げないノアゴン。ゆっくりと撫でてあげていると次第に緊張は和らぎ喉をグーグーし始めました。



その後、1週間近くはこんな状態でしたが、初めて味わう愛情独占の1人っ子に満足しているようでした。
今ではグルメな哲学者のようなノアゴンですが、実はびっくり屋のオドオド君だったのでした(^w^)
その後、Jさんをパリの私のコンサートやアパートにご招待したり、今でも手紙や電話で連絡をし合っています。
そのたびに“ノアちゃんが一番幸せになったわ!”と言って頂いて嬉しく思っています☆後からノアゴンは5人兄弟の長男だったと聞いてかなり驚きましたが。

今ではすっかり私の恋人ですo(^-^)o
うちの子になったあの日のパリは爽やかな快晴でしたが、今日の宮崎は台風(゜∇゜)うちでまったりノアゴンと過ごします☆