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うちのpopさんが話してくれた、本当にあった不思議な話です。
登場人物はpopさんのおばあちゃんと、幼き日のpopのお母さん。




時は第2次世界大戦の終戦の頃の宮崎の田舎。ある晴れた日の午後でした。まだ12歳ぐらいだったpopのお母さん(以外Gちゃん)が家の周りを一人で散歩していました。ここは田舎なので、戦争中でも時々空襲で防空壕に入った以外は、食糧が少なかったぐらいで割りに平穏な日々でした。




草むらから何やらガサゴソと音がするので見てみると、日本の兵隊さんがGちゃんに敬礼して歩き去りました。



家に戻ったGちゃんは
「母さん、兵隊さんが居たよ。」
と報告。


おばあちゃんは
「こんな所に兵隊がおるもんかね。見間違えたんじゃろうが。」


Gちゃん
「いいや、絶対見た!若い兵隊さんじゃったよ。」


おばあちゃん
「そりゃ、こんな所でおかしな話じゃねぇ。」




その話は、真相わからぬまま夕方に。
すると、いつの間にか家の中に一匹の猫が。



すかさずおばあちゃんが
「こりゃ、猫! うちの中に入るもんね!出ていかんね!」
と言って猫を外へ追い出しました。




しかし、暫くするとまたその猫は家に入り込んでいます。また追い出すおばあちゃん。何度追い出しても猫は入って来る。。。




仕方なく放っておくと、夜になって猫は居なくなっていたそうです。




しかし、それから程なくおばあちゃんの弟が戦死したとの知らせが。悲しみの中でもこれが何か引っ掛かり、気になったおばあちゃん。数日後、大分の巫女さん(霊媒士って言うんでしょうか?)の元へ、Gちゃんも伴われて行きました。




おばあちゃんは最初、巫女さんにただ
「弟が戦死してしもうたから、話せるもんなら話しがしたいから呼んで下さい。」
と言ったそうです。




巫女さんの中におばあちゃんの弟の魂が宿ったらしく(私、あんまりこう言うの詳しく無いので、言い方が違うかもしれませんが)、 弟の声が巫女さんを通して話し出しました。



弟は
「姉さん、俺は戦地で鉄砲の弾に当たってしもうたわ。痛かったよ。」
等と戦地中国で撃たれて自分が死んだ話を始めたそうです。




暫く話しているうちに、おばあちゃんが
「お前、少し前に、うちに来たじゃろうが?」
と問いました。あの兵隊と猫のことです。




しかし、疑り深いおばあちゃんはわざと
「お前、犬になってうちに来たじゃろう?」と尋ねると、弟は笑って
「姉さん、何を言いよっとね。バカじゃね~、ありゃ犬じゃなくて猫よ。」
と答えたと言うのです!




その後、Gちゃんが見た若い兵隊さんも、その弟だった事が判明。巫女さんには十分なお礼を言って帰ったそうです。




こんな事ってあるんでしょうか? でも本当にあった話です。Gちゃんが嘘を言うワケも無いし、実に不思議な話です。余り、霊とかには関心も無く、信じる事も無い私でしたが、理屈では割り切れない世界ってあるんだなぁ、と思うようになりました。