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宮崎名産の完熟きんかん。その中でも“たまたま”と“まるかじり”は最近、東国原知事がよく宣伝している、完熟きんかんの王様です。完熟きんかんの中で、特に大きくて糖度も高い物だけが“たまたま”と呼ばれ、たまたまよりも少し小さい物が“まるかじり”です。規定は、まるかじりは糖度16度以上、たまたまは糖度18度以上で大きさが直径3,3cm以上の物。両方合わせても、全体のきんかんの2~3%にしかならないとか。



みかんと大して変わらぬ、ピンポン玉近い大きさにまずびっくり!艶やかで鮮やかなオレンジ色は宝石のよう☆こんなに大きくなる訳は、ツボミのうちに摘花に摘花を重ねて、一本の木になるきんかんの量を普通の何十分の一にも減らしているから。それによって一つ一つのきんかんに栄養がたっぷりと行き渡り、大きさも甘みも載って来るんです。



普通のきんかんと品種は同じなのに育て方ひとつでこんなにも立派なものが出来るって凄いと思います。普通のきんかんって皮は何とか平気な顔して食べられても、中身は“ぐぅっっ、酸っぱいぃ”ってなっちゃう。ところがたまたまやまるかじりは皮は勿論、中身も甘くてジューシー!終始ニコニコして食べられます(笑)勿論ハウス栽培の為せる技。温度管理も重要なポイントなので、露地栽培では無理です。本当に美味しくて、私も大好きな味です。



ところがこのたまたまとまるかじりが、知事の宣伝効果で大変な人気。全国に知れ渡り、値段が去年おととしの2倍に跳ね上がった!
去年は柑橘類全般が裏なりの不作の年だったので仕方ないのですが、今年は、先日スーパーで見たところ、たまたまが1kg入りが一箱 なななんと9800円(◎o◎)高い!



おととし迄は、青果の集荷場の知り合いから安く分けて貰える事もあって、1kg一箱が800円でした!だからシーズン中に何箱も買って思う存分、楽しんでいました。これはたまたまでは無く、まるかじりの方でしたが、大きさがややたまたまよりは小さいだけで味は全く引けを取らず甘くて美味しいのです。



その集荷場の知り合いに聞いたところ、宣伝の効果は抜群で「引き」が激しい為、品薄状態が続いているんだそう。とてもじゃ無いけど、前のように一箱800円でなんて分けてあげられないって(;_;)



仕方ないので、今年は生産者の直売所で、まるかじりの“傷物”の袋入りで我慢。それでも300g程で500円しました。でも、傷物と言うけどどこに傷があるかわからないぐらい品は綺麗で味も良かったからいいか!写真のきんかんがそれですが、なかなか大きくてツヤツヤしてるでしょ?私の手は小さいので、2~3個のせるのがやっとです。



農家の方達は、急に高値が付いてさぞかし喜ばれているでしょう。でも品薄で、更に頑張って沢山作らなければならなくなって嬉しい悲鳴、と言った所でしょうか?



それにしても、日本って果物をより甘く、より美味しくする研究に余念が無いですよね。こんなに頑張ってるのって日本だけじゃないかしら?研究して手間暇かけて…美味しいけど高価なわけです。フランスの果物は、種類も豊富だしとても安いけど、日本のみたいにどれもこれも甘いと言うわけにはいきません。安いので、日本の様にお見舞いやお祝い等のギフトで果物を贈る習慣もありません。




消費者である宮崎県民としては、“こんなに美味しいのにこんなに安い!”って物が無くなるのは…ちょっぴり知事を恨みます(笑)
宮崎県内で9800円だもの、都会のデパートなんかに並んだら一体いくらしてるのかしら?知事が“バレンタインには宮崎完熟きんかんたまたまを送ろう!”と呼び掛けていますが、高価過ぎて手が出ません。でも、もし箱売りじゃ無くて、小さなパックとかで売ってて、手の伸びる値段だったら(笑)是非とも試してみて下さい。勿論、生食でどうぞ!