そろそろ受験シーズン到来ですね。センター試験はもう間近です。受験なんて物は私にはだいぶ昔の話になりつつありますが(^_^;)




この受験に付きまとうのが`緊張'と言う、自らの中に棲む敵。受験や面接、私達のように楽器を演奏する者にとっては特に手強い相手です。受験だけでなく、就職試験や、大勢の人前で発表や演説しなくてはならないとか、会社のプレゼンなんかにも付いて回る物ですよね。緊張に飲まれてしまった、緊張の余り大失敗してしまった、なんて経験は誰しも一度はあるのでは?




私も小さい頃からピアノで、発表会やコンクール、試験、コンサートを数々やって来たので人一倍の経験有り!緊張で思う様に弾けなかったり、どんな風に演奏したのかさえよく覚えていなかったりと言う事も(汗)




しかし、だんだんとそれを上手く克服できる様になりました。良い緊張感は保ちつつも、決して緊張に飲まれないで自分の力を出し切れる為の感情のコントロールが掴める様になったのです。




楽器演奏は時間の流れと共に成立する物ですから、筆記試験なんかと違って“あぁ、間違ったぁ!”と消しゴムで消す訳にはいかない、やり直しのきかない物。フィギアスケートとかの選手を見ていてもよくわかりますが、一発勝負の中での緊張感は否が応にも高まろうと言うもの。カチンカチンに緊張で体を強張らせてスッテンスッテンと転んでいる子を見ると可哀相になってしまいます。




それならこの極度の緊張を和らげるにはどうすればいいのか?



完全にリラックスするなんて絶対無理ですし、よく観客や試験官をカボチャと思えなんて言いますが、どう頑張って見てみても当然ながら彼らは人間です(^_^;) 手の平に`人、人'と書いて飲むって言うのも勿論効き目無し。迷信かおまじないみたいな物ですかね。




人間は脳みその働き一つで何でも出来てしまうもの。ちょっと考え方を転換させれば緊張の海に溺れてしまう事はありません。




先日テレビで脳科学者の茂木先生がおっしゃっていた事。すぐに怒りを爆発させてしまう人(時)は脳の回路が一つになってしまっているそう。脳の回路を沢山持つ事で様々な考えが生まれ、怒りまっしぐらになる事がなくなると言うのです。




この事は緊張とも似ているのではないかと思います。緊張している自分を更に緊張だけに追い詰めてしまう。
今日ここに来ている観客や審査員はどんな気持ちでいるのかな?と考えたり、自分がやろうとしている事(私達の場合は弾こうとしている曲)のおさらいを頭の中で順序だてて行ったり。




余裕があれば終わったら何しようかなぁ、とか何食べようかなぁ、と考えたり。 あの人可愛い服着てたなぁ、とか面白い格好してるなぁ、まで考えられればかなりのもの。




あとはしっかりとシュミレーションを行い、準備と努力をしっかりしておく事は大前提です。そして始まってしまったら何が起ころうと動じない!強い集中力を持って突き進む事です。聞いている人や見ている人の立場から言えば、緊張している人を見に来た訳でも無いし、失敗に萎縮する様子が見たい訳でもありません。堂々とした発表やのびのびとした演技や感動させてくれる演奏を待っているハズ。それに応えるのが相手の立場に立つ、と言うもう一つの脳回路☆




それから体調面の管理も重要です。ヤワな体では緊張に立ち向かう精神も持てません。前日ぐらいはたっぷりと寝て、本番前は適度に何か食べておいた方がいいみたいです。餌切れになると脳に血がいかなくなっちゃうしエネルギーも沸かない!まさに`腹が減っては戦は出来ぬ'です。
それと静かで深い呼吸に整えた方が心臓がドキドキしませんよ!




折角準備を重ねて来たのに、本番で緊張して成果が出せないなんて残念過ぎるし何よりモッタイナイ!もう土壇場まで来たら、ちょっぴり偉くなったぐらいのつもりで自分は凄いんだ!と言う気持ちを持って。雄弁な語り手や素晴らしい役者さんになりきって、存分に力を発揮したいものですね。




あとの結果や評価は自分の力ではどうしようも無いから、もう野となれ山となれ。何より自分が納得の行くものが出せたかと言うのはとても大きいと思います。




こんな私の経験談が少しでも受験生のみなさんや緊張症の方に役立てば嬉しいなぁ(*^_^*)

しかし、歳を重ねるごとにだんだんと図太くなって来ているのか、なんだか今となっては緊張して心臓をドキドキさせていた事もちょっぴり懐かしい様な…(^。^;)