稲垣えみ子さんと大原扁理さんの対談をまとめた本です
お二人に共通することは
物凄くはしょって言うと
お金に頼らない生活
をされていることでしょうか
稲垣さんは50歳で朝日新聞を退社され、フリーのライターとしてテレビに出たり文章を書いたりされています
その生活が特徴的で
古いマンションに電化製品なしで生活されています
冷蔵庫無し(え?)洗濯機無し(お?)エアコン無し(!)
ガスの契約無し
そして大原さんは、年収90万円で暮らしています
お二人とも様々な理由でそのような生活に行き着いたのですが、今の生活を最高に楽しんでいらっしゃいます
さて、タイトルのシン・ファイヤー
シンは、新、とか真と言う意味だそうです
ファイヤーはFIRE(Financial Independence Retire Early)
(経済的に自立して早期リタイア)
定年を待たずに引退し、あとは好きなように暮らすライフスタイルのことだそうです
FIREは、稲垣さんのような自由な生活かと思いきや、一般的な意味は違うようです
巷に出回るFIREの書物は、投資でお金(目安は5000万円)を貯めてから好きなように暮らすということがメインで、要は投資のテクニックについての内容なのだそうです
一般に解釈されているFIREとお二人のFIREは逆の内容なのですが、経済的に自立して早期リタイアということでは同じです
お二人は、人、世界との繋がりを外せないポイントとし、みんなが幸せになることを前提に生きておられるように見えます
自分だけという閉じた世界ではなく、自分と世界は連動しているという世界観なのです
自分の良い行いが、ひいては世界に良い影響を与える
そのことを考えた上で自分の行動を決めてゆく
決して押し付けがましいわけではなく、自分のやり方で、楽しんで行動されています
そこまで考えた上でこの生活なのね、と全ての行動に納得がいくのです
お金の使い方に対する考えも独特で、お金自身が喜ぶような使い方をしたいとか、他人も喜ぶ使い方を意識しておられます
そして、助け合うことや人に親切にすることを大事にされています
人様の力をお借りして、自分も人様に返していく
そんな繋がりをたくさん持つことで、お金が無くても生きてゆく知恵を自ら作り上げておられます
なあんだ、お金って無くても大丈夫じゃん
という最強の生き方をされていると感じました
だからと言って単なるお金不要論では無く、お金の大切さや利点も十分に論じられています
植え付けれらた価値観や常識にとらわれずたどり着いたお二人のシン・ファイヤー
読み応え抜群でした
人の生き方は様々
お金への考え方も様々
お金があろうとなかろうと
何があろうとなかろうと
条件に関係なく、自分が満足のいく楽しい生き方の法則が見つかれば、定年前だろうがとっくに定年になっていようが
ええんと違うんやないんでしょうか
と、手遅れのBBAは思うのでした


