最近、韓流ドラマ「火の女神 ジョンイ」
にハマって毎朝見ております。

今まではほとんど韓流ドラマを見ていなかったので、
なんであんなに人気なのかわからなかったのですが…。

この「貧しい身分の主人公が王宮でがんばる系」→勝手に命名
に人気があるのはわかる気がします。

日本でも、「生まれた境遇にめげず自分の運命を切り開く」
みたいな物語って昔から人気ありますよね。

NHK朝の連ドラや大河ドラマでは王道ストーリーって感じです。

私が思うに、日本の民放ドラマでそういう「ひたむきにがんばる系」
のストーリーでおもしろいものがなくなった為、そういうストーリー
を求める方が韓流ドラマに流れたのではないでしょうか。

特に、団塊世代で職業婦人として女性の社会的地位を
切り開いてきた世代に人気があるような気が(勝手に)しています。

私はゆとり世代に入りかかった世代なので、私の母親世代の言う
「努力!!」「不屈の精神!!」みたいなのは正直うんざりでした。

けれど、30代半ばになった今このドラマを見ていて思うのは
こういう時代を切り開いてきた女性たちがいたからこそ、
私たちは女性であっても好きな職業に就き、
役職に就くことができるようになったんだなと。

場所によってはまだまだ男女差別を感じることはありますが。

それでも、過去と現在では女性の立場はずっと開かれているんだと
ドラマを歴史的な流れとして客観的に見て感じました。

このドラマを見ていて、オーラソーマのオリーブグリーンが浮かびました。

主人公の女の子は誰からも絶対に「叶わない」と言われ
呆れられるような途方もない夢を抱き努力を続けてきました。

最初は、父親を殺された復讐心から抱いた夢だったのです。

自分自身が何度も辛い立場に立たされ、周りの人たちも巻き込んで
窮地に追い込まれていくうちにその夢を抱いて前へ進むことを
阻まれる出来事が相次ぎます。

おそらく、普通の人ならとっくに諦めます(笑)

ドラマということもあるかもしれませんが、
あの時代、受ける仕打ちが本当にひどすぎます。

殺されかけ、命は助かったものの視力を失う主人公。

現実的に考えて、誰がどう見ても夢を叶えることはもうできない…。

そうなった時に主人公は自分自身に問います。

そして、今まで掲げてきた「復讐の為にその職業に就く」
という選択肢を取り下げました。

今まではその目標を達成する為にがんばってきたけれど、
本当に夢を諦めないとならない状況になった時、主人公は
「ただ器を作りたい。千人、万人の為に器を作り人の役に立ちたい」
と望んだのです。

すると、奇跡が起こります。

視力が回復し、追い出された職場にまた戻る機会が与えられ、
二度と働きたくないと思った職場復帰を自らも望みました。

その後も復讐劇が繰り広げられ、紆余曲折ありますが
主人公は最初に夢見ていた「沙器匠」になることができたのです。

当時、どんなに実力があって努力をしていても昔からの
言い伝えや男女差別によって女性で沙器匠になった者はいなかったのに。

彼女の功績に男性の仕事仲間たちは驚き、そして喜び、
女性の仕事仲間は希望を見出したのです。

オリーブグリーンの「フェミニンリーダーシップ」
そして「希望」

女性的なリーダーシップというネーミングなので以前は
なんだかもっと優しいというか柔和なイメージを持っていたのですが
オリーブグリーンの持つ「苦味」や「信頼」の深い意味がわかった気がします。

女性だからこそ受けてきた、感じてきた「痛み」や「苦味」。

それを超えて前へ進んでいくのはとてつもない恐怖と不安がついてきます。社会的に進出しようとしたことで実際に殺されてしまったり酷い目に遭った女性たちの存在を知っているのだから。

自分の身の安全と日常の小さな幸せの中に生きるのならば
そんな不安や恐怖にさらされることはありません。

主人公もさすがに一度は諦めようとしました。
でも、諦めようとした時に小さな幸せを望む自分が死に、
本当の望みに気づいたのです。

その望みに気づいてからの主人公はもう、
夢を叶える為の手段にこだわりませんでした。

命をかけて戦いを挑みました。
策を練り、汚い手も使い、たくさんの人を巻き込みました。

でも、人を殺したり傷つけたりはしませんが。
男性的な戦い方と女性的な戦い方はここが違う感じですね。

そんな彼女を見ているうちに、今まで「いい子ちゃん」で
遠慮しながら生きていた人たちも目覚めていきます。

絶対に自分の望みを叶える!!そして
自分が思い描く理想の世界をつくる!!と。

フェミニンリーダーシップは、とても苦いなと思いました。
希望を見出す前の、絶望的ともいえるような強烈な苦味。

その苦味を味わいながら、それでも自分自身を信頼し
男女関係なく仲間に助けを求め、自身も仲間を助けながら
歴史的な偉業を成し遂げた主人公。

そしてたくさんの仲間から祝福を受ける。

これがオリーブグリーンのテーマなんだろうなぁ…。

なんだかふと、考察してみたくなったのでした。

「火の女神」というだけあってレッドパワー炸裂ですけどね。笑

復讐とか兄弟の世継ぎ争いとか、韓流ドラマ自体がレッドにまみれてますね。こういうストーリーってやっぱりわかりやすくて盛り上がるのかな~。

まだ終わってないので、来週どんな展開になるのか楽しみ♪


☆B91☆